2001年度は、マスターサーバで公開されている科研費マクロのパッケージはunix用とWindows用のみで、Mac用はない。TeXマクロは単なるテキストファイルであるから、どれをダウンロードしても利用できるが、Macで使う前に、日本語コードをシフトJISに、改行コードをCRのみに変更する必要がある。
unix用のファイルをダウンロードして展開した場合、日本語コードがEUCであるため、Macの展開ソフトが勘違いして、テキストファイルであるのにファイルタイプをPICTにしてしまったり、そもそもファイルタイプを判定できなかったりして、テキストファイルであるというアイコンが表示されないことがある。エディタや日本語コード変換ツールはファイルタイプがTEXTであるものでないと開けないことがあるので、まず、日本語変換したいファイルのファイルタイプを全部TEXTに変更する必要がある。macrosフォルダの中のファイル全部を変換しなければならない。ファイルタイプとファイルのクリエータ情報の変更には、私はResEditを使っているが、ResEditは開発者向けのツールで一般にはあまり出回っておらず、しかも最近は開発ツールにも含まれなくなってしまっている。簡単にファイルタイプとクリエータ情報を変更できるフリーソフトがVectorで公開されている。Mac > ユーティリティ > ファイル管理 > タイプ・クリエータ変更から適切なものをダウンロードして使用するとよい。ファイルタイプをTEXTと半角大文字アルファベット4文字で入力すればよい。
日本語コード変換は、例えばMac nkfを使うとできる。また、当ページで紹介したmiエディタで全テキストを選択して、オプションメニューから文字コードと改行コードを選んで指定したあとファイルを保存するという方法でも変換できる。他のエディタでもこの機能を持っているものがあるので、お使いのエディタを調べていただきたい。
変換が終わったら、StuffItで圧縮してBinHex変換してサーバに入れて終了である。
Mac版パッケージが配布されていない場合は、この手順を参考にしてほしい。