「水商売ウォッチング」とは?
水商売ウォッチング
みず-しょうばい【水商売】客の人気によって成り立ってゆく、収入の不確かな商売の俗称。待合・貸座敷・料理店・バー・キャバレーの類。 (広辞苑) |
↑これの話を期待しているなら、どこか他をあたってほしい。広辞苑にも載ってないし日本語を乱すようで悪いけど、ここでの「水商売」は文字通り、水に付加価値をつけて売る商売のことだ。別名を蛇口産業ともいう。 |
日本は、一部の地域を除いては概ね水に恵まれている。水道も完備されていて、そのまま飲んでも病気にならない水が常に供給されている。それでも最近は、水の中の微量な有毒物質が問題になったり、殺菌に用いている塩素のカルキ臭や水源の微生物によるカビ臭が問題になったりする。そんなこともあって、水の加工方法がいろいろ考え出されて、加工装置が製造販売されている。
おいしくて体にいい水が飲めるのはいいことなのだが、その加工方法の中には説明を見てもよくわからないものが混じっている。水の加工の効果の程は確からしいのに、その原理の説明がどう見ても意味不明だったりして、これではせっかくの装置の説明が逆効果ではないかと思うものもある。まだまだ私は勉強不足なのだろうか。
そこで、そういう水関係の装置の説明をしているページへの、コメント付きリンク集を作ることにした。ページを読んでわからないことがあったら素直にわからないと書くつもりだ。おもいっきり変だと思ったらツッコミを入れることにする。もし私のコメントを読んで、何か情報を持っている人がいたらメールで教えてほしい。また、こういう「水商売」についての新しい情報もご存じだったら連絡をください。
注意:このページを、水商売を非難したり特定の会社の営業を妨害したりするページだと勘違いする人がたまにいますが、全くの誤解です。ここで行っているのは、会社が公開した製品のメカニズムの説明や、その他の出版物の内容について、科学的に正しいかどうかという観点から議論するということです。会社が公開した試験方法そのものに疑問がある場合はそのことも議論します。特定の会社の製品の最終的な効果については、会社が提示する実験結果等を基本的にそのまま認めています。つまり、「会社は虚偽の試験結果を出さない」という性善説が、私の議論の前提になっています。とりあげる製品や会社を選ぶ時は、サーチエンジンで出た順番だったり、一般の方からメールで教えていただいたり、会社の出している説明のおもしろさによって私が決めています。
ここで取り上げたからといって、製品の販売がいけないということや、性能が悪いということは意味しません。理由は不明だが効果がある、という製品は、効果の確認がしっかりできているなら販売することには何の問題もありません(補足説明へ)。現段階で科学的説明が無いことを理由に、有用な水処理方法を捨ててしまうことは、やはり科学の誤用になるでしょう。メカニズムがあとから説明されるというのはよくあることです。ただし、製品の販売や宣伝の際に、わざわざ誤った科学的説明を無理矢理くっつけるということは、科学に対する誤解を広める可能性があるので、私の立場としては見過ごせないからツッコミを入れます。
まあ、「商売のために科学を騙るな」というのが基本になってます。ツッコミを入れているケースは、企業の方が先に勝手に「科学理論モドキ」「実験の名に値しない実験」(=ニセ科学)を宣伝に登場させたものばかりです。宣伝をするのは自由ですが、同時にニセ科学を広めるのはやめてもらいたい。ニセ科学を広めるのは、科学に携わっている人々の業務を妨害する行為です(同じ名前で粗悪品が出回ったら、良い製品を作っている企業は怒るし迷惑もするし、消費者も迷惑します。それと同じ事です)。科学として批判されるのがイヤなら、科学のフリをするのを一切止めればいいだけのことです。
なお、私の目でみて「一体これは何だ?」と思う部分にもコメントしています。液体の研究などをやっている人間にとっては巷の宣伝がどう見えているのか、読者にわかるように書いていくつもりです。私のコメントは、科学の知識をどうやって使っているのかという1つの例だと考えてください。異なる専門の人や、液体分野の他の研究者は、また違った見方をすることでしょう。
販売方法がマルチだ、高額の商品を買わされた、効果が無かったというような苦情は、お近くの消費者センターか弁護士にでも相談してください。当方の守備範囲外です。
また、宗教団体はコメントの対象から除外します。教義を科学的に考察するのはナンセンスだからです。信じる・信じないの問題は、主観に始まり主観に終わる話ですから。もし私が間違って取り上げてしまった場合は連絡をください。
あと、勝手にリンクをしただの、誰の許可でコメントを書いてるのかだの、ふざけたクレームをよこす人がたまにいます。リンクについては「リンクは自由」でも見てください。コメントを書くことについては、表現の自由の意味でも勉強してくれというしかないです。一旦自分から公開した内容は、広告であれ何であれ、読み手に対して読み方を規制することはできません。また、読んだ側がどういう論評を書こうが公表しようが自由です(誹謗・中傷は除外)。自分が出したものについて、議論や批判をされる覚悟がないのなら、ネットなど使わなければいいのです。