見出しがアレ
京都新聞電子版より。
ネットの怖さ、児童も体験を
滋賀大院生 教材づくり進む滋賀大大学院生の中谷有花さんが作成した教材「やってみよう!!インターネット」
インターネット上のマナーや利用する際の怖さを体験できる小学校低学年向けの教材づくりを、滋賀大大学院教育研究科の中谷有花さん(23)が進めている。教材は「やってみよう!!インターネット」。賞品がもらえるアンケートに答える、掲示板に書き込みをする-など7つの場面が設定。児童がパソコンを使って体験すると、個人情報が漏えいしたり掲示板に児童へのひぼう中傷が書き込まれる仕掛けになっている。
幼いころから情報の取り扱いを身に付けることで、掲示板の書き込みによるトラブルや料金の架空請求などの犯罪に巻き込まれない力を養ってもらうのが狙いだ。
この教材は、県内の小学校で効果を検証したあと、今秋めどにインターネットで公開する予定にしている。
「恐いのはネットではなくてそういう行動をする人間の方だ」と教えないとダメなのでは。まあ、トラブルに対処するための教育は必要だとは思うが。
ここからは旧ブログのコメントです。
by 杉山真大 at 2007-05-58 11:17:58
Re:見出しがアレ
一度、「悪徳商法マニアックス」でも教材にしたら良いんじゃないですっかね?下手な教材よりも十二分すぎるくらい為になる。
ググってもヒットしないのがアレだけどwwwww
by Kei at 2007-05-05 15:59:05
Re:見出しがアレ
「ググってもヒットしない」こともまた、ディスカッションの素材になるじゃありませんか。
by いいじま at 2007-05-44 16:17:44
Re:見出しがアレ
言葉の問題ですけど、「道路の怖さ」って見出しで同じ論理を展開してみたらどうなるでしょう。怖いのは道路(を走るクルマ)ではなくてそういう行動をする人間だよ、と言っても説得力を欠くと思います。もし記者がきちんと勉強している人だとすると、そういう意味でつけたタイトルだと思います。
まあ、最終的にこういうタイトルになったことで「ネットは怖いもの」という先入観を煽る結果になっているので、それはそれで問題なのですが…。
P.S.
『メディア・バイアス』買ってきました。これから読みます…
by 酔うぞ at 2007-05-39 18:45:39
Re:見出しがアレ
道路の例えは素晴らしく良いですね、機会があれば使わせていただきます。m(_ _)m
ネットの安全について「危ない」という話はするのに「こう使わなくてはならない」という話が出てこないところに大いに問題があると思います。
その結果がこんな事になっているのだと思う。
http://youzo.cocolog-nifty.com/data/2007/05/post_ed06.html
中学・高校ぐらいだと「この勉強は何の役に立つのか」とは誰でも思うし、いわば永遠のテーマであるのだが普通は「将来必要だから」と教える側は押し切っています。
これがネット利用だとそれを教えることが出来る人が少ない。
少なくとも雰囲気的には「触らないで済むなら近づくな」的な雰囲気ありありです。
これを「将来いやでも使うことになるのだから」と道路にたとえて話すのは必要なことでしょう。
その上で「危ないことも多い」と説明するべきなのだと思う。
説明する側が試行錯誤中、というのが一番の問題かな。
by apj at 2007-05-44 05:40:44
Re:見出しがアレ
杉山さん、
>「悪徳商法マニアックス」でも教材にしたら良いんじゃないですっかね?
これ、大学でですが今学期の講義でやります。
既にGoogle八分とは何か、を教科書指定して買ってもらってます。
テーマはニセ科学なんですが、
・ネットで検索してもニセの方がサイトの数は圧倒的に多い
・そもそも八分されて、検索で出てくる情報が主に企業の都合で歪められている。
というあたりはきっちり教えないと、検索しました、だけでレポートを書いてきたりするので。
酔うぞさん、
>中学・高校ぐらいだと「この勉強は何の役に立つのか」とは誰でも思うし、いわば永遠のテーマであるのだが普通は「将来必要だから」と教える側は押し切っています。
そもそも、教わったことがどう役に立つかは教わってからでないと自分ではわからない、というか評価できないわけで、押し切る以前に、何も分かってないことの証拠として「この勉強は何の役に立つのか」という疑問が出てくるんでしょうねぇ。
>「将来いやでも使うことになるのだから」
ですねぇ。
by nomad at 2007-05-38 07:36:38
Re:見出しがアレ
もう20年も前にパソコン通信のsysopをしていたことがあるんですが、その時何人かの学校の先生とお付き合いをすることになりました。
当時からネットを教育に、という考えはあったんでしょう。
しかしネットというのはそもそも外部の社会との交流なんですが、「外部との交流」の能力に決定的欠ける人ばかりでしたねえ。
結局、先生はROMばっかりでしたなあ。(ごく稀に「普通の人」がいました)
多分これは職業病で、学校を辞めると、半年くらいでえらいことうまく交流できるようになった人がいました。
by 酔うぞ at 2007-05-51 07:54:51
Re:見出しがアレ
学校のネット環境はまだかなりヘンです。
というより担当の先生のスキル次第。
公立学校では教育委員会にサーバーを置いている形なので、何もしないでも(出来ないでも)「ネットワークが使えていることなっている」ところが実態は問題大ありで、例えはメールアドレスが個人に割り当てられていないから、メールが機能しない。
添付ファイルを全く受け付けない設定、というのもありましたなあ。
ネットワーク利用が学校(高校)での重要事項になってないのです。
だから、出来る先生が担当になると色々とチューニングしてくれのですが、その中にヘンな先生がいたら怖い。
先生がそういう調子だからインターネット教育なんのては専門教育アイ会なんでしょうね。
高校生ぐらいにとっては「将来は必須で極めて重要な一般教養」と位置づけるべきなのだろうけど、先生方が「わたしは良く分からない」と公言できるのでは一派教養とは言えない。
こんな状況だから、結局はインターネット教育も「トピックの羅列」のようなことになるのだと思います。
by apj at 2007-05-27 07:56:27
Re:見出しがアレ
>多分これは職業病で、学校を辞めると、半年くらいでえらいことうまく交流できるようになった人がいました。
「娑婆に出る」って言うんでしょうか^^;)。
外部との交流ができない人が教師をしているという事実の方が何だかこわいんですけど。
by 杉山真大 at 2007-05-29 11:22:29
Re:見出しがアレ
>「ネットで検索してもニセの方がサイトの数は圧倒的に多い」「そもそも八分されて、検索で出てくる情報が主に企業の都合で歪められている」というあたりはきっちり教えないと、検索しました、だけでレポートを書いてきたりするので
この辺って社会科学とか政策論でも結構「あるある」話なんですよね(汗)。殊に近現代史とかアジア情勢とか見ていると、何処まで真実で何処まで憶測や偏見なのか予め専門書で勉強でもしないと偏見持ったまま社会に出るてことになり兼ねない・・・・