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第7回
質問とコメント
- 水に感受性があるとは思わなかった。水を温めたり、冷やしたりするのと、感受性お利用して出来たら省エネになって良いのではないかなあ、と思った。
→ どこかミスプリントでもあったでしょうか?水に感受性云々といった話を全くした覚えがない。プリントの内容は、電気分解の初歩と、水が反磁性体であるという実験的証拠が主だったはず。
- 雪の結晶は塵やホコリが核となってできているというのは本当なのですか?
→ 本当。
- 地球温暖化の原因の1つにCO2の増加があるが、高校の時の化学の先生は「CO2は悪者ではない、CO2のおかげで生きていける」とひんぱんに言っていたので、印象に残っている。視点を変えることも必要だなと思った。
→ CO2を減らしたければ、石油の供給を減らせばよい。後の方にも書いたように、経済活動を維持しながらCO2を減らすような都合の良い方法は無い、というのが科学の突きつけている真実で、技術で何とかなるとしたら、より少ない燃料で済むように、エネルギー利用の効率を上げること位しかない。それでも、いずれは熱力学の法則の限界に突き当たる。
- 以前テレビで冬は空気が乾燥するから静電気による火事が起こると言っていた。例としてガソリンスタンドでガソリンに静電気が引火するというのをやっていた。これはガソリンだから引火したのですか?引火物でないような普通の物体でも静電気で燃えてしまうこともありますか?
→ 今日のプリントに掲載した、化学反応とエネルギーの話がその答えになる。放っておいても進む化学反応は、静電気の火花などのきっかけだけで進むが、がんばって外からエネルギーを供給しないと進まない化学反応は、静電気位では何も起きない。
- 磁性体とは金属でなくてもありますか?また水以外の反磁性体として何がありますか?
→ 金属の塊でなくても、金属イオンを含んでいれば磁性を示す。反磁性の有名なものは、超伝導体全てで、水よりずっと強い反磁性(完全反磁性)を示すから、磁石に近づけると宙に浮いたりする。
- 温暖化が進むとオーロラが極地点以外でも観測できるようになるというのは本当なんですか?
→ オーロラの発生原因を調べれば、地球の磁場が太陽から来るプラズマ粒子の流れと相互作用することが原因なので、気温は関係ない。
- エントリーシートに血液型の記入欄があり、それが就職に考慮されているのは怖いと思いましたまた、会社の知識のなさにも驚きました。私はO型ですが、今まで「A型でしょ?」としか言われたことがないので信じていませんでした。欧米で血液型を聞くと怒るそうです(親から授かったものだから)。
→ 会社についていえば、まともな知識のある会社と全く駄目な会社の両方がある。卒業後に就職するときは、まともな会社を見極めて就職してほしい。
- 酸素と水素の爆発事故の話で、仮に水をポンプでくみ上げてそれで水力発電する、と言われても信じるのだろうか?とも思った。
→ 揚水発電というのがある。夜、電力使用量が少ない時に水をくみ上げておいて、昼の電力使用量が多い時に発電に使う。原子力や火力による発電の出力調整が難しいので、ムダをできるだけ減らすために考えられた。もちろん、水を移動させることによる損失はあるが、余った電気を全く使えないよりは良い。まあ、この手の方法で、エネルギー損失が無い、などと言い始めると怪しい永久機関になってしまう。
- よく、理科や数学を勉強していて「こんなの分からなくても生きていけるよ」なんて言っていたが、化学の基礎が分からなかったために命を落とすこともあると知って、ちゃんと知ってた方がいいと思いました。
→ 数学についていえば、複利計算を知っておくべき。借金したら利息がどうなっていくかということを、きちんと計算して数値で予測できなければ、うかつに金を借りたりして自己破産への道が待っている。
- 難しかった。水が磁石から遠ざかろうとする性質があることを初めて知った。ニセ科学やニセ情報は、人の命をうばう危険があることがわかって、やはり科学の知識を学ぶことは、身を守るために必要だと思った。
- よく有名人がテレビで「これはいい」といった体験談を言っているが、これからは慎重にものをみていこうと思った。
→ そういった有名人は「これはいい」というのが仕事で、それでギャラをもらっているわけで……、
- モーゼ効果、逆モーゼ効果を実際みてみたい。
- 今使われている燃料電池は、純粋な水素が多いのですか?それともメタンの方が多いのですか?
→ 東京ガスによると、最終的に燃やすものは水素だが、それを水から作ったのではメリットが無いから、メタンなどを使うらしい。
- 高酸素カプセルにはいると疲労がとれるらしいのですが、あれは本当に効果があるんですか?
