大人の科学
前から気になっていた「大人の科学」のスターリングエンジンの号と、ゲルマニウム鉱石ラジオの号が生協にあったので即買い。でも本業の実験があるからすぐには手出しできない。来年は熱力学を教えることになるしなぁ……。
ここからは旧ブログのコメントです。
by 酔うぞ at 2007-01-41 10:58:41
Re:大人の科学
今日、一般公募でキャリア教育のイベントがあるのでなんとか手伝って欲しいという相談に出かけました。
元々はロボット製作が出来ないか?ということだったのですが、イベントなので基調講演後の分科会形式で3つのセッションを実施する、その一つで時間でやって欲しい。時間は全部80分。
これでは、ロボット製作どころか何かを作ることも無理だ、となって、さらに公募だからということか対象が制限無しで小学生から学校の先生までなんてので「どういうことよ?」といった感じから話を詰めていきました。
結局は「もの作りにこだわりたい」ということなので「裏話を3つぐらい(3人)やろう」ということに落ち着きましたが、勝手に話を作って良いので、逆にどういう風に持って行くかとなりそうです。
まぁ、場所が高校を使うので、プレゼンテーションで視覚的に飽きさせなければよいかな、などと乱暴なことを考え中。
by まいまい at 2007-01-41 17:48:41
Re:大人の科学
スターリングエンジンは防衛大学校で 現在研究中となっていますね。
http://www.isec-inhttp://www.cm.kj.yamagata-u.ac.jp/blog/index.php?mode=icon_image_index
絵文字fo.org/jp/sympo2004/index.html
自民党の「お国のために死んでこい」という意味より、むしろ海外派遣隊員の生命を守る意味でスターリングエンジン潜水艦(救難用途)があると良いだろうなと思う次第です。
by apj at 2007-01-50 18:40:50
Re:大人の科学
酔うぞさん、
80分では確かに実習はきついですね。
ウチの学科でも、1年生向けに1コマ90分で終わる練習用実験をいくつかやっていますが、かなり準備した教育用実験でないとこの時間では無理です。
せめて半日くらいはないと……。
まいまいさん、
ですね。
ただ、ウチの場合、去年の院試の答案を見たら、熱機関を分かってない人続出だったもんで……(汗)。どうも、化学の学生は物理にうとい人が多いらしく、気体の膨張やら収縮と仕事が結びついてないみたい。学研のやつは、付録の安いのと、アルコールランプを使う高い専用のキットの2種類があるけど、とりあえず安い方を買ってみた。カップ麺を作りながらでも動かせるらしいので。
by A-WING at 2007-01-25 18:50:25
Re:大人の科学
>まいまいさん
なにも兵器は乗員の命を無視して作ってるわけではなくて,むしろ,生還率を上げるためにかなりコストをかけて作られています。
もちろん「戦力の維持」の意味もあるわけですが・・・ともかく,「死んで来い」な兵器はありません。
by まいまい at 2007-01-12 07:45:12
Re:大人の科学
A-WINGさん おっしゃるとおりです。
私が死んで来いという自民党と言いましたのは、イラクに、海外派遣における戦死事例の生起を期待して送り出した行為を指しています。その行為の代償として、先の参院議員選挙で服部三男雄元外交防衛委員、山下善彦元防衛庁長官政務官、日出英輔元外務大臣政務官、が落選しています。
そしてそれに対して、隠密行動に有利性が有るスターリングエンジン搭載潜水艦の開発がこういった自衛隊員(ひいては国民)の救難につながると良いなと言う意味です。
by 柘植 at 2007-01-52 17:20:52
Re:大人の科学
こんにちは、まいまいさん。なぜかエンジンなどの熱機関に異常に詳しくなっている分析屋の柘植です(理由は今まで研究対象としていたセラミックス材料がエンジンなどの熱機関用を装丁して居たからなんですけどね)。
理解して欲しいのは「潜水艦」という兵器そのものがもともと隠密性を特長にするものと言うことですね。考え方としては、相手が押さえている(制海権を持っている)海域で偵察したり攻撃したりする道具なんです。そうすると、潜水艦による救難活動という世界はあまり無いわけです。もともと相手が押さえている海域で活躍する兵器ですから、そこで救難するためにはそこで誰が遭難しなくてはならず、それは、その遭難者が「桂馬の高飛び」型の攻撃をしたことを意味する訳です。
