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第3回
- 氷の結晶構造といってもいろいろあるのですね。高校でチンダル現象というのを習った覚えがありますが、チンダル像と関係がありますか?
→どちらも人名で、同じ人が研究しました。
- 氷には数多くの分子の形があることを知った。水の多様性あ興味深いものだ。
→分子の形、ではなく結晶構造です。水分子の形は同じだけど並び方が違う。
- 氷の調査の単位が万単位では短かったという言葉には驚いた。また、それで宇宙にまで探査機をとばすのだから人間の探究心はすごいと思った。水や氷の研究をすることのメリットとは何ですか。
→自然(の一部である水)を知るという意味での価値もある。利用するという観点からは、身近にあって、生命維持にも不可欠な物質なので、性質を詳しく知っておくことで、タンパク質などの働きの理解につながる。また、水ととことん純粋にする技術は半導体の製造に不可欠である。
- 中谷宇吉郎の実験装置にはウサギのもの以外にも核になるものはありますか?
→細い糸を垂らすといったものでも核になる。どんな材料をつかうと結晶ができやすいか、きれいにできるかいろいろ試して一番良いものを選んだのではないか。
- パラパラした軽い雪と水が多い固まり易い雪がありますが、その差が生まれる原因は何ですか?
→気温。高校の教科書の水の状態図を思い出せばわかるように、温度が低くない時は圧力をかけると氷はわずかに融けるのだけどうんと低温だと融けなくなる。
- Ih以外の高圧条件下で生じた氷の結晶内部にも、Ihの雪の結晶のような形の違いはありますか。
→雪結晶は気相から固体相への結晶成長ですが、高圧氷を作る時は液体から固体になります。そうすると、過飽和度の違いが最初から無いので、雪結晶のようないろんな形はできなさそうです。
- 氷の結晶構造は条件によって異なる種類に変わるのですが、他の物質の結晶構造も条件によって変わるのですか。ノイズが入ったり途中で音声がとぎれて聞きづらいので、マイクを直してもらえると嬉しいです。
→温度や圧力で結晶構造が変わること自体は特に珍しいことではありません。マイクについては事務に連絡しておきます。
- 高校で水は危険な物質だとききました。水は体内の大部分をしめるのでどのように危険なのか知りたいです。また、2回目の授業でカードを機械には通しましたが、急いでいたため紙カードを提出できませんでした。大丈夫でしょうか。
→私も知りたいです。水は危険な物質だと言いだした本人にその場で理由を訊くべきだったかと。まあ、水に限らず液体を人に吸い込ませれば窒息しますから何だって危険といえば危険ですが……。
- 地球以外の星で水が存在する星はあると思いますか?火星は以前は存在していたそうですが…。なぜ地球だけこんなに水が多く存在しているのか不思議です。氷の結晶はなぜこんなにきれいに左右対照になるのですか?
→宇宙の元素の組成を考えると水は珍しい物質ではないので、水の多い星がどこかにあっても特に変わったことでもないのではないかと。結晶が対称なのは偏る理由が無いからで、糸などを核にすると、最初の条件が四方八方同じとはいえないために非対称な形でできたりする。
- 水の状態図がこんなに複雑なものだとは思いませんでした。広告では水の三態を簡単に表した状態図しか見たことがなかったので、とても興味深かったです。
- 水の状態図が高校の時にやったものよりも複雑でした。新しく知れてよかったです。チンダル像を実際みてみたいと思いました!キレイです。
- 講義室の座席を例とした説明がとても分かりやすかった。
- 氷の結晶構造は1パターンだと思っていたので、8パターンもの構造があると習って驚きました。確かに雪の結晶にもいろいろな形があったと思い名特しました。優子先生の講義は先生がたくさん話すので先生ののどが心配です。季節の変わり目なのでお体に気をつけてくださいね。
- 氷の結晶構造にこんなに種類があるとは思わなかった。
- 雪の結晶の種類がたくさんあるのに驚きました。また、名前があることも初めて知りました。実際に色んな雪の結晶を見てみたいなと思いました。
- 中谷宇吉郎先生の「科学の方法」(岩波新書)を読んだことあります。
- いろんな結晶を見たい、科学の博物館や記念館に行ってみたいと思った。
- 氷の結晶について調べてみたいと思いました。せっかく雪国に住んでいるので深く知りたいです。
- 一口に水といっても温度条件や湿度条件でここまで構造に差異ができるのかと驚いた。
- 水おもしろい。
- 氷の結合に「水素に空席がある」状態があることに驚きました。液体や気体はともかく、固体は空席がなくがっちりすき間がないものだと思っていました。
- 雪の結晶が全て同じ構造ということに驚きました。
- 大学で働いている人の将来の話は、現実味があってためになった。
- 現在、日本が抱える少子高齢化問題は大変深刻です。報告書によれば、約50年後には2010年時の人口1億2800万人から減少の一途をたどり、1億人を割るという結果が出ています。対策としては子供を育てやすい環境づくりが前提となりますが、先生には夢や希望がありますか?(子供はいますか?)その子はDQNネームではありませんか。50年後の日本に光宙(ピカチュウ)という名のおっさんがいるのは恐ろしいです……。
- 授業中、水分補給がしたいです。飲んでもいいですか。
→どうぞ。特にこれからは暑くなって、熱中症の危険が高まりますから、充分な水分をとるようにしてください。
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