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第7回
質問とコメント
- 水が磁石に引きつけられるという実験は高校の時に見たが、その時は見ずに何の変化もなかったので本当に水が引きつけられるかわからなかった。この実験が本当のことだとわかって良かった。
→磁石に引きつけられるのは硫酸銅水溶液など。純水は磁石から遠ざかる。
- そういえば、東北大学のオープンキャンパスでネオジウム磁石をもらったのですが、実際家庭で処理の仕方が分からず倉庫の扉に貼りっぱなしにしていたのを思い出しました。こういったものはどのように処分すればいいのでしょうか。
→自治体が出しているゴミ分類の冊子を調べてみては。
- モーゼ効果は海水でも起こりますか。また磁場の強い所などで自然に起こる可能性はありますか。
→海水でも可能なはず。磁場の強さは、超伝導電磁石が必要な程なので自然に起きることはまず無さそう。
- 水がイオン伝導体で金属が電子伝導体だということは覚えていなかったので知ることができて良かったです。
→ただの水ではなくて電解質水溶液がイオン伝導体。
- 血液型性格判断で自分にあてはまていると考える人は、自分の血液型に特有の行動を無意識にとって当たっていると思うと聞いたことがあるのですが本当ですか。
→分類自体が4種類しかないし、性格の指定の仕方も曖昧だから、どの人が見ても、それなりに自分に当てはまっていると思う部分が含まれているはず。さらに、そういう人が、心理学で使う性格検査と同じ物を思い浮かべている保証は無い。無意識にとるのは無理なのでは。
- 水の反磁性は何かに利用されていますか?
→高圧酸素環境下に水滴を置いて、強い磁石で空中に浮かせるという実験が行われている。重力と釣り合わせた環境を実現して応用につなげようという試みがある。
- 私の親戚に「水の中に活性水素を溶け込ませて、その水を飲んで体の中の活性酸素を取り除く」というような水を作る機械を健康に良いということで購入した人がいるのですが、どうも納得できません。本当に健康に良いと言えるのでしょうか……?先生はどう考えますか。
→活性水素騒ぎは、最初から追いかけていたが、そういう物質は無いということで決着している。もともとは、電気分解した水の抗酸化作用の原因物質だということで、日本トリムという会社と九州大農学部の白畑教授が共同研究した論文の中に、仮説として登場する。しかし宣伝では、九州大教授が存在を立証と書かれて広まった。その後、活性水素の存在自体を証明する実験は無く、ただの水素ガスだろうという検証実験が杏林大の平岡講師らのグループによって行われた。日本トリムの副社長とは2度ほど会ったが、会社としても活性水素をうたった宣伝からは手を引くと宣言しているのが現状である。
- 私も高校化学の電気分解で苦手になりました。でも、今日授業を受けて、もう一度ちゃんと学んでみたいと思いました。あと、基本的なことを聞いて申し訳ないんですが、「やじろべえ」ってなんですか。
→ちょっと長めの棒のようなものを下向きに曲げて,両端におもりをつけ、真ん中あたりで支えるようにしたもの。釣り合いがとれていると,揺れるけれどなかなか倒れない。真ん中の支え方をうまくやると、わずかの力でも回ったりする。
- 血液型は4種しかないが人間は60億人いる。だから同じ血液型の人とたまたま似た部分が出てしまうのは当然だと思う。もっと考えるべきだ!!
- 確かに血液型で正確が区別できるというのは科学的にインチキくさいが、あれは統計学的に述べていたのではないですか?
