打ち合わせの光景(笑)
お茶大寄って実験とEMLGの発表内容について打ち合わせ。その後、法律事務所ヒロナカにて、弘中絵里弁護士と打ち合わせ。師匠の冨永教授も同席。
委任状作って契約書作って……のあたりで、こんな会話に。
弁「うまくいかなかった場合は費用の残額を返還します。文書作成費しかかからないので」
私「了解です。ところでこの報酬金のオーダーはどの位?」
弁「訴訟がどの程度広がるかによるので……」
私「いきなりウン百万とか言われたら、多分全部は回収できないでしょうし、改めて自己破産の処理を依頼しちゃいますよん(笑)」
弁「そんなことはしません……(笑)。で、後の方が契約解除になったときの処理で」
私「解除ってあるんですか」
弁「さんざん弁論して勝訴の判決が確実になったあたりで(報酬金払いたくないから)解除、ってケースが……」
(あ、ひでぇな。そんなことしたら二度とそこの事務所に仕事頼めなくなるよなあ……)
私「そうすると、新たな紛争発生ですよねぇ」
(どう考えても勝てる気がしない訴訟になりそうだな、と思いつつ弁護士さんと顔を見合わせて忍び笑い(汗))
私「ところでこの相手、別訴も考えてるんですけど」
師匠「山形でやればぁ?」
弁「がんばってくださいー!」
(目一杯明るく叫ばれてしまう。東京でやるならともかく、山形は遠いので受任する気ナッシングなのが明らかな対応。まあこの前からそういう話だったんだけど)
私「はい~~。ところで、ちょっとついでなんですが、257条だったかな?この間の判決、裁判官が一個所間違えてるんで、訂正したいので書式ください」
弁「更正ね。解説が付いてるのは本の方だから紙でコピーを……あ、CD-ROM版もありました」
(私、慌ててPowerBookを立ち上げる)
私「助かります~」
弁「書式全部持っていく気では?」
私「(いくらマニアでも)そんなことはしませんよ~。そこまでする位なら(書式集)買っちゃいます^^;)」
(でも、CD-ROM版だけでも別売してないかな……本は分厚いし高いらしいし。あ、そうそう、マニアとしてはこれだけは最後に言っておかないと)
私「ところで書類はまず私に下書きさせてくださいね。で、足りないところとかまずいところとかを直してください。そうすると、何がまずかったかわかる。まあその、依頼の料金の半分は『授業料』ということで……」
なーんかこう、シュールな打ち合わせ光景なのかこれは、と思わないでもなく……。他の人がどういう雰囲気で弁護士さんと相談してるかわからないので何とも言えないんだけど。
【追記】何か某掲示板やらkikulogやらで誤解されてるみたいなんだけど、報酬金云々の話は、私が弘中絵里弁護士をからかっただけなんで……。契約書には報酬金の額が明示されてないのね。で、「一体いくらふっかけるつもり(笑)」と訊いただけだったりする。タダの貧乏サラリーマンの私に巨額の報酬金なんかふっかけたら、アンタ今度は私の自己破産手続きを引き受ける羽目になりまっせ、という、自己破産の手続きが弁護士の業務であることをふまえた冗談なんで、ここは笑うところのつもりで書いたんだけど。