スターリングエンジンというのは「体積効率の悪いエンジン」です。つまり同じ馬力を出すエンジンか他の方式のエンジンに比べて「でかい」訳です。ただ特長としては「熱なら何でも使える」つまりディーゼルみたいに「この燃料しか嫌よ」なんて言わず動きます。例えば原子炉の出す熱でも喜んで動くわけです。もう一つの特長は「静か」だということです。内燃エンジンはエンジン内で燃料を爆発させますからどうしても音が大きいわけです。蒸気タービンなどの外熱エンジンでも出力を得るためには蒸気の圧力を高くする必要があるのでどうしてもかなりの音が出るわけです。
船舶エンジンというのは常にコンパクトが要求される訳でして潜水艦でもコンパクトであるに越したことはないにもかかわらず、コンパクトになりにくいスターリングエンジンを研究するのは、潜水艦が「隠密性」の兵器である事と深く関係している訳です。
by まいまい at 2007-01-26 18:13:26
Re:大人の科学
柘植さん
おっしゃる意味はわかります。私の古い 潜水艦の認識もそうなっています。ここで潜水艦兵器の意味をお話するのは場違いではないかとも思って、私の軽率な表現を反省しております。
しかし、アメリカの戦略核潜水艦については、すでにかなりの数が核ミサイル搭載サイロを改造してゴムボートなどの出し入れができるようになっていますね。柘植さんおっしゃるところの「桂馬の高飛び」型の攻撃・撤収を支援するためです。一方、92年のイラク戦争では多数の在イラク邦人は政府の支援を得られずに、トルコ航空機で遭難地域から脱出していますね。
ですから、研究中のスターリング機関搭載型潜水艦の日本における運用は、撤収せざるを得なくなった海外派遣自衛隊員(や逃げ損なった邦人、場合によっては国連が保護するべきとした人物)の救出になると良いな、と意味で書き込んでいます。政府が「逃げるよ」とアナウンスする頃には誰にも知られずに救出現場にいる、という「桂馬の高飛び」型の運用です。
潜水艦がかつての回天のような「死んでこい」兵器だいう認識はありません。同時にどんな危機的状況にあっても日本の旗を掲げて堂々と撤収するべきで、その際には現場の合理的判断は二の次。自衛射撃も政府判断が降りてからとし、さらに死んではいけない という空論をただすために、じゃあ世論操作のために「戦死」を期待しましょうね、というのもどうかと思っています。
そこで、一般的には隠密攻撃兵器であろう、スターリング機関搭載型潜水艦は、日本においては(超法規的ですが)「桂馬の高飛び」型の救難兵器であって欲しいと言うことです。この考え方は、イラク派遣決定当時の、実質上襲撃への対応が許されないように自衛隊員の手足を縛ったまま出してしまおう(死んでこい)、という政府自民党の考え方とは違うと思っています。
現段階での某国スターリング機関搭載潜水艦が欠陥品と評価され、「鉄の棺桶」と呼ばれそうだというのもまた、別のお話です。
by まいまい at 2007-01-53 18:27:53
Re:大人の科学
私の誤りを訂正します。
A-WINGさん 柘植さんがご指摘のように、私の
>自民党の「お国のために死んでこい」という意味より、むしろ海外派遣隊員の生命を守る意味でスターリングエンジン潜水艦(救難用途)があると良いだろうなと思う次第です。
という表現は自民党が現在、潜水艦を「お国のために死んでこい」という自殺兵器として運用しているかのようなものでありました。これは私の意図するところではなく、以下のように訂正して、表現のつたなさから誤解を生じたことをお詫びします。
現在の政府自民党は、自衛隊員全体を「お国のために死んでこい」と言わんばかりの運用で海外に送って来た(いる)。
せっかく新規のスターリングエンジン搭載型潜水艦を研究して造るなら、その隠密性を利用して電光石火の救難用途という 海外派遣自衛隊員の命を守るように開発・運用されると良いと思う。
by A-WING at 2007-01-11 21:12:11
Re:大人の科学
>まいまいさん
私は別にJ隊信者ではありませんが,(有志か義務かに関係なく)派遣される隊員の方に対して「あなたちは『死んで来い』って言われたんでしょ?」なんて言うべきではないと思ったのです。「あなたたちは可哀想だ」と言っているようなものですから。
ともかく,かなりはしょった文章であるにも関わらず,ほぼ意図を汲んでいただけたことに,ありがたく思います。