→統計的な調査をした上で、心理学の問題としては血液型と性格が関連するという積極的な証拠はない、という結論に至っている。
- 日本人に限ったことではないのかもしれないが、日本人は簡単に流される傾向が強いように感じられる。自分は、いわゆる流行りモノということに興味を示すことが少ないので、よくテレビや世界でさわいでいる流行りとかがあると、毎日「なんでそこまでさわいでるのか」と思う。根拠がうんぬんというより、単にもてはやしすぎだ、と感じるばかりだ。
→何が流行りやすいかは、文化的背景によっても決まるので、国によって違ったものが流行りやすいということはあるはず。
- 金沢市の爆発事故が気になった。化学に関して全くの素人は、あまり手を出さない方がよいと思った。
- 血液型によって社員が採用されたりするという話しは驚いた。最近は特に注目していて、これを本気でとらえてる人が多いと思う。科学的には、証明されていないと知った上で読んだ本がいいと思う。
- 生きていくために理科の正しい知識を自分で調べて身に付けることが必要なんだと思った。
- 血液型のために自分の仕事が変わったりする会社があるという話をきいておどろいた。”自分の説明書”シリーズは私も読んだが、単に友達の話のネタとして楽しんでいただけなのにその内容をうのみにしてしまう人もいるので、気を付けなければならないと思った。
- 恐ろしく理解できませんでした(起きて、聞いていました)。どうしましょう。爆発事故のこと初めて知りました。水素ってこんなに危険なのですね。
- 爆発事故で亡くなった方は理科や図工が苦手だったという話を聞くと、やはり一般教養は大切なんだなと思った。この講義に出ている山大生はニセ科学にはだまされない(だまされにくい)と思った。血液型は立派な差別だと思った。
- 健康情報を評価する方法のフローチャートは覚えておいてあやしいものはよく考えるようにしたい。自分の血液型の本はつい見てしまっていました。
- 血液型においてA型とB型はよく仲が悪いという人もいるが、これも実際は思い込みだろうなと思いました。
- 爆発事故の話はとても怖いと思いました。
- 確かに、血液型が差別につながる可能性があることには気をつけないといけないと思った。
- 本当に生きるのに必要なことは中学までであり、義務教育の重要性を感じた。
- 健康情報を評価する上で、5段階も手順をふまなければ信頼できるものとは言えないということが驚きでした。
- 基礎的な科学の知識がないだけで死ぬなんて無知はおそろしいと思った。
- 実験1つするのも大変なんだと思った。デモンストレーションの実験になれてしまったら、それ以外の応用されたものをみてもパッと思いつかないだろうなと思った。
- 高校の時、化学の授業で水の電気分解を勉強した時、理解するのに結構苦労しました。忘れていた事が思い出せて良かったです。
- 生きるために理科を学ばなければと思った。血液型占いはずっと疑問に思っていた。
- 血液型性格判断はよく言われるが、自分は血液型性格判断で当たったことはないです。インチキだと思っていました。
- 自分の血液型説明書を読んで、当てはまる部分が多かったのですっかり信じていました。ウソだとわかって少しショックです……。
- 水は磁石には何の反応もしないと思っていたので、反磁性体であるということを今回知って驚いた。血液型で採用を決める会社というのは、その会社大丈夫なのか?と思った。
- 水の電気分解の話は難しかったが、後半の話はおもしろかった。ニセ科学にひっかからないように気をつけたい。
- バラエティ番組の実験は楽しんで見る分にはかまわないが,信じる対象ではないと思った。B型自分の説明書はすごく面白かったのに……。
- 情報が正しいかどうかを見分けるために、どういうところに目をつければいいのかについて考えることができたのでよかった。
- 健康情報の信頼性を評価するフローチャートはためになった。酸素と水素を混ぜて火を付けたら爆発するのが当たり前という知識を自分も忘れていたので、科学の知識をもう一度見直したい。
- 健康情報を評価するのは確かに効果的かもしれないが、やはり、すぐに飛びつかないのが一番だろう。
- 知識がない、又は未熟な知識のまま科学を利用するのは危ないという事を改めて認識した(酸素と水素の爆発事故から)。
- 自分はB型なので血液型で悪く判断されるのがすごく嫌だった。企業のお偉いさんがこういうのを信じているとなるとすごく困る。
