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朝日新聞デジタルの記事へのコメント(2015/10/17)

 

【注意】このページの内容は商品の説明ではありません。商品説明中に出てくる水の科学の話について、水・液体の研究者の立場から議論しているものです。製品説明は、議論の最後にある、販売会社のページを見てください。

【2015/10/27追記】

 10/17にこのコメントを書いた後、朝日新聞で記事の訂正を考えていて相談先を探しているので私を紹介したいという話が理科教育の左巻先生からあった。記事には問題があると考えていたのでOKした。ちょうど高知の学会中で、メールと電話でコメントを送った。主なポイントは2つで、トルマリンで電気分解はできないこと、殺菌効果の実験の詳細がはっきりせず実際に使用する条件で確認されたかが疑わしいため後の優良誤認案件になる可能性があること、の2点である。久保報文を批判したウェブページや読んだとのこと。その後、トルマリンについては訂正があったが、効果の方はそのままで、これだとあやふやな効果を信じて購入する人が出かねない状態のままである。モノが感染症対策商品なのだから、業者の主張を鵜呑みにして効果がありますという宣伝をして、実際と違っていたら、被害者が出かねない。訂正としては非常に不十分である。さらに左巻さんの連絡先を業者(記事中の田川化工ではなくトルマリン供給会社のフロー工業の方らしい)に伝え、そちらから電凸されたという話も出て来た。裏で連絡先を伝えるのはやってはまずいだろう。電話では、はっきりは言わなかったがどう訂正するか企業と調整しているような感じだった。だったら最初から記事広告と書いておけばいい。少なくともはっきりわかったことがある。別企業の売れ行きに影響しそうなことは、正しいことであっても朝日新聞単独では記事になって出て来ないだろうということだ。

【2015/10/27追記終わり】

朝日新聞デジタルに、『シャワーヘッド「水通せば殺菌」 福岡のメーカー開発』という記事が出た。取材して書いたのだろうが、内容に明らかな間違いがあるので指摘しておく。ログインしなければ全文読めない記事であるが、批判のために全文引用する。

 薬剤を使わず、水を通すだけでレジオネラ菌などを殺菌・滅菌するシャワーヘッドを福岡のメーカーが開発した。メーカーは公衆浴場のほか、高齢者の介護施設などでの利用を想定している。

 新商品「助太刀K&D」を開発したのは、節水シャワーヘッドで知られる「田川化工」(福岡県香春町、大熊洋史社長)。ヘッドの内部に鉱石の「トルマリン」が組み込まれている。同社によると、通った水が電気分解される。ヘッド内では気泡や衝撃波も発生し、こうした原理を応用することで、細菌を破壊するとしている。

 財団法人「東京顕微鏡院」の検査でも、殺菌効果があることがわかったという。価格は8800円(税別)。

 レジオネラ菌による感染症例は増加傾向で、厚生労働省はシャワー水が感染源になり得るとして、シャワーヘッドやホースを定期的に点検・消毒することを呼びかけている。田川化工の大熊社長は「集団感染の被害が心配される温泉や公衆浴場、免疫力が落ちた高齢者の介護施設などで活用してほしい」と話している。

 同社は節水型のシャワーヘッドの製造で知られ、業務用の節水型シャワーヘッドは、全国の理美容院の約70%で使われている人気商品という。(大矢雅弘)

 明らかな間違いとは、トルマリンのところを通った水が電気分解される、という記述である。これは間違いで、トルマリンにそんな作用は無い。

なぜこの間違いが出てきたかというと、元々は故・久保哲治郎氏が固体物理という雑誌に書いた記事による。トルマリンで電気分解ができるという話は久保氏の報文が最初で、他の多くの宣伝は報文を参考にしているものばかりである。久保氏は、この報文の中で、物理と化学の初歩的な間違いを堂々と書いている。個別の指摘は、「電気石が作る水の界面活性」へのコメントで行った。記事通りのコメントを出したのだとすると、田川化工は、久保氏の説が間違いだらけであることを判断する知識が無いままにシャワーヘッドを開発したのではないかと思われる。

