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第2回
- 半減期の説明がよくわかりませんでした。牛乳が透明になることができておもしろいと思った。
→ある時刻にあった放射性同位元素が崩壊して無くなり、半分になるまでの時間。
- 高校の化学でメタン、エタン…デカンと10コ覚えろとだけ言われていたので、ドロドロの液体だと知らなかった。メタン、エタンとかアルカンで触れると危ないんですか?後、半導体産業がんばってほしい。
→MSDSというキーワードでネット検索してみてほしい。製薬会社が、薬品の毒性についてのデータを公開している。
- 前回の授業よりおもしろかったです、半減期が短いものほど取扱いが楽だと言っていたのですが、それはなぜですか。多分説明を聞きのがしてしまいました。
→後始末が楽、と言ったはずですが……。一定量以上の放射線を出す物質は、取扱に管理が必要で、そのまま捨てられないとか、施設外に持ち出せないといったことが決められています。半減期が数分とか数十分程度の放射性同位元素であれば、一日二日で無くなってしまうので、その後の処分が楽だ、ということです。ただ、無くなるのが早いため、作ってから使うまでが時間との戦いになります。
- ”水素”や"酸素”という言葉はもともとあったのですか?
→元々は無かったはず。
- 水素結合の結合が切れるときはありますか?
→液体であれば、常に切れたり出来たりしていて、水素結合が保たれる時間は、1ピコ秒程度である。
- 昔の人たちは道具も完全なものじゃないのにこのような発見ができるのはすごい。
→科学の中身は、より精度の高い結果を求めることの積み重ねでもある。
- 家で氷を作ると、真ん中が白くなります。不純物があるから白くなってしまうのですか?
→白くなる主な原因は、水の中にとけている空気が閉じ込められてしまうから。紙コップに水を入れて、水が落ちてこない程度の小さな穴をコップの底の真ん中あたりに開けてから凍らせると透明になる、という話をきいたことがあるので、時間があったら試してみてほしい。
- 海底は太陽光が届かないのですごく寒いと聞いたことがるのですが、実際どれぐらいの温度なのでしょうか。海底まで凍るとしたら何度くらいでしょうか。
→水深100mの温度分布なら気象庁が出している。http://www.data.kishou.go.jp/kaiyou/db/kaikyo/etc/notice080325.html
地球内部は高温なので、あんまり深くなると、そちらの影響を受けてしまうため、逆に温度が上がる。太陽光だけでは温度は決まらない。熱流量の測定は東大地震研が継続的に行っている。
- D2O(重水)もH2Oみたいに飲めますか。
→飲める。
- すりガラスってどうやって作るのですか?
→砂を吹き付けて細かいキズを作る、といった作り方がある。他にもあるかもしれないので調べてみてほしい。
- すりガラスはどうやって製造するのか。電子の雲とは何か。
→電子が原子のどこに居るかがはっきりしないが、大体どのあたりに居るかはわかっているので、よくいる場所とそうでない場所に濃淡をつけて表すと、雲のようなぼんやりした広がりになるので、それを指して電子雲と呼んでいる。
- ペットボトルに水を半分くらい入れて凍らせると、上下左右どっちにふくらむんですか?
→手軽に実験できるはずなので、自分でやってみてください。ウチの冷蔵庫は小さすぎて氷がまともに作れないので確かめられません。
- 15Oというのは初めて聞きました。同位体存在度が無かったのは人工だからですか。
→同位体存在比に書かれるのは天然に存在しているものだけ、つまり地球が出来た時にはあったけど寿命が短くて既に無くなってしまったものは、新たに作らない限り、探しても出てこないので記載されない。
- もし、水がH/O\HではなくてH-O-Hだったらどういうことが起こりますか。(水が折れ線型ではなくて直線型だったら)また、もし、水の方が氷より軽かったら、地球はどうなっていましたか。生命は生まれたでしょうか。
→直線分子になってしまったら、分子の電気的な偏りが出なくなってしまい、今の水よりも、何かを溶かす性質はずっと少なくなるだろう。熱力学的性質も変わることが予想される。十分たくさんのものを溶かせなくなったり、急な温度変化を妨げる性質が減ったりすると、生物の生存にとってはずっと厳しくなるはず。(生物が生まれたかどうかまでは答えられないが、今よりは大変になるのでは)。
- ”コンピューターで水を作る”の言いが少しわかりませんでした。計算上で作るという意味ですか?牛乳の実験をしてみたいと思いました。
→水分子の形や大きさと、反発力や引力を全部計算して、たくさんの水分子を動かしたときにどうなるか求めるという意味。計算上で作るという理解でもかまわない。
- 牛乳をフィルターに通すと味の変化はありますか?
