府中市中小企業技術講習会
18時から20時まで、府中市工業技術情報センター主催の府中市中小企業技術講習会で講師をしてきた。話をしたテーマは「製品開発における科学とニセ科学」。物理学会でやった内容を一部変えて、先日学内でやったサイエンスセミナーの内容も使って、全体を作ってみた。
まず、ニセ科学とは何かという説明をし、いくつかの怪しい話(マイナスイオンとかポリウォーターとか)がどうやって出てきてどういう経緯をたどったかを紹介し、最後は一般的な傾向と対策をまとめた。
今回、声をかけてくださった方は、遠赤外線の怪しい話でだいぶあちこちとやりあった方であることがわかった。
主催が府中市なので、ほとんどが都内の企業やジャーナリストの方だったが、大阪から来てくださった方もいてビックリした。水商売ウォッチングの方を読んでくださってるとかで、会社が怪しい方にいかずに済んだとお礼を言われた。
会社間でも科学っぽいヘンな話はいろいろ持ち込まれたり飛び交ったりしてるようだが、きちんと本物を見分けて、地に足を着けた開発をしてもらわないと困る。また、そういう企業が儲かる社会でないと消費者も困る。変な話に惑わされてそっちに研究リソースを投入するとそれは明らかに損失なので、うまく情報判別をするお手伝いが出来ればと思った。
ここからは旧ブログのコメントです。
by いいじま at 2006-08-48 01:54:48
Re:府中市中小企業技術講習会
重箱の隅ですが、府中市は全国にもうひとつあるので、どちらの府中氏なのかの明記が必要かと。都内とあることから、今回は東京都のほうの府中市ですね。
by HDK at 2006-08-09 04:06:09
Re:府中市中小企業技術講習会
どうでもいいはなしですけど、
「府中」という地名は律令制度下の県庁みたい役所「国府」があったところをさすようなので、日本中にありふれた地名のようですね。
by エディ at 2006-08-48 10:53:48
Re:府中市中小企業技術講習会
>いいじまさん
>主催が府中市なので、ほとんどが都内の企業やジャーナリストの方だったが、
をちゃんと読めば、「広島県の府中市」だと勘違いしてしまう人はいないと思いますが。つつくほどのことでもないですよ。