結果的に殺菌効果があれば商品としては良いのだが、実験条件がはっきりしないので判断は保留である。田川化工のウェブサイト何かあるかと思って探したが、サイトをうまく見つけられなかった。この場合の適切な実験条件とは、実際に使用するのと同じ条件で行うということである。すなわち、レジオネラ菌が含まれた湯をホースから流し、シャワーヘッドを1回だけ通った湯の中に菌が生きていないことを確認するという実験をしなければならない。たとえば、内部に仕込んだトルマリンをレジオネラ菌の含まれた湯に暫く浸すとか撹拌するとかして菌が減ったということが起きたとしても、実際の使用条件とは全く違うので、シャワーヘッドの殺菌効果を意味しない。このあたりの条件の詳細が明らかになってから、買うかどうかの判断をすべきである。

 

【2016/04/20追記】

 この記事を書いた当時は見落としていたのだが、田川化工はトルマリンセラミックを用いた殺菌方法で特許を取得していた(特許第5799186号)。

 特許の内容は、特許情報プラットフォームの情報検索で、番号を入れると、特許公報の全文を見ることができる。それによると、請求範囲はレジオネラと大腸菌O157を対象とした滅菌方法で、キャビテーション発生機構とトルマリンセラミックスを入れたシャワーヘッドを用いるものと、キャビテーション発生機構とトルマリンセラミックス部分を繰り返し循環して水を通過させることで滅菌するというものが書かれていた。シャワーヘッドについての実験結果は、特許公報の0036以降に書かれている。東京顕微鏡院の実験と同じかどうかはわからないが、特許取得の根拠となった実験であるので、こちらがより精密な実験であるとみなしてもかまわないだろう。

 O157についての確認は、シャワーヘッドにO157を加えた水を通過させ、通過直後の水にO157が入っていることを確認し、その後12時間水を保管してから、その水の一部を寒天培地に添付して培養したところ、殺菌率が99.95%であった、などというものである。ところが、この実験には対照実験がない。この実験操作で大腸菌が減ったことが本当であったとしても、トルマリンではない粒状の材料を通過させて、かつ同じ条件でO157の入った水を12時間保存したものを培養した時にどうなるかが分からない限り、シャワーヘッドに滅菌効果があるとは言えない。

 レジオネラの実験は次の通り。まず、レジオネラを滅菌水に加えたものを準備し、500mLずつ5つの容器に取り分ける(a)。次にシャワーヘッドを通した水(こちらには菌は含まれていない)を滅菌容器に採取し、500mLずつとりわける(b)。(a)、(b)それぞれの水を混合し、37℃に保持して、4,6,12,24時間後にレジオネラの菌を調べる。24時間後にレジオネラ菌が0になったので、シャワーを通過させた水に滅菌作用があると主張している。しかしこちらの実験にも、対照実験がない

 対照実験が無いということは、シャワーヘッドの特殊な構造や機能を利用しなかった場合でも実は菌が時間とともに死ぬ条件が満たされていたかもしれないことを否定できない。したがって、この特許の実験では、シャワーヘッドの滅菌効果を示したことにはならない。自然科学の論文がこの内容なら一発リジェクトで、対照実験を含めてやり直せというコメントが返ってくるところだが、特許なら通ってしまう。これは、特許がアイデアを保護することを主目的とした制度であり、あまりにあからさまな自然科学の間違い(たとえば永久機関など)が無い限り認める方向で運用されているからである。つまり、自然科学としては全く不完全な内容のものでも特許はとれるのである。

  対照実験付きの実験結果が出てくるまでは、このシャワーヘッドの滅菌効果は全くあてにならないし疑わしいと判断すべきである。

 

