久しぶりの広島大
午前中、目黒区立東山中学校で話をしてきた。建物はキレイだし、生徒さんたちの雰囲気も良かった。
私の話は、普通に進学してもいろんな騒動に巻き込まれるとか、何をしたいかなんてやっていくうちにしかわかってこないとか、ニセ科学宣伝をしているあぶない商品がいろいろあるとか、悪徳商法によって販売されていることも多いとか、高校までくらいの理科の知識で危ないものを避けることが相当できるはずなので試験が終わったら忘れるんじゃだめだとか、いろいろ話をしてみた。今回は、出張ついでのボランティア講師(出張旅費が別件で出ていて、移動の途中の空いた時間に入れた)。
酔うぞさんの話も面白かった。使いながら作っていくしかないというのは、それなりにネットと関わりの深い人でないと言えないのだろうなぁ、と思いながら聞いていた。学校でネットを使うということになると、どうしても、既にある物を使うとか管理するという発想になりがちなので。
夕方、広島へ。久しぶりの広島大学。半年暮らしていた時と、周辺はそんなに変わっていない。キャンパス内の学士会館に宿泊できたので移動が楽である。適当に食事したり買い物したりして、明日の発表のスライド並べ替えやら新規製作やらをしないと……(中学校用スライド優先で準備したから、後回しになってる)。
ここからは旧ブログのコメントです。
by 酔うぞ at 2008-03-01 08:01:01
Re:久しぶりの広島大
お疲れ様でした。
まぁ中学3年生の生意気盛りと話せたのは面白かった。
しかし「自殺サイトを取り締まれないのですか?」という質問に、答えるというのは難しい。
学校の授業では手に負えない質問なんだろうな。
それで、知識に接する速度はインターネット以前と以後では全く違うというのが実感できた。
高校生になると、大人並みの知識があっても不思議ではないが、中学生だと「ここまでよく知っているな」という印象があって、やはり情報に接し知識を得る速度は格段に上がったのでしょう。
だから、中学生の時代の判断力格差のような問題は大きいかもしれないですね。
by apj at 2008-03-27 08:42:27
Re:久しぶりの広島大
酔うぞさん、
自殺サイトについていえば、
自殺する人は自殺サイトがあってもなくてもどうにかして自殺する
大多数の人は自殺サイトを見たって自殺なんかしない
わけだから、取り締まりの必要はなさそうですが。
自殺の方法であることが分からない状態、たとえば気持ちよくトリップする方法、のようなふれこみで練炭自殺の方法が書かれていたりすると、無知でうかつな人がひっかかるかもしれないが、自殺サイト規制とは別のカテゴリーの問題ですよね。
「自殺するとその後でこんな輝かしいステージに」などと、変なニューエイジ・スピリチュアル系トークで騙すカルトまでいけば、洗脳される被害者が出かねないわけで、サイト規制では済まず、そういう団体そのものの取り締まりが必要かもしれませんけど。
by 酔うぞ at 2008-03-16 17:57:16
Re:久しぶりの広島大
ネットワークは生ものなのだと思うのです。
しかも食べた方もどんどん変わっている。
両方が常に変化しているモノを扱うのに、ある一瞬を取り上げて「だから○○だ」とすること自体に無理があります。
多くの議論は「規制に賛成・反対」のようなことになりますが、わたしにはそれ自体が決められない、としか思えないのです。
だから、総論としては規制は不可能であるからコスト面と効果を考えて反対であり、個々の亊案についてはやらないわけに行かないから規制賛成、となってしまうんですよね。