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ステイタスだったのに、時代は変わるものだ……

Posted on 4月 2nd, 2009 in 倉庫 by apj

 ロイターニュースより

米シリコン・グラフィックス、連邦破産法11条の適用を申請
2009年 04月 1日 19:21 JST
 [1日 ロイター] 米シリコン・グラフィックス(SGIC.O: 株価, 企業情報, レポート)は1日、連邦破産法11条の適用を申請した。裁判所への提出文書で明らかになった。

 同社は総資産3億9050万ドルに対し、5億2650万ドルの負債を抱えている。

 シリコン・グラフィックスの債権者には、インテル・アメリカ、キモンダ・ノースアメリカ、IBMなどが含まれている。

 最初に、シリコングラフィックスのWSを見たのは、アルバイト先の医療施設だった。その後、東大でNMR分光器を入れたら、コントローラーがシリコングラフィックスのマシンだった。そんなに負荷をかける計算をする人が居なかった上、他にめぼしいマシンも無かったので、しばらくしてからsendmailとqpopperとhttpdを突っ込んで、研究室のメールサーバ&ウェブサーバとして使っていた(何という贅沢)。
 その後、知り合いの理論物理の研究室がやっと1台入れてみんなで代わる代わる使い倒しているという話をきき、同じマシンが放医研に入ったけどろくに使いに来ないのを横目で見ながらMacとSUN3とIndigo2に囲まれて過ごしていると言ったら、溜息しか聞こえてこなかったりした。
 まあ、ある時期のグラフィックスワークステーションとしては、買って使っていることがステイタスみたいなイメージだったのだけど……。
 しばらくコの業界から遠ざかっている間に何てまあ……(遠い目)。


ここからは旧ブログのコメントです。


by nomad at 2009-04-30 08:33:30
Re:ステイタスだったのに、時代は変わるものだ……

シリコングラフィックス&クレイ、でしたしねえ…
ステイタスっていうか、カッコよかったなあ。


by apj at 2009-04-55 09:14:55
そう、クールだった。

nomadさん、

 ピザボックス型のSUNが幅をきかせていたり、やたらでかいTITANというグラフィックスワークステーションがどかんと置いてあったりする中で、鮮やかな色、なめらかな局面を持った筐体は、それだけでカッコよくてクールでした。
 表示される画像の美しさでさらに「スゲー」感がありました。

 バイトだったり時限付きの職だったりしたけど、喰わせてもらっていたマシンでもあり、chapter11っていうのが、何だか複雑な気分です。