→粒子の部分を取り去るので変化はあるはず。
- pptとは何ですか。簡単な実験をやってみようと思った。
→1兆分のいくらかを表す単位。
- 純粋な水をつくろうとする時に、必ず混じる不純物とは具体的にどういうものですか?双極子モーメントとは何ですか?
→シリカ、ホウ素、金属(ナトリウム、鉄、銅)、塩素イオン、硫酸イオン、アンモニウムイオンなど。水は微量なら何でも溶かす液体なので……。
双極子モーメントは、電気量-qと+qである電荷の間の変位ベクトルlとすると、p=qlと表される。
- ファンデルワールス力と分子間力って同じでしたよね?
→分子間力の方が広い意味。ファンデルワールス力は分子間力の1つ。
- 記憶があいまいですが、「工業用で使われるような高純度の純水は大量に飲んではいけない」ということを聞いたことがあります。人体にどのような影響がありますか。
→その話自体がデマで、飲んでもまったく問題ありません。
- 水と水分の違いは何ですか。人間の体は水からできている、というのは正しいですか。見解を聞きたいです。
→水分という場合は、字の通りで、全重量や体積のうち何%が水か、ということを表す。水、といった場合は物質としての水をあらわす。人間の体重のうち60%程度が水分で、この割合は年齢とともに変わります。構成成分として主要であることは確かだけど、水からできていると言うのは単純化しすぎです。
- なぜ純粋な水は存在しないのか。作れないのか。
- 水の研究史があるということは知らなかった。日本人の名前が載っていて驚いた。完全な水がないのはどうしてですか?
→不純物の検出に限界があるから、検出限界以下については入っているともいないとも言えない。
- 水で濡れたテープをはったりすると透明になるガラスは経験があったのでとても感動しました。あと質問なのですが、H2OよりもD2Oの方が表面張力が小さいのはどうしてですか?ファンデルワールス力の関係で考えると逆のように思います。お願いします。
→表面張力は、分子間力の強さを大体は反映して決まるのだけど、微妙な違いについて逆になっていることの説明がどう決着したかは、私も情報を持っていない。
- 完全な氷の結晶は作れないということがわかった。また、”純水”は本当はちがうということもわかった。原子や分子に純粋なものは1つもないんですか。
→純度が極めて高いものはあっても、他の原子や分子が厳密にゼロであるといえるものは存在しない。
- フィルターを使って牛乳からタンパク質の粒子を取り除いたら、味はどうなるんですか?
→変わるはずですが、どう変わるかまでは知りません(後は捨てるだけの古いフィルターで実験したので、飲むのはちょっとまずい状態だったので)
- いちばん自分の身のまわりにあふれている水も、いろいろ複雑な歴史と発見の繰り返しなんだなと驚いた。水を見る目がかわりそう。1.0.6の実験もやってみたい。
- 純粋な水は存在しないということに驚きました。水自体が純粋なものだと思っていました。
- 水についてとても詳しく知ることができた。水といってもいろいろな特徴があるし、実験1つ1つがとても難しいし、とても時間がかかるものだということもわかった。授業聞いてて楽しかった。
- 10-12秒程度経つと元の場所に分子はいないことに驚きました。分子レベルはまだまだ知らないことが多く未知で奥深いと思いました。牛乳を見ると粒子を考えてしまいそうです。
- 水の研究史年表のNakayaさんの研究に興味を持った。雪の結晶を見て上空の大気の様子がわかるのはおもしろいと思った。
- 4元素説は4元素説でおもしろい考え方だと思いました。
- 水が木になるとか水から土をつくるなど、今なら考えられないようなことが行われたり信じられていたことを知りびっくりしました。あんまり意識しないで純水という言葉を見てきたけど純粋な水は存在しないということも分かり、水についてこれからもっと学んでいきたいと思いました。
- 結構知ってました。
- 今度家の浄水器のフィルターで水を透明にしてみます!!今日もけっこう知ってました。今日は適温だった。
- 今日初めてD216Oという物質を耳にした。興味がわきました。
- 身近な物質だけど、多くの特異な性質をもつ水には他にどんな性質があるか調べてみたいと思った。