 なお、気になって対照実験で検索してみたら、高校入試に頻出であることがわかった。 実験を行う際に対照実験が必要で、その対照実験がどのようなものかを学ぶのは、中学校理科ということになる。私は中学生時代に習った記憶があるが、その後何回も指導要領が変わったので最近はどうだろうと思って調べたら、やはり中学校で習う内容だった。上記特許の申請者は中学校理科から勉強をやり直すべきである。

 それにしても、当時はここまで対照実験がクリティカルに効いてくるネタが社会に続出しているとは思いもしなかったなあ……。

 

【2015/10/26追記】 

 朝日新聞デジタルに訂正記事が出ました。

  訂正:2015年10月24日

訂正しておわびします。

■訂正:シャワーヘッド「水通せば殺菌」 福岡のメーカー開発

 「シャワーヘッド『水通せば殺菌』 福岡のメーカー開発」の記事(14日配信)で、シャワーヘッドの内部に鉱石の「トルマリン」が組み込まれており、通った水が電気分解される、との記述がありました。トルマリンは「電気石」とも呼ばれる鉱石で、加熱などで静電気を帯びることがあるとされます。しかし、水と触れただけで電気分解を起こすことはない、との指摘が複数の専門家からありました。このため、記事中の「(鉱石の『トルマリン』が組み込まれたシャワーヘッドを)通った水が電気分解される」との記述は不適切と判断し、削除します。当初の取材と、その後のチェックが不十分でした。

http://www.asahi.com/articles/ASH9Y6DRPH9YTIPE037.html

 この訂正だけでは不十分である。東京顕微鏡院の試験結果の詳細が明らかになっていない。

 元の記事が出た後、J−CASTニュースが次のような記事を出した。

朝日新聞「殺菌商品」記事が炎上状態 「トルマリン」効果の記載に疑問相次ぐ
2015/10/21 20:44

「新商品のシャワーヘッドは、鉱石のトルマリンの作用で水を通せば殺菌できる」。こんなメーカーのうたい文句を紹介した朝日新聞の記事に、ネット上で疑問や批判の声が相次いでいる。

「殺菌されるはずない」「ダメダメすぎるw」――朝日のサイト上で2015年10月14日に「シャワーヘッド『水通せば殺菌』 福岡のメーカー開発」との見出しで記事がアップされると、ネット上では、こんな声が次々に上がった。

■メーカー「シャワーヘッドを通る水を電気分解」

記事では、福岡県のあるメーカーが開発したシャワーヘッドが紹介されている。この商品では、「ヘッドの内部に鉱石の『トルマリン』が組み込まれている。同社によると、通った水が電気分解される」などとして、レジオネラ菌などを殺菌や滅菌するとメーカー側は説明したとしている。ヘッド内では、気泡や衝撃波も発生し、薬剤を使わずに細菌を破壊できるともいう。価格は、税別で8800円となっている。

根拠としては、「財団法人『東京顕微鏡院』の検査でも、殺菌効果があることがわかった」ことが挙げてある。

トルマリンは、「電気石」とも呼ばれ、微弱な電流を発生するともされる。確かに、業界紙では、水を電気分解してマイナスイオンを発生させると浄水器の紹介などで引き合いに出されることはある。殺菌作用があるとの記述も中には見られた。

しかし、国民生活センターでは、マイナスイオンをうたった商品の相談が多いとして、2003年9月5日に注意を呼びかけていた。その効果が科学的にはっきりしないと学識経験者から意見が出たからだ。当時はトルマリンのブレスレットなどが人気を集めており、広告などでうたうマイナスイオンの効果は本当なのかと疑問の声が上がっていた。

この注意喚起は、マイナスイオンによるリフレッシュや疲労回復効果などについてだったが、殺菌効果についても、公的機関などが科学的に立証したケースは見られないようだ。なお、朝日の記事では、マイナスイオンには直接触れていないが、電気分解で発生したマイナスイオンの効果を指していると理解している読者が多いようだ。

