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第7回
- 電気二重層がよくわかりません。中学生のころはよく電気分解をして遊びました。今思えばかなり危険なことをした(水素もそうだし、当時食塩も利用したことがあったので塩素もかなり危ない……。)
→電極表面近くの、溶媒溶質の状態が変わった部分を電気二重層と呼んでいる。水分子3個分くらいの厚みしかない。
- 仮に、海やプールに潜ってる間に雷が落ちたとすると潜っている人は死にますか?ちなみに落雷の電圧の大きさはどれくらいですか?くどいですが落雷で瞬間的に電気分解が起こったりしますか?
→1回の落雷の放電量は数万〜数十万A、電圧は1〜10億V、電力量換算で平均約90万MWであるが、時間にすると1/1,000秒程度。人が死ぬかどうかは落ちた後の電流がどうなるかによる。電気分解もあるかもしれないが、絶縁破壊に伴って化学反応が起きて、ラジカルやらイオンやらがいっぱいできそうな……。
- 中性子の回折実験について興味があります。加速器などを使うのでしょうか。
→加速器を使う場合もあるし原子炉を使う場合もある。
- 血液型診断といえば、B型の取扱説明書シリーズが流行りましたね。読んでいるとあるあるネタとして楽しめましたが、「大多数の人に当てはまる事項を並べているだけ」という指摘が多かったみたいです。実際、書いてあることはそれぞれの血液型の人の体験談で多かったことを挙げただけとか。この場合、demonstrationが個なわれていないということですかね。
→そもそも科学ではないので、単なる作文以上のものではないでしょう。物語の一つに過ぎないのでは。
- ぬれた手でプラグをさわるとどの程度感電しますか。
→さわり方と濡れ方によるので、いつも感電するわけではないが、危険であることは確かなのでやらない方が良い。
- 電気分解は苦手な分野なので、今日の授業はいつもよりも一層難しく感じました。次の講義でしっかりと理解できるようにしたいです。
- 水の電気分解については昔から苦手というか好きではなかったのであまり覚えていなかったのですが、今回の講義で色々思い出せて良かったと思います。酸素と水素の爆発事故というものを初めて知ったのですが、安全だと思っていたものが爆発するなんてこわいですよね。「アースファイヤー」とやらを買う前に、誰かがあやしんで買うのをやめさせることができれば良かったのに、と悲しく思います。血液型性格診断ですが、はやりはじめた時はすごかったですね……。遊びではなくて、本気で信じているような人も周りに結構いたので、否定するのも面倒で適当に話を合わせていた気がします。今は遊び程度に考えている人が多いと思うので、このまま落ちついていけば良いと思います。
- 知識がないというのは、命を落とす可能性もあるということに改めて気付かされる事故だと思いました。
- 血液型の差別の感覚は、小学生の時から感じていた。私はB型だったので、A型の子に変に避けられたこともあった。血液型が人間関係に影響するというのが、ニセ科学によるものと言われてすっきりした反面腹立たしい。
- 恥ずかしながら、水素+酸素に火を付けたら爆発するというのを忘れていました…自分もだまされたかもしれません。自分の身を守るためにも、最低限の科学的知識は身につけておいた方が良いと痛感しました。
- 電気化学とか高校の時からよくわかっていなかったので頑張ろうと思う。自分が死なないためにも理科の知識をもっと身に付けていこうと思います。
- 広告の化学でも電気分解興味深くて面白く感じていたので、今回の授業はより詳しく学べてよかったです。先生の話を聞くたび知識って大事だなと感じます。
- 酸素と水素で爆発することは知っていたが、それを暖房装置に使用して爆発したという事故があったのは初めて知りました。科学の知識は日常生活で絶対必要だと思いました。血液型判断は今でもよく聞くが、性格とあまり関係してないと思う。
- 水の電気分解の話は、多分中学校以来だと思うので、なつかしく思った。でも、化学はとても苦手なので…、話を聴いて、難しいと感じた。後2回は、少しずつ理解できるように頑張って講義を聴こうと思った。
- ニセ科学があまりにも多いので、何を信じれば良いのかわからなく、混乱してきた。様々な事柄において疑ってかからないといけないので、疲れてしまいそうだ。
- 授業そのものには関係がないのですが、先生が授業の冒頭で言ってらした「ある程度の詰め込み教育はむしろ必要である」これは本当にそうだなと思いました。受験でも、そして普段の生活の中で考える事に対してでも、ある程度の知識を持っていないと、どうにも立ちゆかなくなるので。自分は少しゆとり教育世代に引っ掛かっていたので、知識を得る機会を逃してきたなあといつも思います。自分で努力して補完する必要があります。
- 電気分解はやっぱり少し難しく感じました。爆発事故については知識がないのに様々なことに挑戦してしまうのは本当に危険なんだなと思いました。科学の知識は生きていく上で非常に重要なのですね。
- 私、千葉県出身なので千葉大ときいて少しふるさとを思い出しました(笑)。酸素と水素の爆発事故、こわいなと思いました。知識がとても大切なものだということが、こういう事故の話をきくとあらためて実感します。
- 電気化学についてもっと知りたくなりました。
- 電気二重層という言葉は初めて聞いて新しい知識が増えた。
- ニセ科学の話を聞いて思うことは、少し考えようよと思う。多分最初の1フレーズしか見てないのか?小泉元首相がワンフレーズで国民を魅了したが、多くの人が今どう思ってるのかにもよる。1回くらいは笑い話になると思うが、次は気を付けようよと思う。
- 「美しくなる鏡」とっても興味があります(笑)。一度見てみたいですね。
- ”美しくなる鏡’”おもしろいですね。本当、その商品毎にあるストーリー、エピソードまでほじくり返すとばかみたいなことばかりで笑います。持つと幸せになる石、などはよく雑誌の裏に広告がありますが「成功者の例」みたいなヤツも同時に載っています。でも、あれは”偶然”で十分片付けられる程度の事じゃないかなあ、と。勿論”やらせ”の疑いもありますが。
