奥村本第6版付録のDVDから、TeXのインストール先を変更せず、/Applications/TeXLive以下にインストールした場合の設定。
http://www.xm1math.net/texmaker/から最新版をダウンロード。
このままでは日本語が出ない。popplerをインストールするのが、いちいちファイルのコピーをしなくても済む簡単な対策だが、推奨されているインストール方法はbrewを使うことになっていて、brewはMacにインストールされていなかった。そこで、まずはbrewをインストールする。
http://brew.sh/index_ja.htmlを参考にして、
/usr/bin/ruby -e “$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)”
とコマンドラインで入力するとbrewが入る。
次に、https://texwiki.texjp.org/?Texmaker#m8993d2fを参考にし、
strings -a /Applications/Tools/texmaker.app/Contents/Frameworks/libpoppler.??.dylib | grep poppler
を実行すると、
Unknown CID font collection, please report to poppler bugzilla.
/Users/pascalbrachet/poppler64/share/poppler
%Produced by poppler pdftops version: {0:s} (http://poppler.freedesktop.org)
と出るので、
brew install poppler
sudo mkdir -p /Users/pascalbrachet/poppler64/share
sudo ln -s /usr/local/share/poppler /Users/pascalbrachet/poppler64/share/poppler
を実行する。
次に、日本語キーボードだと、バックスラッシュ’\’を入力したいのに’¥’が優先的に入力されてしまう(’alt’+’¥’でいつでも’\’が入力できるが)のを改善する。キーバインドの変更は、https://pqrs.org/osx/karabiner/index.html.jaで紹介されているKarabinerを使う。
ダウンロードしてインストールした後、/Applications直下からkarabinerを移動させてはいけない(Macの場合、インストール後に/Applications直下のサブフォルダに入れても正常に動作するアプリがほとんどなので、うっかりサブフォルダに入れたりしないように注意が必要)。
Karabinerをダブルクリックして、Preferenceの画面で”Change Key”タブを選び、一覧の後半にある”For Japanese”を開く。その下にある、”Change Yen(¥) Key”をクリックして、
JIS Yen(¥) to Backslash(\)
をチェックする。
texmakerそのものの設定は、Preferenceより、Commandsは
LaTeX:
“/Applications/TeXLive/Library/texlive/2013/bin/x86_64-darwin/uplatex” -synctex=1 -interaction=nonstopmode %.tex
PdfLaTeX
“/Applications/TeXLive/Library/texlive/2013/bin/x86_64-darwin/pdfplatex” -interaction=nonstopmode %.tex
XeLaTeX
“xelatex” -synctex=1 -interaction=nonstopmode %.tex
LuaLaTeX
“lualatex” -synctex=1 -interaction=nonstopmode %.tex
Bibtex
“/Applications/TeXLive/Library/texlive/2013/bin/x86_64-darwin/upbibtex” %.aux
Make index
“/Applications/TeXLive/Library/texlive/2013/bin/x86_64-darwin/mendex” %.idx
dvips
“/Applications/TeXLive/Library/texlive/2013/bin/x86_64-darwin/dvips” %.dvi
dfipdfm
“/Applications/TeXLive/Library/texlive/2013/bin/x86_64-darwin/dvipdfmx” -p a5 %.dvi
ps2pdf
“/Applications/TeXLive/Library/mactexaddons/bin/ps2pdf” %.ps
metapost
“/Applications/TeXLive/Library/texlive/2013/bin/x86_64-darwin/mptopdf” –interaction nonstopmode
Aymptote
/Applications/TeXLive/Library/texlive/2013/bin/x86_64-darwin/asy %.asy
ghostscript
“/Applications/TeXLive/Library/mactexaddons/bin/gs”
のようにした。大体あってると思うが、もしかしたら一部違っているかもしれない。
Quick buildは
LaTeX + dvipdfm + ViewPDF
を指定した。
全部のコマンドを試したわけじゃないので一部違ってるかもしれないけど、これで日本語を書いたtexファイルをコンパイルして、正常に日本語が表示されるpdfができる。