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第3回
質問とコメント
- 温度によって結晶の形が変わる物質は水だけなのでしょうか。
- 氷のときの透明度は水の純度によるんでしょうか。
- 軽い雪や重い雪、粉雪など、雪の状態の違いと結晶の形も違うのですか?
- リテラシーの意味を調べようと思ったんですが、辞書にのってませんでした。
→ ■学研 現代新国語辞典 改訂第三版
リテラシー ある物事を理解し、対応する能力。「コンピューター------」 literacy(=読み書き能力)
■小学館 新選国語辞典 第八版
リテラシー<literacy> [名](1)読み書きする能力。識字能力。(2)ある分野、特にコンピューターについての知識やその利用能力。
■広辞苑 第五版
リテラシー【literacy】読み書きの能力。識字。転じて、ある分野に関する知識・能力。「コンピューター-----」
普通に出ていた。辞書が古いか、語数が足りなかったのでは。
- 先生は「ガリレオ」というテレビ番組を見ていますか?あれは科学的でおもしろいと思います。あと、福山雅治がとてもかっこいいです。
→ 原作の小説を以前読んだことがある。テレビは家にないので見ていない。特に話題になった番組の一部やニュースをネットで確認することはあるけれど。
- 水の温度の話を聞いていて、思ったのですが、食塩が沸点や凝固点を上げ下げするのはどのような反応によるものなのでしょうか。触媒として働いたあとはどうなるのでしょうか?そのままになるのかイオンになるのでしょうか?
→ 沸点や凝固点が下がるのは、溶媒は液体と気体の間、あるいは液体と固体の間で平衡に達することができるが、溶質は液体の部分にしか存在できないということによる。物理化学の教科書を見れば詳しく出ている。沸点や凝固点が下がるのは化学変化ではないので、食塩が触媒としてはたらいているわけではない。
- 氷についてですが、過程の冷凍庫で凍りをつくると中に白い線が入ってしまい、見た目が綺麗ではありmせん。家庭で、売っているロックアイスのように綺麗な氷を作るのは不可能なのでしょうか。また、この2つの氷の構造の違いはあるのでしょうか。とても気になります。
→ 普通に作れば結晶構造はすべてIh。白っぽくなるのは、水の中に溶けていた気体が閉じこめられて残るから。紙コップに水を入れて、水がしみ出さない程度の小さな穴を中心に開けて凍らせると、外から凍って残った空気がうまく抜けるので透明になるはず。
- 「実験的にわかっても理論が追いつかない」というのに驚きました。私は今まで、理論があっても実験が追いつかないのが普通だと思っていましたが、違うんですね……。
温度や湿度で雪の結晶が変わるなら、地域によって雪の形も特徴が出たりするのでしょうか。
→ 自然科学の発展は、実験結果(や観測事実)が先で、理論は後のことが圧倒的に多い。理論が先行してうまくいくのは、歴史的に見て稀なケース。なお、最近の素粒子論は、実験できる条件の話をしていないため、理論しかない状態が続いている。
- 湧き水はおいしいと言われますが、何か理由があるのですか?
→ 多分に主観による。湧き水を飲むのは、ハイキングに出かけたりして咽が渇いている時が多いだろう。水は一般的に冷たい方がおいしく感じる。もちろん、きき水をして本当においしいものもあるはず。理由は1つとは限らない。
- 氷にも何かのプログラムが組み込まれているのだろう。水にかぎらず、花の構造をとってみても、いろいろな種類があるのに基本系は同じだという。
→ プログラム、というか結晶構造がどういう分子配置で安定になるかが決まっているということでは。
- なぜ水や氷は透明に見えるのですか?
→ 可視光の吸収がたまたまほとんど無いから。赤外線や紫外線は吸収する。
- 氷の結晶にも様々な種類があり驚いた。前にTVで『音によって氷(水)の形成は変わってくる』というものでしたが、あれは本当なのでしょうか?
→ 結晶成長の間中ずっと物理的振動を与え続けるという意味でなら、変わっても不思議はない。しかし、前もって音を聞かせた水が……というならそれは怪しい話だろう。
- 水の結晶の話おもしろかったです。水以外の液体でもこういった結晶はできるんですか?
→ 普通に冷やして液体が固体になる場合は、ガラスでなければ結晶になっている。
ただし、温度や圧力に依存して結晶構造が氷ほど変わるかについては私もよく知らない。
- 気圧と温度を調節する手順が違うだけで結晶構造が変わるのは不思議だと感じた。どういう条件なのか気になる。氷の結晶構造はとても複雑だとわかりました。人工的な条件下でないと作れない結晶の写真などがあったらぜひ見てみたいです。氷の構造で「Ih」の「h」は「ヘキサ」だとわかりましたが「Ic」の「c」が何か気になります。教えてください。
→ 「立方晶系(cubic)」の意味。
- 雪の血書にもいろいろな形があり綺麗だった。条件の違いによって形が違うというのはおもしろい。どんなことでも奥が深いなと感じた。人工雪はどんな結晶をしているんですか?普通の雪の結晶と変わらないんですか?
→ 中谷宇吉郎の方法で作ると、普通の雪の結晶に近いものができる。ただ、ウサギの毛の先に結晶成長させるので、全ての方向に同じに成長させるのが難しく、非対称になりやすいらしい。
- 先週話していた超純水を飲むと体に良くないと聞いたのですが本当でしょうか?
