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第3回
質問とコメント
- 「一家に一枚周期表」でみつけたのですが、人工元素とは何ですか?石を金に変えようとするように、人工的に陽子や電子等をいじったものでしょうか。でもそれは本当に元素と呼べるのですか?
- これ以上元素が発見されることはないのだろうか?
→ 周期表の最後の方がどこまでいくか、世界のあちこちで実験中。ただ、あまり重い原子核の元素は不安定で、作ってもすぐに壊れてしまうため、なかなか難しい。
- どれほどの根拠があればある事柄が正しいということがわかるのか
→ 根拠にもいろいろある。系統的に調べて再現が確認されているものなら、いくつか揃うとだいぶ確からしいと言えることがある。「ある事柄」が今の科学の枠組みと矛盾しないものなら、比較的少ない実験でも受け入れられるが、今の科学の枠組みを書き換えるような内容だと、決定的な証拠が必要になる。
- 現代では技術も発展してきたので真空状態を簡単につくることができるが、1774年のプリーストリの実験などの時には、どのようにして真空状態をつくりだしていたのか?また、当時真空状態をどのようにして確認していたのか?
→ 今でも、作り方によってできる真空の度合いは違う。どういう材料と配管でどういうポンプを使うかで違ってくる。講義で話をした時代には、ポンプがあったので空気を抜くことができた。空気を吸い出したということで、程度はともかく「真空」と判断したのだろう。
- どうやって「硝気体」を検出していたのか?
→ 作り方と、燃える時の性質などを押さえていたはず。ガスクロなどの分析装置ができたのはもっとずっと後の話なので。
- いったん、その当時の説として’定着’してしまった説の否定には大変な努力と時間が必要なんだなと思った。そう思った上で「ニセ科学」で出る”うまい話”はそんなにごろごろ転がってるわけないなと改めて思った。…というか、そういう話をして答を求めている人に拠り所を与えている(?)ニセ科学はむしろ(個人的に)宗教色少しあるような……。
→ ニセ科学とカルトは相性がいいようです。
- 最初のアトムにイガイガがあったのには驚いたが、とてもおもしろいと思った。見た人が誰もいないものを考えるのは、とても大変なことだと思った。実験の積み重ねで、科学はどんどんかわっていくおもしろいものなんだなと思った。
→ この先、どこかで出てくると思うが、ニセ科学を信じたい人の主張の典型的なパターンに「科学から外れたものを信じるのは価値観に合わないから抵抗があるのだろう、だから(ニセ科学の)新規な話を認めないのだ」というものがある。現実は全く逆で、科学の方は何か変わったことがないかと探しまくっている。大体、科学者というのはハイエナみたいにエサを探しているのが普通で、今の科学で説明できないようなことが本当に起きることがわかったら真っ先に飛びつくものである。科学者がニセ科学をみてちっとも動かないのは、実験が明らかに間違っていたり、観測事実と主張があきらかに食い違ったりして、本当に何かが起きているとはとてもいえないと判断しているからに過ぎない。一方、ニセ科学のいくつかは、昔から主張の内容が変わらず、進歩も発展もなかったりする。
- プリントに出てくる「アトム」は、アトム=原子と考えていいんですか?
→ 大体対応する、といったところか。実は、アトムを考えた時代に「分子」は考えていなかったので、今なら原子ではなく分子だとわかっているものもアトムだと思われていた。
- 大学等の研究は研究室を設けていろんな人が1つの研究をしていると思うのですが、昔は1つの研究にどのくらいの人数の人がたずさわってやっていたのですか?
→ 大きい方の数は私も知らないが、助手を何人か雇ってやっていた人はいる。小さい方は、ほとんど一人でやっていた。
- 元素周期表の第7周期の載っている元素の数が、本や分野、小・中・高・大の学校によって違うのに何か意味があるのですか。
→ 作ることに成功してから正式な名前が決まるまでに時間がかかるので、どこまで載せるかは編集者によって違ってくるのでは。また、作ってもすぐに壊れてしまって使えないものは、例えば「材料を作る」ことを目的とした教科書には載せないかもしれない。
- 空気、酸素の発見はすごいと思った。どうやってその存在があると知ったのだろうか。呼吸に必要なのは酸素とわかったのはいつごろだろうか。
- 周期表でのアクチノイド系は何に使われますか?またこれからも発見される可能性はありますか?
→ 発見される可能性はある。私も、ウランとプルトニウム以外はあまり使われたという話を見たことがない。
- 滝の近くにいくとマイナスイオンでリラックスできるといいますが何のマイナスイオンですか。あとどうやって発生してるんですか。
→ いずれも「マイナスイオンでリラックスできる」と言い出した人がきちんと示すべきことがら。もし、言い出した人が「マイナスイオンでリラックスできる」以外に具体的なことを示していないのなら、そんな話を真に受けてはいけない。「○○に効果がある」は、作文するだけなら誰にでも何についてでも言える。
- 今回も少し難しかったが次回からは教科書に入っていくのでなんかついていけそうです。ところで元素周期表を見ると宇宙の存在比(元素の)が書いてあるのですが、これは人工的に宇宙が作れることなんでしょうか?
