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キャンベル「生物学」など

Posted on 4月 17th, 2007 in 倉庫 by apj

 黒影さんのところでも話題になっているキャンベル「生物学」の訳本を思い切って購入した。非専門家が手もとにおいてリファレンスにするには、The Cellでは分子生物学に偏りすぎだし、高校レベルの資料集だと足りない場合も多い。生協で見かけたので中身も確認できて、これならば、と思って買ってしまった。水がらみの話をしていて生物学の知識が必要なこともあるわけで、生理学もカバーする生物学の進んだ本が欲しかった。
 感染症関連のことを調べるのにブラック「微生物学」を持っているから、これでほぼ大丈夫、と思ったらブラックの方は第二版が出てる(汗)。鳥インフルエンザの件もあるし、最新版を買った方がいいのかなぁ。何せ、パンキョーやってると何訊かれるかわからんから、ある程度広く浅く調べる手段を持ってないとどうにもならない。
 今年臨時で担当している熱力学のための、読み比べ用の本として「熱力学の基礎」清水明著(東大出版会)を買ったがなかなかよさげ。これを機に自分ももう一回勉強し直しておくつもり。


ここからは旧ブログのコメントです。


by しもふり at 2007-04-38 05:59:38
Re:キャンベル「生物学」など

微生物は、分類の仕方とかもちょっとづつ変化するので、そのあたりもフォローするのであれば教科書は更新して悪いことは無いと思います。

生化学方面では「ヴォート」が辞書代わりになって便利な良著です。「キャンベル」は個人的にほしいのですが、買ってないですねえ。


by 黒影 at 2007-04-07 06:35:07
Re:キャンベル「生物学」など

ブラック微生物学も版が新しくなってましたか。
不覚にも見落としてました。
前に持っていたのは後輩にあげちゃったんで、また新しく購入しようかと思います。


by apj at 2007-04-33 07:13:33
Re:キャンベル「生物学」など

しもふりさん、
ヴォートですか。ウチの学科の先生が教科書に指定して使ってますね。
キャンベルもいいんですか。
私は、軽部研の頃からストライヤーの原著を手もとに置くことにしています。

 生物学は専門ではないし、通して読む時間も取れないので、必要に応じて引ければいいという程度なんですよねぇ。しかし、「ホットゾーン」とかを読んだりすると、今微生物についてどんなところまでわかっているのか知りたくなったりするんですが。

黒影さん、
 何て言うか、ニセ科学宣伝でご都合主義の「腐敗=悪、発酵=善」みたいな二分法を見かける度に、人類が歴史を通してどうやって微生物と関わってきたかちっとは理解しやがれという気分になります。いえ、私、専門でもなんでもないんですけどやっぱりひっかかる。