- 中学で習う理科は「将来何の役に立つの?」とよく言っていたが、実は知識として重要で、生死にもつながることがあるのだとびっくりした。
- これまで電気分解を具体的に習ったことがなかったので、液体には電子はいかず、イオンだと初めて知った。血液型説明書の本は聞いたことがあったので、自分が興味を持つ前に関係ないと知れてよかった。
- 水が磁力の影響を受けるなんて知らなかった。
- 血液型で採用上変わることがあるなんて、信じられないと思いました。血液型なんて関係ないとは知りながらもつい占いなどがあると見てしまいます。確かに差別になりかねないな、と思いました。
- 中学で水の電気分解の実験をやったのを思い出した。化学は苦手だけど、日常にからませた話、面白いです。毎回、後半の講義を楽しみにしようと思います。
- 「A型自分の説明書」を読んでいたのでちょっとショックだった。
- 血液型が就職などで考慮されていることを知り、驚きました。血液型で差別されては困ると思いました。
- 血液型の説明書、おもしろいなと思って買って読んでいたのでショックでした。
- 水の電気分解は高校の時以来でなつかしかった。今日はさらに深く知れてよかった。
- 「無作為割付臨床試験」はよくダイエットに関連するコマーシャル等でやっているように思う。プリントにあるフローチャートを参考にしながら、今後注意してテレビや広告を見てみようと思った。
→臨床試験ぽいバラエティ番組の実験と、論文が出ている臨床試験は区別するように注意すること。
- 一口に実験といってもexperimentとdemonstrationの2種類があることがわかった。今までTVでやる実験はdemonstratonだと思っていた。多分ほとんどの視聴者もそう勘違いしていると思うので、ここにだまされる原因の1つがあると感じた。
→???experimentだと勘違いする、の間違いでは???
- 金沢の爆発火災事故で。水素は爆発、酸素は燃えるための力となるものであるが、こんな基本的な知識は誰にでもあると思っていたが、これは化学の知識の必要性を感じさせる。
- 自分の血液型を人に教える度に、勝手に性格をきめつけられて腹が立ちます。
- ”知識が無ければ死ぬことさえある”というのは本当だなと思った。理科は苦手だが、少しずつでも勉強してみようと思った。血液型の本などは当たっているが。試験などで活用されるのは恐ろしいと思った。それは本人の力ではどうにもできないことなのだから。
- 今回の授業での健康情報を評価する方法を,親にも教えてあげようと思った。バイトの面接で血液型を前ぶれなく聞かれたので、もしかして信じてるのかな?と思った。
- 血液型で様々な差別を受けることを「ブラッドタイプハラスメント」といらしいですよ。
- 血液型で性格を決めるのはおかしいと前から思っていた。
- マスコミの印象操作が問題になっているが、インターネットの普及により少しずつだが影響が弱まってきている。これからは一つの情報を信用せず、色々な情報を集め自分で取捨選択して情報弱者にならないようにしなくてはならない。
- 「酸素と水素の爆発事故」の項目の話で、近所にこんな装置があったら怖いなと思った。「水の電気分解〜」と「クリーンな地球〜」という言葉があるといかにも地球に優しそうに聞こえてしまうが、きちんと装置のしくみを頭をつかって確認しなければいけないと感じた。
- 血液型性格判断はおちついてよく考えればありえない話なのに,何故か根拠なしに信じてしまう。そのことが最も不思議だ。
- 高校時代の電気分解はひたすら記憶と計算だったので、ここまで難しいものだと知っておどろいた。3を全ての人が実行したらと思うと経済がぐらつきそうな気がしないでもない。ニセ科学には気を付けて生きないと死ぬこともあるので注意するようにしようと思った。
- 中学の先生の口グセ「あなたたちは、だまされて死んでいくんです」確かにそうかもしれません。
- 前半難しすぎて頭が痛くなりました。
- 今日はむずかしかった。成績に不安が生じました(笑)。
- 少し難しかったが、何とかついていくことができた。
- 質問への回答ありがとうございました。自分でもさらに調べていきたいと思います。
- 電気分解の話は、苦手だったので難しかった。
- 後半の話はおもしろかった。
- この授業を聞いていると全てに対して疑いの目を持ってしまう。
- 難しいと感じた。
- 特になし。
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