→ 私にもよくわからない。取り込む酸素の量は増えるだろうが、普通に健康な人にとっては特に必要ではないのでは。
- 血液型と性格に関連性が無いとは知りませんでした。
→ 関連性があると頑固に主張している人も世の中には居るが、きちんと問い詰めると、証拠を出せないことがわかる。
- 血液型差別には驚きました。性格は後から決まっていくものだと思うし、普通に考えてありえないと思っていました。
- 血液型で採用するかどうかを決めるのはよくないと思った。
- 健康情報を評価する方法の考慮の仕方はとても為になりそうだった。今までチラシなどであやしいものを見ても気にしてなかったが、これからはこの考え方で見ていくときっとおかしな点を見つけられると思う。ぜひ実践してみたい。
- 水の電気分解の実験は、中学校でやたので思い出せました。
- 水の電気分解はあまりクリーンではないことにビックリした!!この世の中、何が本当なのかよくわからなくなってきた。
- 酸素と水素の爆発事故の話がずごく怖かった。無知な事が死につながることもあるのだなあと思った。今、専門の授業でフローチャートの書き方をやっていて、プリント3をみて、こういう時に利用すると分かって、しっかりやろうと思った。
- 血液型で就職が左右されるなんて迷惑な話だと思った。
- 水の電気分解を説明するということは、とても大変で難しいと思った。現象を説明することが難しいという意味がわかった。
- この前、ご飯を食べに行ったとき「血液型別ダイエット」という本があったのですが、性格判断と同様にニセでしょうか?
→ まともな医学で「血液型別治療法」などというものが無い以上、ニセと判断する方が安全では。
- ちょっとした科学の知識がなかったために命を亡くす人がいてかわいそうだと思った。
- 今日も集中してできたので、次回も頑張りたいです。
- 今日も難しかったです。
- 今日は難しかったです。
- 水の電気分解はとてもおもしろいと思いました。
- 水素と酸素について知らないと危ないことがわかった。
- 一時期、血液型についてのテレビ番組がはやり、B型は自己中と言われていじめられたという話をきいた。ニセ科学には十分気をつけなければ……。
→ 今でも油断すると流行ってくるので要注意。
- 科学と宗教は相容れないものなので、科学現象に聖書からちなんんだ名をつけるのはおもしろいと思いました。学会が信頼性に欠けることに驚きました。「学会」と聞くと「いかにもすごそう」ってなイメージがわいてしまうので、今回の講義でわかってよかったです。時に科学知識は自分の身を守ることにつながるのだと思いました。毎回紹介されるお話は実際いつでも起こりうる日常的な内容であるのでよく覚えておきたいと思います。
- 科学の知識が無かったために、命を落とすようなことには絶対なりたくないと思った。前回に引き続き、身の回りには結構ニセ科学があるんだということに気付かされた。
- 知識がないと金沢での事故のようになるのだなあと恐怖を感じました。
→ 世の中には、まともな水素ガス燃焼装置を製造販売している会社もあるが、そういう会社は、販売員に素人を募集したり、販売権を売ったりという変な商売はしていない。信頼できる代理店を通し、何かあった時は知識のある技術者が対応できるようにして販売しているはず。
- 化学を知らないと命を落とすというのを聞いて、化学の勉強をしないといけないと感じた。
- 健康情報を、今までいかに簡単に信じていたのかに気付いた。フローチャートのような手順をいつも意識して注意していこうと思った。
- これだけ世界中に分子があふれている中で「水」は本当に不思議な物質だと思った。
- 初対面なのに血液型で性格診断してくる人は正直腹が立ちます。ちなみにAB型です。
- 学会発表となっていれば信じられると思ってたが、そうでもないことを知って驚いた。
- どうして雪を見るとテンションが上がるのですか。どうして雪を見ると切ない思いになるのですか。
→ そりゃもう趣味とか好みの問題であって、科学ではないし。他人が説明するのは不可能では。
- これからの科学の発達は、私たちに何を与えてくれるのでしょうか。科学の発達は、私たちの生活を便利にしてくれたけれども、それ以上に自然への被害をもたらしていると思う。果たして、これ以上の科学の発達は必要なのでしょうか。
→ 技術は人間の役に立つし、自然への被害はむしろ経済活動によるもので、科学の役割は道具に過ぎない面がある。科学の役割の1つは、人間に真実をつきつけることである。その内容が、都合の悪いものであったとしても。
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