Theory of Electric Polarization
Carl Johan Friedrich BoettcherのTheory of Electric Polarization (vol 1, vol2)は、amazon.comでも品切れで、マーケットプレイスにも出品無し。どうやらここ数年、本当に入手が困難らしい。
1990年頃、TDRをやることになって、東大の図書館で借りてコピーした。その頃は、神田の、三省堂の左隣あたりの古本屋(名前失念)に、Elsevierから出ていたものが2冊あったが、1巻が2万円超、2巻が3万円超で、貧乏院生には手が出せなかった。
その後、博士課程で再びTDRをやることなり、思い切って買うことにした。ネット書店で注文したら、円高で多少は安くなるかと思ったけど、日本円でやっぱり2冊セットで5万円ほどの値段になった。届いた本は、Elsevierとは書いてなくて、装丁も多少違っていた。多分、版権を別の本屋に売ったのだと思われる。
amazon.comではElsevierのものがいくつか出るがどれも入手不可能。さすがに、値段が高いのと買う人が少ないのがネックになったのか。Dover版でも出せば、安くなることもあり、地道に売れると思うが……。
参考文献として、教育用に引用するときは、入手困難だということも伝えておかないといけないようだ。