- 水は絶縁体であると聞いたことがあって、確かに不思議だなと改めて思いました。手を濡らしたままプラグを触ってはいけないのはイオンを水が少しでも含んでいるからと知って、驚きました。
- 酸素と水素の爆発事故の話を聞いて、やはり化学の基本的な知識がないと避けられることも避けられなくなってしまうのだなと感じた。
- experimentとdemonstrationの違いを知ることができて良かった。私は文系なのでおそらく一生demonstrationしかしないだろうなぁと思うと少し残念な気もした。
- 自分達が信じて生活していることが本当に正しいのかわからずに全てに対してうたがいたくなりました。また健康情報の評価はとてつもなく大変なことなんだと思いました。
- 健康情報の信頼性を評価するためのフローチャートを参考にしたいと思った。バラエティ番組での実験は信用できないんだと思った。
- 知識は無いより有った方が良いと再認識しました。
- 血液型占いなどを信じる人はどうかしてると思う。
- 健康情報のフローチャートは信頼性を判断するために大事なんだなと思いました。学会発表だけでは信頼できないということはとても驚きました。情報を信頼するにはさまざまなことを考慮しなければならないということがわかりました。
- 電気分解について、今回のように細かく説明をうけたことがなかったので、とても勉強になりました。健康情報を評価する方法は、とても参考になる内容でした。レポートを書くためだけではなく、日常生活においても活かしていきたいと思います。
- 先生の経歴を見て、驚きました。すごいですね。情報の信頼性を評価するためのフローチャートを参考にしたいと思いました。
- 電気化学は難しくて理解しにくいものだった。しかし、基礎とかはちゃんと知っておかないと後で困る状況がでてくるかもしれないので、できるだけ理解するよう努力したい。
- 酸素と水素の爆発事故の例などで、知識が無ければ死んでしまうことさえあるという話を聞いて、少し怖くなった。自分の知識のなさに将来困らないように、科学の知識だけでなく広い分野の知識を身に付けていく必要があると感じた。
→科学以外については私も勉強中です。社会人になっても勉強は続きます。お互いがんばりましょう。
- よくCMで「ニキビ治りました!」などと体験談がながれるものがあるが、芸能人がでているとうっかり信じそうになってしまう。また、チラシでダイエットのサプリメントで使用前、使用後があまりにも違いすぎて、どうなのかなと思ってしまう。
→「食卓の安全学」を読んでみましょう。
- 効果のない通販の商品は取締ることはできないのですか?
→宣伝方法については公取が排除命令を出してはいるが、全部に対応するのはとても無理。苦情が多ければ行政処分の対象になることもある。被害が発生して故意まで立証できる見込みがないと、刑法で取り締まるのは難しいかも。
- 私は学会発表もすごいと思ってしまうので、今日フローチャートを知ることができてよおかったです。人の信用を得るのは大変なことだと思いました。
- 爆発事故の話びっくりしました。水からエネルギーを取り出すと聞くととてもエコな気がしますが、水を分解するのにエネルギーを使いますし、ガソリンで点火もするのですね。冷静な判断が必要なのだと思いました。
→もっとひどいのになると、水そのものからエネルギーを取り出す(電気分解とか言わずに)という触れ込みの装置があったりして、投資詐欺に使われる。
- 水素と酸素の電気分解は別にエコじゃない、と聞いていましたが、今回確信が深まりました。
- TVの実験について、バラエティー番組で報道されている実験は少し判断するのが難しいと言っていたのだが、民法と国放のテレビでは国放のNHKのよく耳にする「ためしてガッテン」という番組は、私の母親が言うには信頼できる、とことあるごとに私に話をしてくるのですが、それは本当なのでしょうか?でもやはり国放のテレビは民放よりも正しい報道をするのではないかと私は信じているので、そうであってはほしいが。
→NHKの場合、信頼できる部分が多いことは確かだが、全部は信頼できない。血液サラサラの話が世の中に広まるきっかけを作ったのは、NHKの「ためしてガッテン」で、さんざん他の番組やら馬鹿健康食品やらに悪用されたあと、やっと検証番組を作って正しい利用法と出回っている写真のカラクリを説明したのは放映から9年もたった後。この間どれだけの人が振り回されたことか。去年あたりだったか、湯が水より先に凍るという「ムペンバ効果」を不用意に紹介して誤解を振りまいたのもためしてガッテン。その後、雪氷学会で研究会が2回開かれ、現在も専門家の間で実験中で、私は情報共有のメンバーとして登録しているので、学会のときに開かれるシンポジウムには2年連続顔を出しているし、その結果もウェブに載せている。多分これからも続くだろう。一つ言えることは、いくつものグループが実験しても、どういう条件のときに起きるかまだ分からず、氷を作るための時間短縮の手法として使えるような話ではなさそうだということである。NHKは生活の知恵みたいな紹介をしていたが……。ただ、こちらは、そのネタを出すことを承諾した先生が責任を持って、シンポジウムを開き研究グループを集め、最初の「発見」の頃に追試をした先生とも連絡をとって情報収集するなどしている。
- 昔から水は電気を通すということに疑問をもっていたが、今回の講義でどのようになっているのかしくみが理解できた。水道水は低い電圧でも電流が流れるが、イオンなどのない純水は電圧を強くしなければならないということだ。
- 水の電気分解の結果で、2Vから2000Vとこんなにも差が開くのかと驚いた。
- 冬になり静電気が気になる季節となってまいりました。この時期薬局などでは静電気防止グッズがよく売られていますが、あれって実際効くのでしょうか?