- 科学の歴史は間違いの修正の繰り返しだと思いました。
- 普段、水について深く考えたことはない。しかしミネラルウォーターやアルカリ水や水道水、いろいろな「水」があるし、正誤を問わない情報もたくさんある。イオンや生協では、専用のペットボトルを購入して水をくんでくることができるサービスも展開している(アルカリ水や「おいしい水」と表記)。何がどこまで正しくて、信じられるものなのか気になった。
- 化学IIまで履修しましたが、水の同位体D2Oの存在は初めて知りました。
- 水は私達の生活にとても身近なものであるし、とても昔からさまざまな研究がなされているんだなと思った。
- 水について、たくさんの研究がされていて、奥深いものなんだなあと思った。牛乳を浄水器のフィルターに通してみたいと思った。
- 高校の化学で同位体のことは学んだけれど、半減期というものがあるのは知らなかった。水の温度で4℃が一番重いという話が面白かった。
- 「ある学説が信じられると、そこからの脱却は難しい」という言葉がとても心に残った。あと、純粋な水が存在しないということにも驚いた。
- 物を見るということについて、今まで波長がかかわっていることは漠然とわかっている程度だったのですが、今回の話を聴いてとてもよくわかりました。おもしろかったです。
- 今回の講義で特に印象的だったのが純粋な水は存在せず、水道水は水溶液だったということです。また,純粋な水をつくることは本当に難しいということがよく分かりました。どこまでを純粋な水にするかによって、行う作業も異なり、普段何気なく使っている水をとても奥深いものに感じました。来週からの講義も、身近なものから科学について考えていきたいです。
- 水と同位体に関する理解が深まりました。
- 高校で科学を勉強していなかったので「水」について初めて知ることが多く、もっといろいろなことを知りたくなりました。
- 化学は高校で勉強してきたが今日の授業では聞いたことのないことがけっこうあった。
- 「水の科学史」はとてもおもしろかった。多くの人の努力から今の科学が成り立ってるのだな、と思った。今日「水」について多くのことを学んだので、これから水を見るとき意識していきたいと思った。
- 水の科学史がすごく興味深かったです。私たちの生活で水は必要不可欠なものであるから昔から水について研究されたり、いろいろな実験が行われてきたんだなあと感じました。また純水というものはなく「純粋な水は存在しない」という話にも大変驚きました。「モル」という単位があまりよくわからなかったです。(今日はあまり暖かくなかったので、空調と席の場所によっては少し寒かったです)
- プリントに他の学生の意見が載っていて、普段意見を知る機会は少ないので、続けてほしいと思いました。私は高校で理科総合しか習っていないので不安はありますが、プリントも講義も分かりやすく丁寧だと思うので、しっかり説明を聞いて頑張ろうと思いました。
- 牛乳が白いのはタンパク質の粒子が散らばっているからなんですね!!初耳です。脂肪が多いイメージなのであまり飲みたくなかったけど、タンパク質をとりたかったので、これから少しずつ飲もうと思いました。
- すりがらすが水でぬれたら見えるようになるのは、水がすきまをうめているからだと知って驚いた。
- ファンデルワールってサッカー選手に似てる。
- 牛乳の話を聞いて、物体はすべてごく小さな物質でできていることを再確認した。
- 興味深い内容だった。
- 水素と酸素の混合気体に電気放電しても100%n純水を作ることができないとは思わなかった。
- 前回よりも興味のもてる内容だった。特に、純水について、必ず不純物が存在するために、純粋な水は存在しないというのがとても納得した。「すりガラスにセロハンテープ」はずっと謎だったのでわかってよかった。
- 牛乳やすりガラスの話がおもしろかったです。
- 実家に帰ったら水を透明にしてみます。
- 牛乳が白濁がコロイド粒子たとは知らなかったので、目が細かいフィルターを通すと、透明の牛乳が出てくるとは初めて知った!でも使い追えたフィルターに牛乳を通したものは飲みたくはないと思いました。
→飲まない方がいいです。あくまでも、濾過すると透明になることを確認するだけの実験です。
