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テレビ番組の裏側

Posted on 4月 22nd, 2008 in 未分類 by apj

 左巻さんのところに面白いエントリーが出ている。テレビの製作会社からコメントを求められたので、考えを述べたところ、

 これを、質問してきた制作会社に言ったらディレクターが「センセイは気圧
差の説明では、納得できないのですね。それならコメントいただかないです。」
ということでした。重し効果だとテレビ的におもしろくないということなんでしょう。
自分が納得できないコメントなんぞはしたくないよね。

 という展開になったそうで。
 制作側は、多分、このあとは面白いコメントをしてくれる専門家を捜し求めるのだろう。テレビに登場する専門家は「テレビとして面白い、つまり番組製作に都合のよいコメントをしてくれる人が選ばれている場合がある、ということを意識しておくべきである。まあ、当たり前なんだけど。こういうことを、常識として義務教育段階でメディアリテラシーとして教えられるといいんだろうけど……。


ここからは旧ブログのコメントです。


by Kei at 2008-04-02 16:04:02
Re:テレビ番組の裏側

どこかの民放局が「面白くなければテレビじゃない」というキャッチフレーズを使ったのは、もう何年前だったろうか。
NHK が「プロジェクトX」という、嘘で固めたドキュメンタリー・シリーズを放映してしまったのは、もう何年前だったろうか。

テレビ局には、眠くなるような退屈な番組を作ることへの恐怖感がある。その裏付けは、視聴者の退屈への恐怖感である。視聴者が、退屈するよりむしろ騙されることを選んだかどうかは定かではない。しかしテレビ局は、退屈させるよりむしろ騙すことを常に選んでいるように見える。


by 温泉カワセミ at 2008-04-32 11:02:32
Re:テレビ番組の裏側

apjさん、

とってもTVにありがちな、ストーリーありきの製作ですねぇ。

しかし、左巻さんトコで推測されてるように、製作スタッフがベルヌーイの定理みたいなのを明確にイメージしてたかどうかは判りませんが、仮にベルヌーイの定理を当てはめたら、表の方が風の入らない裏側より空気の流速が早いんやから、シートをめくりあげる方向の揚力が働くような気がしますねぇ。


by 杉山真大 at 2008-04-10 04:19:10
Re:テレビ番組の裏側

なるほど。だからオカルト批判で「火の玉教授」がよく出ているって結果になるんだ(笑

さすがに安斎氏や左巻氏さらにはapj様だったら、確かに議論としては成り立つかも知れないけど、「絵にはならない」ですからね。その点、「火の玉教授」だと反オカルトならぬ”逆オカルト”だから傍目で眺めている分には面白く出来ちゃう・・・・・これじゃ、理科系が誤解されちゃうよなぁ(嘆息