→ 今なら問題無いはず。超純水を口に含んだ時点で唾液と混じって薄い水溶液になる。飲めば胃液と混じるだけ。超純水の製造装置ができはじめた頃は、滅菌が不十分だったという話があって、衛生上の理由で飲むなと言われた時期があったが、今は技術が進んだので何の問題もない。
- 何で視力は悪化するんですか。
→ 私もよく知りません。
- 雪の結晶の構造を初めて見ました!
- 圧力の変化だけで氷を作れるのはすごいなあと思った。その瞬間の実験を見てみたいと思った。
- 氷にこんな種類があるとは知らずにすごしていた……。
→ 日常生活の環境とはかけ離れた条件が必要だからねぇ。
- 雪の結晶はただきれいなだけじゃなく、初めて、まじまじと考えることができました。
- 物体の状態図は3つまでしか見たことがなかったので勉強になりました。
- 中谷ダイヤグラムは、とても作るのに労力がいったのだと思った。
- 今日の話はだいたい理解できたのでおもしろかった。
- 水の結晶は、圧力や温度を変えることで様々なパターンが考えられることがわかった。
- ガスバーナー 久しぶりに聞いた名称だった。
- 興味のわく講義でした。化学・科学が好きになりそうです。
- 雪にも色々な形の結晶があるということが分かり良かったです。不思議なことが多い。
- 雪結晶の形が温度によって変わることを初めて知った。
- 身近にある氷の研究はとっくにおわっていると思っていたので、まだ研究が続いていると知ってびっくりした。
- 雪の結晶にも複雑な原理があるのだな、と初めて知りました。
- 雪の結晶は雪印乳業のマークのような形だけだと思っていたけれど、針状のものや板のようなものなど色々な形があることを初めて知った。
- 氷って奥が深いですね。
- きちんと聞いていたつもりでしたが、たまに分からないところがあったりしました。
- 氷結晶内部に模様があることを初めて知った。金太郎アメみたいな結晶もできるのか気になった。
→ 模様があるのではなく、融ける時に結晶の対称性を反映して融けると、結果として模様のような形に融ける。金太郎飴みたいなものではない(そんなに奥行き方向はないはず)。
- 雪の結晶が色々な形があってどれもきれいだった。チンダル像を初めて知った。
- 氷にも結合の違いによりいろいろな種類があるとは知らなかった。その種類の違う氷を並べて見比べたいと思った。チンダル像がプリントで見るだけでもキレイだったので実際に見てみたいと思った。
- 今日は少し難しかった気がします。
- 普段興味を示さない水を、温度、圧力、ケルビンに分けて状態図をつくると複雑なっているので水は奥深いなあと思いました。
- 雪の結晶を見たことがなかったのですが、こんなに種類があるとは驚きです。
→ 去年は異常に暖かくてほとんど雪が降らなかったが、例年なら山形で雪は十分経験できる。時間のあるときに少し注意してみてほしい。
- チンダル増を写真ではなくて顕微鏡で見てみたい。冥王星まで氷を取りに行く話はなんとも気の長い話だと思いました。
→ 取りに行く、というよりは見に行く、かな。
- 氷の状態図について、今まで気体(水蒸気)、液体(水)、固体(氷)だけの分類しか知らなかったので、こんなにたくさんあることに驚いた。
- できてから一度も融けたことのない氷が存在するという話を聞いたことがあるのですが、本当ですか?
→ 地球上には存在しなさそうだが、宇宙を探せばあるはず。温度が低いところでできれば二度と融けない。
- 中谷ダイヤグラムというのを初めて聞いたが、難しく、よくわからなかった。
- さまざまな結晶を目にすることができて、ますます水に関して興味をもった。
- 空から降ってくる雪は、形や大きさは全然ちがうけれど、結晶としてみると規則性があることにおどろきました。
- 雪の結晶が温度によって複雑な形や単純な形に変わるのは、とても神秘的だと思った。
- 雪結晶であげられていたaは見たことがあったけどbやcは見たことがない気がする。今年の冬は意識して見てみることにする。
- 雪の結晶はキレイで神秘的で、見てるだけでも楽しいと思った。こういうことを研究するなんて、ロマンチックでいいな。
- 雪は、ただながめるものでした。でも、研究してみるとおもしろいですね。水、氷にはまだまだ興味がつかないし、この先ずっと研究され続けるんでしょう。
- 氷や雪の結晶はいろいろな種類があることがわかった。
- 水や氷について初めて聞いたことがたくさんあって、身近なものについてもっと知っていきたいと思った。
- 今日の講義はとても楽しく聞けました。
- 今まで氷が浮くのは密度が違うから、としか説明されず、いまいちすっきりしなかったが、水素が関係していることを知り、なんとなく納得できたような気になった。
- つくづく水は不思議な物質だと思いました。液体の中でも特異だし、他と異なったたくさんの特性を持っているからです。
- 「雪の結晶は天から送られた手紙である」素敵な言葉だと思いました。
- 氷にも環境の違いによって結晶のでき方が違っておもしろかった。
- とても楽しい講義だった。先生は昔から理系のことが好きだったんですか?
→ 理科は小学校の時から好きだったが、他の科目も得意だったので、理科だけが得意という認識は無かった。中学くらいになって、理科向きなのかな、と思ったが……。
- いろいろな雪の結晶が多くて興味深かったです。テキストはまだ使わないのでしょうか?
→ レポートの書き方をやるので、その時にまとめて使う。
- 板書してください!
→ 以前は板書してたのだけど、教室が大きいためノートに書くのが大変だと大不評だったから、プリントを配るようにした。後ろの人にもわかるように板書すると、少ししか書けないから、情報量が少なくなりすぎる。まあ、補足程度のことを少しだけ書くようにはしてみる。
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