科学リテラシーレポート採点基準(2007年度まで)
2007年度までのレポート採点基準。2008年度からは課題の出し方を変えたので採点方法も変更した。
配点
- 選んだネタが具体的に提示されているか
たとえばマイナスイオンを選んだ場合、マイナスイオン一般についての評論を書いたのではだめだが、具体的に製品を特定するとか、個別の情報を自分でまとめたという作業が入っていればOKとする。
本のネタでもいいが、原典を読んで引用しているかをチェックする。伝聞で判断しないのが基本だから。 - 判断するために必要な科学的知識が提示されているか
ここの部分は、専攻によって大きく差があるし、一般向けの教養講義なので、全員に対して一定の水準を満たせという要求は敢えてしない(知識の水準を満たすことが目的なら試験をすればいいので)。 - 自分の意見が書かれているか
単に、疑似科学批判サイトを読んでまとめました、というのはダメ。批判サイトを引用するのはかまわないが、批判サイトに対する自分なりの評価をしていないと意見が書かれているとはみなさない。 - 全体として議論の流れに飛躍や矛盾はないか
それぞれを25点満点として評価し、合計点を得点とする。
結論は、真偽を決める形で出さなくてもよい。ある情報が判明するまで保留、というのでもよい。ウェブサイトのパクリレポートは、発覚したら大幅減点とする。
注意事項
書いてある内容が自己矛盾してないか,議論の筋道が明確か,その議論のやり方は今後いろんな情報を判断していくのに役立つか,といった点を主に見るので,自分の考え方を他人がたどれるように書くと配点が高くなります。もちろん,他の人とかぶらないネタ(珍しい話題)を選ぶと,着眼点がいいということで加点することがあります。あからさまな手抜きはやめてください。
「これとこれを測定すれば判定できる」といった議論でもかまいません。個別具体的な細かい測定法の知識にまでは踏み込まなくてもいいです。今持っている知識をいかに有効に使うか見せることが大事です。