→ 発想が逆。宇宙の初期には、軽い元素しかできなかったことが推定されている。その後星ができ、核融合が始まって、重い元素ができた。なぜ宇宙が始まったかは誰も知らない。どうやって宇宙が始まったかは、だいぶ分かっているけど、始まった瞬間のことはまだはっきりしない。
- 硝気体について書いてあるところがよくわからなかった。いろいろなことを疑い、実験を積み重ねることで、目に見えないような物まで考えていく人たちはすごいとおもった。
- 誰も見たことのない「原子」の存在を全部矛盾なく説明するためには、たくさんの労力が必要だったと思う。6ページ目にある周期表が天気図記号に見える。「一家に一枚周期表」、ポスターサイズで家にありました。
- プリーストリの実験などのように、実際には世界的大発見でも、本人が「これは酸素である」と気づくかはまた別の話で、ラヴォアジェの実験のように、何回か実験をし、少しずつ実験を変えていき、試行錯誤することで、科学を実証することができるのだということがわかった。いろいろな人が何回も実験をくりかえすことで本物にたどりつくのだと感じた。
- 授業を聞いて、特に科学の確からしさは、いろんな実験を積み重ねることで、「これは正しい」に近付いていく、というのを学び、勉強になった。科学の進歩には多くの実験の失敗があり、昔も今も科学者達は偉大だ。
- 「分からない」というよりも「分かろう、知ろう」という姿勢が大切だと思った。分かりやすく解説してもらおうより自分で調べて身に付いたものの方が頭によくなじむと思う。もちろん授業を理解するのも大切だし、授業をきっかけに調べてみるのもいいと思う。
- やっぱり科学はすごい。大勢の人々や膨大な量の実験と努力の産物なんだなと思った。
- 「Google八分とは何か」を読んでいるが、この内容が「科学とニセ科学について考える」こととどういった関係があるかわからない。商品を売るため、視聴率を得るためにニセ科学を使用する起業、TV局は許せない。おそらく過去にもあったであろうニセ科学を用いた捏造を全てさらけ出してほしい。また、企業にはその責任があると思う。視聴者、消費者を食い物にするのが許せない。酸素原子の発見から100年以上かけてようやく周期表の原型が作りだされた。歴史上に名前も挙がってない科学者を含め、大変な努力があったんだなあと思った。
- 「グーグル八分」の第一章だけ読んだが、単純にネット社会は恐ろしいと思った。
→ ネット社会だから、というのは間違いで、ネットも現実の社会の一部だということ。つまり、現実の社会に良からぬ事をしたがる人間がいるというだけの話。ただ、レポートを書いたりするのに、ネットを利用することもあるだろうが、「(真実であっても)誰かにとって都合の悪い情報が予め削除されている」ということを考えて使わないと間違えることになる。食卓の安全学は科学の情報をどう扱うかというための参考資料、グーグル八分は情報そのものがゆがんでいる可能性をどうやって見ぬいていくかということを考えるためのもの。
- 今までは理解するのが大変だったのですが、来週から具体的なニセ科学のお話になるということで、楽しみです。
- 実際に私たちが高校のころにならった化学ででてきた物質が、何に使われているか知りませんでした。元素周期表を見て、とくに希ガス元素に興味がもてた。
- 人間の何かを求める力はすごいと思った。それが金もうけのためでも、大発見につながっていた。貪欲といっても悪い意味ばかりではないと思った。
- 昔の科学者は想像力が非常に豊かだったと思う。
→ 今も豊かだとおもいます、多分。
- ある人は「原子は分割できない」と言った。またある人は「原子は陽子・中性子・電子などでできている」と言った。今の私は「原子は確率のもやのようなもの」と言うだろう。
→ 中間子を忘れてますよ……核力のもと。
- 科学は、生きてゆくためにもがいていく中で少しずつ少しずつ発達していったと思う。
- アシモフの雑学本で 例え錬金術で金を作ることができてもたいしてもうけることができないらしい。金が大量に出れば金の価値が下がってしまう。昔の人も結局目先の利益に先走っていただけなのかもしれない。
- 一つの事実がわかるまでには、多くの時間がかかるので大変。
- 物理的なことを言われると理解するのが大変でしたが、授業のだいたいの内容はつかむことができた。あと、たった1つの表ができることにより後々でてくる新しい原子をはんべつしたり、それの正誤をたしかめられるとは、ドルトンの表はとてつもないものだと知った。
- マーガリンがバター等に比べ健康に良いとよくきくが、他の国では規制している所もあるのになぜ日本では健康に良いといっているのかその理由があいまい。
- 本当に内容を理解できてるかわからなくて不安だ。
- 科学が好きになりました。
- 科学の確からしさは1つの実験で決まるものではないということがわかってよかった。
- 分子式などはそのうち出てくるのか?
