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第7回

  • トイレや駅のエスカレーターの手すりで、抗菌加工という表示がありますが、どの程度効果を期待して良いのでしょうか。どちらも不特定多数が接触する場所なので、ちゃんと効果があってほしいですが。
    どの程度の効果があるかは私も知りませんが、そこで菌が繁殖しやすくはない、程度に考えて、外出して戻ったら手洗いするとか、そういうところを触った手でそのままものを食べないといった注意は必要と思います。
  • 先日疑問だった電気分解の話を聞いて、「純水は電気を通さない」ということが納得できたのでよかったです。肩こりや頭痛に効果のある磁気ブレスレット、ネックレスといったものが売っているのですが、どのくらい効果があるのですか。
    健康情報を評価するフローチャートに当てはまるような実験事実がないなら根拠無しと判断してください。売ってる側が体験談以上のものを示していないなら無視してかまわないかと。
  • 専門誌、論文などに書かれていることは審査を通っていたりするので基本的に正しいことが書かれており、テレビのバラエティなどで言っていることは数人の被験者を抽出して実験を行うだけなので、正確さに欠けるということが分かりました。それについてですが、学術的な論文よりもTVのバラエティの方が広く一般的に見られるものであるので、間違っていることが「みんなの常識」として広まってしまうのでしょうか?(そうなってしまったら、少数の学問人が異議をとなえても「一般に言われているのはこう」となってしまい、何が「正しいこと」なのか分からなくなってしまいますね…)
    すでにそうなっています。その結果がマイナスイオンブームであり、最近の水素水ブームです。
  • キレートレモンという飲み物の「キレート」は錯体作用を表していると思いますが、「老廃物を取り除く」という意味の「キレート」との混同を狙っていると考えていいですか??
    それ以前にどの物質をキレートするのか(どの物質とどんな錯体を作るのか)がはっきりしませんから、何かのイメージだけを狙ったものと考えるしかないかと思います。
  • 私が小学生のころに、「〜型の説明書」という血液型によるその人の性格、行動などの書いてある本のシリーズが流行したことがありましたが、ほとんど楽しみ程度で読むことが大切であったのですね。小学生の時分では真に受けてしまうこともあったので…。
    楽しみでも読まない方がいい本だといえます。読む人が居て売れるとなるといつまでもそういった本を出し続けて、結果騙される人が居続けることになります。
  • いつも講義を聞いて感心しています。その中で、天羽先生が興味をもった商品もとりあげてほしいです。
    特に健康効果など謳っていないスーパーで普通に売っている食べ物飲み物は買ってますが、宣伝で興味を持つことはないです。科学として変な説明がついているものは、講義の教材として興味を持っています。