→いろんな原理を謳っているし実際の材料にもよるので、一概に効くとか効かないとかは言えない。
- プリントの最後にあった血液型の話ですが、○型でしょ?と他人に指摘されたときは当たらないのに、本や雑誌で自分の血液型を見ると当たっていると思うことがある。性格が全て血液型で決まるとは思わないが、星座占いよりは信じている。
→本の書き方が上手いんでしょうね、誰が読んでも思い当たる節があるように書く技術というか。知り合いが指摘できない時点で、血液型による判定は使えない方法であるとはっきりしていると思うのですが。
- 私は引っ越ししてきた時に、山形市のゴミ捨てのパンフレットに載っている業者さんに電話して対応してもらいましたが、とっても親切でした。エコとエネルギーいついて、エネルギー的に1+1>2になっていたら、世界的にいろいろな問題が解決したら、新しい問題が発生しそう。水を電気分解するのに必要な最小電圧1.23Vはどういった関係式や条件、または実測から求められたのですか、教えて下さい。
→今日の講義で説明するが、酸素と水素の結合エネルギーに由来する。
- 水素と酸素をまぜての燃焼は中学校で実験をしていたので危険性はわかると思うんですが……。しかも、2H2O→2H2+O2、2H2+O2→2H2Oとまとめれば、2H2O→2H2O。何も変わっていないのに「エコ」というのはひどいと思いました。学問は大切だと感じました。講義とは関係がないですが、「食卓の安全学」は何に使うんですか?
→レポートを書くとき、この本のまとめを作るのが課題の1つになる。また、この本の内容を活用してレポートを書いてもらう。それ以外にも、講義で話をしたことについて考える手掛かりとして、自分で読んでおいてほしい。
- 危険な商品を見分けるためには知識がなければならないように世の中をできるだけ安全に生きていくためには科学だけでなく様々な分野の知識も必要だろうなあと思う。
→私の持論は、経済学(お金の動き)、法律学(世の中のルール)、科学(自然のしくみ)をバランス良く知っておくことが必要だ、というものです。
- 血液型が採用不採用に関係するというのは本当に残念な話です。
- ニセ科学によって実害が出ているというのはとてもショックなことでした・性格判断はだれにでもあてはまるということを読んだことがあります。遊びや趣味の範囲なら問題ないと思います。
→星占いで採用を決める企業というのは聞いたことがないし、あったとしても社長が特別に変わっているということが予想されるわけで、性格判断もその程度の話だということを共通認識にする努力は必要かと。あなた1人が遊びや趣味の範囲だと思っていても、そういうものを受け入れる風潮を作ることに荷担すれば、巡り巡ってあなたに被害が及ぶので、「自分だけ趣味だと思っていればそれでいい」というのでは済まないことがあるのが現状。
- 占いを信じる信じないは勝手かもしれないが、それを他人にあてはめないで欲しいものだ。
- 日常生活の中で得られる知識は文系が発信しているものが多い。理系の裏付けをとっても発信する段階で文系を媒体としてしまうところに問題があると思う。
→新聞記事の問題点については、「食卓の安全学」を読むとカラクリがわかる。文系理系の問題ではなく、マスコミ側が専門家をつくらないようにしていることが原因の一つ。
- 企業が血液型の記入を求めるのは今現在でも行われていることなのですか。
→追跡調査をしていないのでよくわからない。ただ、用心しておくことは必要ではないか。
- 前置きのとおり、内容が少し難しくなってきました。
- 先生のホームページに「ギコねこ」がいて、親近感を覚えた。
- 化学初心者なので授業の内容にはほとんどついていけてないのですが、レポート作成時には化学の知識が必要ですか?授業で扱ったような。
→一部は必要になるかもしれないが、どれが必要になるかはわからないので……。
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