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本日のお説教

Posted on 7月 19th, 2006 in 未分類 by apj

 今日で前期の学生実験終了。あとはレポートを回収して成績を出せば良い。で、レポート提出先などの掲示に書いた学生向けお説教は以下の通り。

※今回は、レポートを受け取った直後の、再提出してもらうかどうかのチェックはしないことにしました。「多分再提出だと思う」とわざわざ前置きして提出した人が居たからです。
 レポートの提出にあたっては、各自が最大限努力して書いたものを提出することを求めます。

 最初から品質が悪いと自覚しながら提出し、チェックが甘くて通ればラッキーだという姿勢は社会では通用しません。そういう態度でモノを納品した会社は、信用を無くして以後は取引停止になるだけです。

 提出されたらすぐチェックして、どうしようもないのは即座に書き直しをさせるという方法も、教育方法としては有りだが、それを学生が逆に利用しはじめたんじゃないかと思ったので、「出されたものしか見ません。ヘンな物出したらホントに落ちますよサイン」を出すことにした。

 真面目にやったつもりが足りなくてチェックに引っかかるというのであれば、それは勉強中の学生なんだから仕方がないが、最初から著しく不完全だと確信しながら提出するなんて横着を、学生のうちからやるんじゃないっての。


ここからは旧ブログのコメントです。


by トレペ@夜間大学10年満期除隊 at 2006-07-51 10:39:51
Re:本日のお説教

わぁ~いやな先生だ(笑)
私の学生時代、この手というか提出物の省力化はかなり推し進めましたね
いかんせんコピペの効かぬIT前時代ですから

レポートなんぞは箇条書き寸前、図面は参考資料が鋳造なのを無視して徹底的に溶接構造を導入してコンパス、テンプレートの使用頻度を徹底削減・・・etc、

教授は苦笑いしてました。


by 酔うぞ at 2006-07-47 11:13:47
Re:本日のお説教

高校生にロボサッカーを作らせるという授業をやってみると、教科書とか教科といったものが端ヘンな量を極めて短時間で済ませるように磨き上げられていることに改めて驚きました。

教育の技術という観点では職場のOJTなんてのは手抜きだと思いますね。

社会では通用しないことの一つに「試験範囲」とか「先生が言った」というのがあるか、そこらは高校生には結構理不尽な事を言っている社会人講師であります。(^_^)


by apj at 2006-07-51 12:09:51
Re:本日のお説教

>レポートなんぞは箇条書き寸前、図面は参考資料が鋳造なのを無視して徹底的に溶接構造を導入してコンパス、テンプレートの使用頻度を徹底削減・・・etc、

 いやね、この程度のことはやったってかまへんのよ。ただし、そのリスクは自分で背負ってもらわなきゃね。自分でそうする道を選んでおいて、「多分再提出になるから見てくれ」などと情けないことは言うな、と。


by 越後屋遼 at 2006-07-37 17:55:37
Re:本日のお説教

>教育の技術という観点では職場のOJTなんてのは手抜きだと思いますね。

そんなのはまだ良いほうですよ。

OJTとは名ばかりで、ただ実際の作業に就かせるだけ、ってのは結構多い。

基本なぞ教えずにやらせるから、うその認識で覚えてしまうヤシも出てくるし、下手すると何もわからんのにいきなりクレーム対応ってーケースも。


by rmiya at 2006-07-57 23:19:57
Re:本日のお説教

あー、私のところでも「とりあえず出してみます」とかいう学生がいたので、最近は以下のようにやってます。前提条件としては、実験の初日はガイダンスなんですが、そこでレポートの書き方の注意点と良くあるミスを説明する。レポートは実験テーマごとに翌週提出する。
ということで、一つ目の課題のレポートのみチェックして再提出を要求。ただし同じ間違いをいちいち全部指摘しないし、こう直せともいちいち言わない。チェックポイントは、基本的な形式のみで、内容の良し悪しは原則として再提出の対象ではない。それでも、「実験の目的」の節の文章が目的になってなかったり、図表の書き方がおかしかったり、「結果」として生データの羅列のみで説明文が無かったり、化学反応式が反応の前後でつりあっていなかったり…あらら、書き出すときりがないね。
で、私は完璧ではないので全てのミスをチェックしていないかもしれない、主な注意点は最初のガイダンスで説明した、もう一度良く考えて書き直せ、提出されたものの出来具合に応じて評価する(あたりまえですね)、と。

ところで最近特にレベルが低下しているなと感じるのは、レポートの出来不出来ではなくて、レポートを提出しない学生がいること。実験には出席しているので、「どうした?早くもってこい」と声をかけるのですが、「まだできていないんです」などとお茶を濁した返答。結局提出せずにいるので、レポート点をゼロにせざるを得ません。昔もレポートを出さない学生はいたけど、催促したら遅れはしたけど最終的には提出したよ(内容は問わず)。最近の学生はあきらめが早いのかな。


by トレペ at 2006-07-20 10:48:20
Re:本日のお説教

>そのリスクは自分で背負ってもらわなきゃね。自分でそうする道を選んでおいて、「多分再提出になるから見てくれ」などと情けないことは言うな、と。

わはは、ごもっともです。
んで学生時代で思い出したのが「誤差論」の先生。
今思えば完全に個別指導のツールに再提出を使ってたのではないかと。
なにせ良くて3回、なかには20数回も赤ペンで疑問点を書き
込み再提出を求め続けるというのは今考えると頭が下がります。


by 水崎@造園屋 at 2006-07-48 06:48:48
Re:本日のお説教

おっしゃるとおりです。
先日、カタログのデザインお打ち合わせをしていた時、このデザインは自信があるか?と、問いかけたところ、プランを練ったからたぶん大丈夫と答えましたので、即座に打ち合わせを中止し、お帰り頂きました。
自信があると、答えて頂いたら、たぶん発注を止めています。
だって、デザインが気にくわないから。でした。