■「様々な指摘をいただいているので、適切に対処」

前出のシャワーヘッドについては、検査で殺菌効果が分かったというのは本当なのか。

一般財団法人「東京顕微鏡院」では、取材に対し、この商品の検査を14年12月に行ったことを営業部の担当者が認めたうえで、次のように説明する。

「レジオネラ属菌の何種類かでヘッドの通過試験をしましたが、殺菌効果については確かめていません。通過した後の水に含まれる菌が最初に添加したときより多いかどうかの結果は出しますが、こちらでは、その評価はしないことになっています。メーカー側がそのデータを見て、自社の判断で効果があったと公表されたのだと思います」
朝日の記事については、検査で効果が確かめられたとも読めるとして、「困惑しているところです」と漏らす。そのうえで、東京顕微鏡院のホームページ上で近く、シャワーヘッドの殺菌効果について「評価したものではない」との告知を載せることを明らかにした。朝日側とはまだ連絡を取っていないというが、状況によっては何らかの対応を検討するともしている。

メーカー側に取材すると、マスコミに対応している社長が出張中ということで話が聞けなかった。

朝日新聞社の広報部では、記事の記述については、「様々なご指摘をいただいておりますので、適切に対処してまいります」とコメントした。また、「シャワーヘッドを通した水に一定の殺菌・滅菌効果が見られたことは、東京顕微鏡院の検査で客観的に裏付けられたと聞いています。東京顕微鏡院から抗議はありません」ともした。

 東京顕微鏡院のウェブサイトを見ると、分析業務を請け負っている法人であるとわかる。

 自前で研究所や分析センターを抱えているような大企業以外は、自社の製品の開発や評価において分析が必要になった時には、こういった財団や、工業技術センターや、民間の分析会社に仕事を依頼する。どういう測定をどういう手法で、という内容は打ち合わせるが、その測定が必要かどうかということと、測定して得られた結果をどう判断するかは依頼人に完全に任されている。依頼内容自体が依頼主の企業秘密に関わる場合も多々あるので、分析会社が依頼主の開発内容にまで踏み込んで評価をすることは(特にそういう契約をしない限り)無い。また、依頼内容については守秘義務があるので、実験手法や条件などを外部に出すこともしない。

 J−CASTニュースに答えた東京顕微鏡院のコメントは全く正しい。検査をしたこと自体は既に記事になっているから認めても問題無いが、内容についても結果についても何一つ情報を出しておらず、内容をどう解釈するかは依頼主の責任だとはっきり述べている。

 依頼主に十分な科学的知識があって、足りないのは自社で分析装置を抱えて運用するリソースだけだ、という場合はこれでもうまくいく。しかし、往々にして、間違った科学っぽい俗説を信じる→その俗説に基づいて商品を開発する→俗説によればこの測定でこうなるはずだ(が、客観的には全く意味が無かったり効果と関係しない実験内容だったりする)→その思い込みに基づいて分析会社に依頼→結果を貰う→都合のよい解釈→「○○センターで効果を実証」と宣伝、という経過をたどる場合がある。こういう経過をたどりつつあることに感づいたとしても、依頼人に科学を教えることは分析会社の仕事ではないため、訂正されることはない。

 田川化工が、東京顕微鏡院の検査データをもとにして、殺菌効果があると朝日新聞の記者に説明したのだとしても、具体的な実験の詳細を出してもらってチェックを済まさずに記事にするべきではない。新聞記事中で、伝聞であっても「東京顕微鏡院が効果を実証」とやってしまうと、それなりに信じる人が出てくるだろう。しかし、実験内容が伏せられている以上、実際のシャワーヘッドの使用条件と同じ条件で、あてにしていいほどのレジオネラに対する殺菌効果があることは確認できない。田川化工が実験データに対して「都合のよい」解釈をしていないという保証は何も無い。将来、田川化工の宣伝に合理的な根拠が無いとされる可能性もあるし、その場合、合理的な根拠を欠いた内容を社会に広めたのは朝日新聞だということになる。