- 牛乳の粒子のことなんて知りませんでしたし、考えたこともなかったのでびっくりしました。
- 牛乳が白い理由なんて考えたこともありませんでした。カルピスとかも、同じ理由なのか、調べてみたくなりました。
- 牛乳が何で白くみえるか分かってよかった。
- 水について知らないことがたくさんあった。
- 流氷の話がおもしろかったです。
- 水のことについてくわしく知れてよかったです。表もとても分かりやすくて、聞いていても楽しかったです。
- 最後におしえてもらった水の実験をやってみたいと思った。
- 水の歴史って深いなぁ〜
- 日本人も水の研究にたずさわっていてびっくりした。
- 興味深い講義でした。
- なかなかためになる話があって楽しかった。
- 氷が水に浮くのが、実は異常な状態だとは知らなかったので、タメになりました。
- 水は身近な物質だけれどもいろいろ不思議な性質があって興味深い。
- 高校で化学をとっていなかったので、全くわからない。コップの下の温度が4℃になるのは興味深い。
- 化学は全然分かりませんが、少しでも分かるようにがんばります。
- 化学IIを履修していなかたので、水素結合と、ファンデルワールス力がよくわからなかった。が全体的に楽しかった。
- 新しい知識が増えたので楽しかった。
- 高校の化学の復習になった。水が4℃で密度最大になるというのは、自分も知っていた。
- 液体がどんな形の容器にでも入れることができるのは分子が動き回っているからなんだと知って、あたりまえのことだけど、その理由なんて考えたことがなかった。
- 半導体産業がそんなに水にこだわっていることを知らなかったです。興味深い内容の授業なので寝ている人はもったいないことをしていると思う。
- 海が上から凍ってくれて本当に良かったと思いました。
- 前回よりも寒かったです。受講者数が多く、全ての意見に対応できないと思いますが、ヒーターなどをつけてほしいです。それと、配付されたプリントの図や年表などの字がうすく読みづらいので見やすくしてほしいです。
→印刷機の設定を一番濃くしてみます。ただ、グレーの電子雲の図などは、限界があるかもです。
- 前回は暑かったのかもしれないが、今回の講義では寒かったです。天気も良く、外の天気に合わせた服装で来ていたので、寒さ対策ができませんでした。人数の多い講義なので個人の調節が大切だと思いますが、うまい具合に調節していただくとありがたいです。
- 今回の授業は寒くてつらかったです。
- さむいです。
- 教室が寒いです。
- 哲学の話もまざっていて、面白かった。
- 化学をならっていないので、授業内容がよくわかりません。この先正直不安です。大丈夫でしょうか。
→1回目のプリントを読み直す。また、自分で高校化学の範囲を勉強するという手もある。不安なら、たとえば、「新しい高校化学の教科書」講談社ブルーバックス、ISBN4-06-257508-6を買って読んでみては。
- 高校の化学は大学受験を意識したもので、「一体何のための勉強なのか?」と疑問だった。今でも同じ事を思う時もあるけれど、講義を聞いて知っている人名や法則が出てきて、ざっくりとした知識でも学んできてよかったと思った。
→高校進学率が97.9%(平成21年度、通信制含む)であることを考えるなら、化学に限らず高校の内容を知って社会に出てくるのが当たり前の時代だと考えるべき。「何のための勉強か」の答えははっきりしていて、「ある程度の知識を持っていることがこの社会に受け入れられるための必要条件」だから。ちょっと上の方で、アリストテレスの4元素説を信じていた時代があったことに驚いている人が居たが、今その話を聞いて驚けるのは、高校までに習ったことを知っているからに他ならない。もし、学校教育がなかったら、その人は、4元素説までたどり着けるかどうかさえ怪しい。もし、化学の知識が4元素説で生物の知識が300年前で止まってる人が居たとしたら、予防接種が必要だといったことを納得させるのも容易ではないだろう。ある一定の知識を共有しているというのは、お互いに意思疎通するための前提となっている。
- 隣の人達が授業開始と同時に出て行っておどろいた。
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