→ 出てくる。だけど受験化学のような形では出てこない。
- 高校では化学をとっていたので今日の授業はとっつきやすかった。フロギストン説がなかなか興味深かった。
- (まだほんの一握りの範囲しか知らないが)、科学の実験の結果は小さい発見の繰り返しのように感じた。実験の結果やそこから発展した論説などを繰り返すことで真実を見つけていくのが科学の面白さのような気がした。それに比べ「ニセ科学」は実験の結果も論説も極端に少ない気がする(まだ「ニセ科学」について詳しくしらないが……)ニセ科学には面白さがあまりないような感じを受けた。
- アリストテレスの意見の力の大きさに驚いた。BkやCfはカリフォルニア大学バークレー校とか世界トップレベルの大学で発見したんですよね?
- 実験が失敗したらそこで終わりではなく、失敗したことから学ぶものがたくさんあるのだと感じた。
- これからの科学で先生が必要だと思う分野は何ですか?授業はとても興味をもつこと多く面白いです。
→ 何が必要かは私にもわからない。また、必要を言うのに何年のスパンで考えるかによっても答えが変わってくる。1つだけ言えることは、科学のある1つの分野だけが突出して進むことはあり得ないということ。ある分野が発展するには別分野の成果を必要とするから。だから、一見必要に見えなくてもいろんなことをやって積み重ねておかないといけない。
- ドルトンの仮説〜実験がすごいと思いました。この根気は見習いたい。
- 昔の人の知的探求心には舌を巻く。気が遠くなるほどの成功と失敗によって今の世界があるのだと思った。
- 食物繊維でスリムになるというものがある。それは水に溶かして飲むのだが、はたして本当だろうか。重力というものがよくわからない。物体同士が引き合うという万有引力という考え方もなっとくできないものがある。磁力みたいなものか?重力子というものを媒介にして引力が発生するらしいが、まだ重力子が見つかっていないらしい。すごく気になる。
- モデルを使った考え方が参考になた。フロギストンの説がとても興味深かった。何も分からない状態であったなら、この説があってもおかしくないし、生活している中で見る限りではすじが通っているなと思った。その中でラヴォアジェの実験は、この事の間違い(?)を完全に説明していて酸素、窒素まで発見していてすごいものだと驚いた。アリストテレスの4元素が元になり、それを否定(だつらく)しつつ新たな物を発見していく流れが理解できた。この場合、アリストテレスの説の存在も正解ではないけれど重要だと思った。
- 科学について勉強する必要がよくわかりました。
- 次回からニセ科学ということで楽しみです。知識は少ないですが今まで学んできたことを生かしてがんばりたいです。
- いただいた周期表が高校の教科書よりも面白く、興味深い。あっと驚くものや、感心してしまうものなど、とっつきにくかった化学が身近に感じられてうれしいです。世界の構造に疑問を常に持ち続けている人間は素晴らしいと思いました。
- 元素周期表で高校で習わなかった元素がいっぱい書いてあって図ものっててすごく面白かった。一家に一枚周期表。
- フロギストン説で、フロギストンが外に出た抜けがらが残ったから、という考えがあり、おもしろかった。
- G.W.中になんらかの「ニセ科学」を見つけてみたい。
- アリストテレスの4元素の、水を蒸留すると土が残るというのは今考えるとおかしいけれど、当時は真剣にかんがえていたんだろうなと思う。
- やっぱり難しいと思ったけれど、今後もっと色々知りたいと思った。
- 自分が中・高と教えてもらってきたものは、いろいろな人の努力によりできたものだと知った。
- むずかしかったです。特に実験の部分が。
- これからは身のまわりのものを科学と結びつけて考えようと思いました。
- ニセ科学は誰が考えだしたものなのでしょうか?TVでは学者が出演してニセ科学の解説をしていますが…。
→ 「食卓の安全学」の「なんちゃって学者」のところを読むとよい。
- 昔の科学者は仮説を多く使っていたが、しかしその仮説があったからこそ今の科学がここまで発展してきたのだと思う。
- 昔の人はアリストテレスの考えを元に、結合の違いで金を作る(錬金術)をしようとしていたが、結果が上手くいかなかったがやってみようという考えが大切なのだと思った。
- 1つ1つの勘違いが次へ進むヒントになるということがよくわかりました。
- 昔の人が激しく議論している様子を想像すると、わからないことが多いというのは、ある意味、楽しいことなのかも、と思った。
- 1つ1つの実験がいろいろ組み合わさって今知られている科学が形づくられてきたことを知った。新しい事を考え、証明していくのは大変な事であったと思った。
- 仮説の大切さがわかった。
- 科学の歴史がわかってよかった。
- 実際に見ることができなくても存在を仮定した昔の人達はすごいと思った。
- ドルトンの分圧の法則は高校でもやったので、思い出しながら興味深く聞くことができた。
- レポートを出すにあたって高校で物理や化学をやっていなければできないような内容を出すんですか?
