ペリカン便なくなったのかあ……
「ペリカン便」名称消える、「ゆうパック」に
日本郵政グループの郵便事業会社は1日、日本通運との共同出資会社で運営していた宅配便事業「ペリカン便」を吸収統合し、新たな「ゆうパック」として再スタートした。
33年間親しまれた「ペリカン便」の名称は消滅した。
東京都千代田区の郵便事業会社本社での記念式典で、鍋倉真一社長は「宅配便業界は熾烈な競争下にあるが、厳しい環境を正面から受け、よりよいサービスを提供する」と述べた。
CMに出演するフィギュアスケートの高橋大輔選手も登場し「遠征や合宿でゆうパックを利用したい」とあいさつ、早速、ゆうパックを使って長光歌子コーチにお中元の食器を送った。
(2010年7月1日21時19分 読売新聞)
宅配便の会社を選ぶのに、特にこだわりはなかったのだが、ペリカン便の袋には一時期お世話になった。
学生の頃、近くのコンビニに、ペリカン便発送用の手提げ袋が常備されていた。丈夫で長持ちして安いので、通学用のバッグとして愛用してたのよ。実家の近くで買った5000円くらいのデイパックを使ったら、2週間くらいで敗れて、カバン買う金も無かったから、ペリカン便の手提げに目をつけたというわけ。同級生は、なんでペリカン便?って不思議がってたけどね。防水も効いてるから雨の日も安心。重い本やノートを入れて下げて20分ちょっと歩いて通学していたら、半年ほど経った後、体育の授業で行われた体力測定で、握力が妙に上がっていたのがいい思い出^^;)。
ここからは旧ブログのコメントです。
by もとエスペ at 2010-07-53 17:57:53
Re:ペリカン便なくなったのかあ……
>2週間くらいで敗れて、カバン買う金も無かったから、ペリカン便の手提げに目をつけた
重さにデイパックがテキストの重さに負けた、と。
でも、その印象はあまりないな。もっとも、他人が持っている物には昔から関心をもたないので、見ていたのかも知れないが。
ぼくも、かばんの重さは相当なもので、健康管理センターで体重計に載せたら、12キロあって、さすがにおどろいた(だって、小六法と判例集とハードカバーのテキストに加えて国語辞典まで持ち歩いてたんだから)
by sika at 2010-07-27 19:55:27
Re:ペリカン便なくなったのかあ
>同級生は、なんでペリカン便?って不思議がってたけどね。
突っ込んだ記憶がある。「これが一番実用的・・・」という回答。デイパックが死んでいたのかぁ。
by mimon at 2010-07-32 10:25:32
この袋でしょうか
「ペリカン便」というブランドを降ろしちゃったということは、本家のページは、ないはずですので、遠慮なく'07時点のarchive.orgへのリンクです。
http://web.archive.org/web/20070429155857/http://www.nittsu.co.jp/pelican/service/packing/shizai.html
このページ最上段の「ペリカンメルヘン手提げバッグ」がapjさん御用達だった手提げ袋に近いのでしょうか。
こんな可愛らしいデザインでしたら、「なんでペリカン便?」とは、言われないはずですから、当時は、その左右にある、「誰がなんと言おうとペリカン便!」みたいなデザインだったのでしょうね。
口のスナップが止まらないことを気にしなければ、「中」でB4,「大」でA3まで入りますから、大きさは、十分ですね。
この中に、辞書などに使われる高密度の紙を口まで詰め込みますと、「中」でも約20kgになりますから、女性が片手で持つには、無理がありまして、もっと低密度の紙か、余裕を持って入れて、10kg程度だと仮定します。
紙製品の寿命計算方法は、知らないのですけれども、機械工学的なセンスだけで言うと、定格(設計)荷重の半分程度が常用でしたら、その寿命(回数)は、計算上、千の位に数値が立ってもおかしくありません。
設計者は定格荷重に対しても、安全率を見込んでますし、写真の見た目だけですけれども、「大」の紙袋と共通の設計をしている可能性もありまして、あちらは、容積が約3倍になりますので、当然、荷重も3倍見込んでいるはずので、・・・、10の5~7乗回の耐久性も否定できません。
apjさんが長生きなさることを願うばかりです。
高性能な品物を安価に提供するというのは、私ども技術屋の本業なのですけれども、それにも限度というものもあります。
\5,000-のデイバッグよりも耐久性の高い手提げ袋を\200-で提供するのは、どこかにしわ寄せがあったと思います。
たぶん、日通本業の方をご利用いただくことを前提に、そちらの利益を期待して、赤字覚悟で提供していたのでは、ないでしょうか。極端な話、あんなカサバル物を販売価格\200-でコンビニに置いてもらうには、卸値がゼロだった可能性も否定いたしません。
それを「日用品」として使われていたことは、日通にとっては、「文句は言えないけれども、腹だたしい」ことだったと思います。
企業の方になりますと、もっとひどい例があります。
私が以前勤めていた工場では、福通と普段、取り引きしていまして、そこの「封筒」くらいでしたら、無償でご提供いただいていました。