 実のところ、田川化工が依頼した検査内容とその解釈が適切に行われたかどうかについては、不安要素の方が大きいと考える。商品開発にあたって、田川化工が参考にしたのは、久保哲次郎の「電気石が作る水の界面活性」(固体物理掲載)の内容だろう。この報文の厄介なところは、名の通った誘電体の研究者である中村輝太郎氏と久保氏の共著の投稿論文が存在し、それが日本語の報文でも引用されていて、それなりに信頼できそうな科学の報文であるという外見を備えているにもかかわらず内容がアレだという点にある。たとえば新聞記者が初見でこの報文の誤りを見抜けるかというと、難しいだろう。しかし、田川化工は製品を開発する側であるから、自社の開発の理論的根拠とする報文の真偽を見抜く程度の知識はあって当然だし、久保氏の報文の間違いに気づかない有様では、商品開発などしてもらっては困る。ましてや今回は、初見ではなく、2003年のマイナスイオン騒動の頃に久保氏の説に基づいたトルマリンの性質の説明はおかしいという議論がなされ、少し検索するとネットにもその痕跡がいっぱい残っていた。開発をするにあたってキモになった久保氏の報文の間違いに全く気づかず、検索したら間違いの指摘が出てくるのにそれにも辿り着かなかったか見ても理解できなかったかでそのまま進んだようにしか見えない。従って、田川化工の科学の知識と理解力はその程度だと判断せざるを得ず、製品の検査内容や結果の解釈も妥当ではないという疑いを持つのが当たり前である。

 なお、東京顕微鏡院は、「2015年10月14日付 朝日新聞DIGITAL掲載「シャワーヘッド『水通せば殺菌』 福岡のメーカー開発』記事につきまして」をウェブに掲載し、次のようにコメントしている。

お知らせ

平成27年10月22日

一般財団法人東京顕微鏡院

 標記の件につきまして、当法人は、有限会社田川化工社様から依頼された、シャワーヘッドを通した水の、レジオネラ属菌の検査を実施しましたが、殺菌・滅菌効果の有無に関する評価には関与しておりません。

 騒ぎになったので、守秘義務があるなか最大限情報を出してくれたのだとすると、殺菌・滅菌効果ではない実験の結果を見た田川化工が、勝手に「殺菌・滅菌効果がある」と解釈して宣伝しているということになる。ただ、どうもそれだけでもないらしい。

 さらに、朝日新聞にアドバイスを行った左巻さんのツイートによると、https://twitter.com/samakitakeo/status/658238600178487296

朝日新聞記者が業者に言っちゃ駄目だよね。記事の業者ではなく。そこで使われていたというウンタラセラミックのG業者さん。 RT @genkuroki: うわ、左巻さんのところに直接電話がいってしまったのか。

や、https://twitter.com/samakitakeo/status/658412172117078017

ヘッドシャワーのはトルマリン原石ではなくうちの製品でその会社が間違い、うちのは偉い先生が実験してくれて…など捲し立てられました。こちらが納得できませんでした。 RT @kumikokatase: @irobutsu 左巻さんから説明されて、その業者は納得してくれましたか?

とのこと。この、電話で偉い先生云々を言った業者は、記事中の田川化工ではなくフロー工業株式会社。ここも久保氏の間違い報文を信じている。消費者ではなく事業者なのだから、報文の間違いぐらい見抜ける能力くらい持っていて当然で、久保報文に引っかかるようでは材料開発をまともにやる化学の知識は無いとみなすしかない。「偉い先生」云々を持ち出している限り、同じ間違いを繰り返すだけだろう。結局、朝日新聞は、トルマリンの滅菌効果について、フロー工業株式会社におもねって取り下げるのをやめたように見える。