→ レポートなんだから、知らないことがあれば、過去にやってなくてもその都度調べればよいだけのこと。
- 教科書を読んでみたらとてもおもしろかったので、早く本題の授業を受けたいと思った。早く「ニセ」!?と思える感覚、疑う目を持てるようになりたいと思った。
→ タイトルからいっても、既に本題のつもりだけど。科学がどう進んできたかを知らないと、ニセがなぜニセかわからないはず。
- 質問の回答ありがとうございました。科学は事実を認識させるもので、科学≠便利だと知れてよかった。回答でおっしゃるとおり、自分のようなタイプは単ぬんなニセ科学のカモにされてしまうと気付けました。硝気体の部分で、仮定 → 間違い → 訂正で反論がなければOKだと講義で言っていたかもしれないが、もしも最後まで仮定を確認する手段がなければかなり科学とニセ科学は紙一重だと思った。
→ それでも、仮定は仮定だという共通認識があり、この先検証すべきことだというのがはっきりしていればよい。ニセの場合は仮定がいつの間にか事実にすりかわったり、曖昧な言い方によるごまかし(例えば「○○と言われています」と伝聞の形をとる)もある。
- ドルトンの想像力はすばらしいと思いました。
- 「質問とコメント」が毎時間楽しみです。連休明け、教科書に入るのも楽しみです。
- 現在の元素周期表と昔につくられた周期表を見くらべると、すごい発展していると思いました。
- 分子や原子の比や質量の考え方が、よく考えたなあというかんじでとても感心した。昔の人の仮説や反論のくりかえしで今の科学ができているということを考えるとすごい!
- 錬金術をテーマにしたアニメを見たことがあるが「こんなことあり得ないしバカバカしい」と思っていた。しかし、アリストテレスもボイルも信じていてびっくりした。もし、そんなことができて、金ができてもみんながやってしまえば金の価値がなくなるような……。
→ でも、黙っていれば自分だけ大もうけできる。みんなこれを狙ったのでは?
- いろんな実験を積み重ねることで、だんだん正解に近付いていくのが科学だと思う。逆に積み重ねないでただ「これは正しい」と決めつけていることがニセ科学だと思った。
- 昔の科学の誤りがあり、新しい科学が発見された時に昔の科学が全て誤りでなく「精度が悪かった」という考えには驚かされると共に納得した。私も今まで間違った科学は全て間違いだと考えていたので。元素の周期表を見るだけでも長い間をかけて科学が発展したのがわかる。
→ これも程度の問題があって、「あまりにも精度が悪い」と誤りとして捨てられる。「ある範囲ではとても精度がよいが、昔は確認できる範囲が狭かったのでぼろがでなかった」ような場合は、実用的な方法として生き残る(例:オームの法則)。
- ゲルマニウムは半導体の材料として湯用だが、最近、健康にいいとされている。銀や白金など重金属の入っている製品もある。そういうことも調べてみたい。あるいは科学的に証明できるかもしれませんが。
→ ゲルマニウムはある意味旬のネタなので講義で取り上げることにした。
- フロギストンとは何ですか?
→ 物質に「燃える」性質をもたらしているもとになっているものだと考えられていた。
- 今回の講義を聞いて科学ではやはり少しずつ精度を高めていき真実(?)に近付いていく過程が大事なのだということがわかった。
- 化学・物理のような内容になると難しいです。
- 原子が多すぎて難しいと思った。
- フロギストンという言葉がでましたが、カロリック(?)という」のはどこからきているんですか?
→ 熱を運ぶ物質がそう呼ばれていた。熱がエネルギーの一形態だとはまだわかっていなかった時代の話。
- この前までの授業よりはついていけました。高校で選択したのが生物だったのですが、この先の授業で大変になりますか?
→ 大学の講義は、講義時間の倍の自習時間をとることが前提となっている。この講義では、大部分がオリジナルなので予習は無理だが、わからないことがあったら復習すればよいし、図書館で調べるといったことをすればよい。
- 毎回、プリントをつくるの大変そうですね……!!まず元素があるかもしれないと思いついたことがすごいと思った。
- 実験においても、何度も繰り返し続けることでやっと結果にたどりつけるのだと思った。
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