もちろん、その工場だって、控えめに社名の入ったマチ付きの封筒があったのですけれども、経費節減の命の下、「原則使用禁止」になりまして、その通達の中に「参考」として、福通の封筒なら、無償だと書かれていました。別に、強制ではなかったのですし、あとで聞いた話では、その通達を流した本人は、その「貴重」な自社封筒を「私用」に使っていたそうです。
でも、私のようなまじめなサラリーマンは、その通達に従いますから、出張するときなど、普通の手提げかばんに入りきらない品物など、あのトハデ(福通カラー)な封筒に入れて、脇に抱えて建設省と特許庁とをハシゴしたりして、・・・、それによって節減された数円のコストと、一張羅のスーツに身をまとったビジネスマンのプライドとを比較すること自体が野暮なのでしょうね。
by mimon at 2010-07-44 10:36:44
ごめんなさい
このサイトは、Windowsの半角日本通貨マークをうまく表示できないことを失念しておりました。
上から順に、5,000円,200円,200円です。
by apj at 2010-07-38 16:16:38
丈夫は丈夫だけどそこまででは
mimonさん、
右のデカバッグ使ってました。
コンビニでは、宅急便と関係のない他の手さげ紙袋と一緒に吊るして売ってたので、まあそういう扱いだったと思われます。
確か3回くらいは買い換えて、そのあと、2年の後半には、直方体ぽいデザインのショルダーバッグにして、肩こりがひどくなり、山用の頑丈なデイパックに買い換えて、卒研の頃には背負ってた記憶が……。
by mimon at 2010-07-03 19:54:03
げげっ!
apjさん、
> 右のデカバッグ使ってました。
あんなデケーもんを日常的に使われていたのですか。あれほどの容量があれば、不自由しませんね。
単純計算すると、手元のExcelシートが50kgとかほざいてますよ。そりゃあ、握力だってつくでしょう。今は、撤廃されているはずですが、昔の労働基準法関連法令に、女性には、8kg以上の荷物を持たせてはいけないとあったような、・・・。
私の経験では、デイバッグはすぐ壊れます。リュックサックなら長持ちします。私は、一応ライダーですから、冬山にテントを背負ってソロで走りこんだときに、肩紐がちぎれたりしたら、命取りですから、それなりのものを使っていました。
by apj at 2010-07-12 00:31:12
Re:ペリカン便なくなったのかあ……
mimonさん、
>昔の労働基準法関連法令に、女性には、8kg以上の荷物を持たせてはいけない
100kgちかく担いでいる野菜売りの行商のおばちゃんが普通に居る件。なぜか担いでるのは比較的年配の女性ばっかりでした。
私が担いで楽に歩けるのは18kgまででした。特に訓練はしてなかったし。袋の方は多分6kg前後だったかと。
グレゴリーとかのメーカー品の山用デイパックを使うようになって、本を詰め込みまくっても破れる心配は無くなりましたね。
何年か前に足首骨折した時は、腕の力が足りなくて、荷物を背負って腕立て伏せの訓練が必須だと思い知りました。
by 技術開発者 at 2010-07-13 01:20:13
20kgだったと思うけど
こんにちは、mimonさん、apjさん。
>昔の労働基準法関連法令に、女性には、8kg以上の荷物を持たせてはいけない
いちおう労働法は専門(?)なんです。別に資格とかと言う意味ではなくて、労組において担当させられるという意味でね(笑)。
ただ、8kgという数字は女性労働基準規則第2条及び第3条によると、16歳未満の継続的作業の数値です。18歳以上ですと、継続的作業で20kgとなります。規則では、妊娠中の女性の制限となっていますが、元になる法第六十四条の三第一項の方で「妊産婦以外の女性に関して、準用することができる」としていますので、妊娠中でなくても準用してきました。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S61/S61F04101000003.html
別に昔の労基法と言うことではなくて現在でも、この省令は生きていたと思います。なにせ、国際母性保護条約とかも関係してきますからね。
by あがたし at 2010-07-04 03:37:04
ヘビーデューティー
気象観測系のフィールドワークでは,ゆうパックの似たような袋を使っていました.かなりの重量に耐え,外部からの摩擦に強く,いきなり裂けるということもなく,カラなら折りたためばかさばることもなく・・・といいことづくめでした.
しかしそれを日常用途で使うという発想はなかったなあ・・・
現在日常用は一澤信三郎帆布です.しかし初代はあまりのヘビーデューティーの末に破れたので信三郎帆布に送ったら(連絡相談したうえで現物を送ると,出来る限り修理を試みてくれる),もう直しようがありませんと言われてしまったぐらい壊してしまいました.いまの二代目はもう少し丁寧に使いたいところです.
by mimon at 2010-09-31 10:49:31
フィールドワーク
あがたしさんのフィールドといえば、「山」を想像してしまい、当然「リュックサック」だと考えちゃいそうですが、今はどちらかというと「海」の人でしたよね。
それで「帆布」かと思うのは、あまりに短絡的でしょうか。