このやりとりをしていた時点では、この先の交渉がどうなるかがわからなかったため、公表を差し控えていた。が、プロホームアドバンスが、浄水器の新規注文受付をやめ、ウェブページも無くするということで、今後の交渉は打ち切りである旨伝えてきたので、参考までに公開する。この文書の赤字部分は私がつけた。これはやりとりのほとんど最後の方のメールである。この内容と、冨永教授宛に謝罪を要求している内容のメールを比較してほしい。とても、「キャンセルを問題にしたことはない」などという主張はできないことは明らかだろう。
2002年7月19日
天羽 優子様
株式会社プロホームアドバンス
担当者:□□□□
> 1)御社としてはこの先どうするつもりですか?あるいは、どうしたいですか?
> 大学がいうところの「係争」は終わったと考えますか?それともこのまま
> の状態を継続しますか?
当社としては、コメントのおかしな部分を指摘すれば、その意見を反映されたもの
になってくると考えていましたが、現状での話合いは平行線のままで、その解決策は
見つかりませんでした。決着点が見つからない以上、話合いは中断したほうが良いと
考えています。
大学がいうところの「係争」というのがどういうものなのか当社では把握していま
せん。冨永教授によれば法廷で争う可能性があるとの判断らしいのですが、当社から
は話合いをしたいという内容しか送っていませんし、冨永教授の要求でなぜ「係争」
が問題になるのか分からないというメールも送っています。以上がこれまでの当社の
対応ですが、ただ、大学の意見と冨永教授の話には食い違いがあるように思われるの
で、この件に関してちゃんとしたコメントをすることはできません。
> 2)私宛に、キャンセルの詳細情報を知らせるつもりはありますか?
> (これは、大学との関係ではなく、私と御社の関係になります。
> キャンセルされたことを理由として御社が大学にまでクレームを送った
> ことが原因で、私は、サーバ移転に伴う余分な作業が必要になったり、
> その他いろいろな手間が増えたわけです。
> 私には、キャンセルの詳細を知る権利があると考えています。
顧客情報を含む会社の情報を外部に知らせるというのは、会社として慎重にならざ
るを得ません。
まず、当社との関係でということならば、前々回のメールにあるように内容について
の話合いであったので必要ないものと考えます。
次に当社が手紙を大学に送った理由はコメントの内容がおかしいと考えたからで、こ
れはこれまでの話の経緯や、手紙の内容を読めばわかることと思います。
サーバ停止処分に関しては大学から説明を頂いておりませんし、正確な状況を把握で
きていませんが、天羽さんから頂いた当初のメールからサーバ移転は自発的にされた
ことと思っていました。また、大学側でされた処分の対応を当社に持ち込まれても、
処分の理由説明が無い現状では、当社からはどうなっているのか分かりませんし、対
応することもできません。この辺の事情に付いては、当社よりも天羽さんのほうが詳
しいのではないでしょうか。
個人で名乗り出られることに関しては当社としては問題ありません。ホームページで
呼びかけられているということですので、そちらで待ってみてはどうでしょうか。
また、キャンセルされた状況に興味があるということでしたら、コメントページ全て
を対象に調査されてみてはどうでしょうか。
最後に一点質問です。最近のメールのやりとりは状況確認といった内容ですが、これ
も今までの議論と一緒に掲載されています。当社とのやりとりは全て公開していくと
いう方針なのでしょうか。