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Re:なぜ「ゲルマニウム(健康グッズ限定)」の効果がまったく期待できないか
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zorori (2008/05/15 18:49)
apj (2008/05/15 20:45)
Kei (2008/05/07 21:23)
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時間外診療を受けるなんて、学部の頃に食中毒だか胃腸炎を起こす風邪だか分からない症状で医者に診てもらって以来のことだった。
行ってみたら、直前に救急車で運ばれてきたらしい意識不明の年配の女性が、ストレッチャーに載せられて処置室から運ばれていくところだった。家族らしい人が数人廊下の椅子に腰掛けて待っていた。医者が、CTだ、MRだなどと言っていて、どうも、どうして意識が無いのかがまだはっきりしないようだった。
私の方は、ベッドに横になれと言われ、傷口を洗って何針か縫うことになった。傷の中に砂やらガラスやら、異物が残っていると、縫っても回復せず、また開けて取り出すことになり、回復がおくれるのだそうな。局所麻酔をするときに、目を閉じてろと言われ、どうしても何をしてるか見たくて目をあけていたら、顔の上にガーゼを置かれてしまった。多分、処置の途中で目に薬品が入ったりするとまずいというのがあるのだろうけど、防護眼鏡をかけてでも見たかった……。で、いざ縫合する段になると、もっと本格的にシートをかぶせられてしまった。上の面は吸湿性素材、下はビニールみたいな防水材料でコーティングしてある少し薄い青色のシートだった。傷口のところだけ穴があいてて、医者から見えるようになっている。シートをかけてから「息ができなきゃ言ってくれ」って言われてもだな……まあ、自分の息の水滴で濡れた感じがするだけで、呼吸に問題はなかったが。ただ、小さな怪我なのになんでこんなものをかぶせるのかと思ったら、胸のあたりに、糸やら針やら器具やらを置かれる感触が……。確かに、服の上に器具を直接置くと衛生上問題がある上、服を汚すこともあるから、ディスポーザブルの滅菌シートを使うというわけか、と勝手に納得した。
傷を押さえたり麻酔を追加したりの作業の最中に、電話がかかってきて、医者が呼び出されていった。「**さん?」とか確認をとっている様子からして、救急外来に何かと電話をかけてくる常連がいて、関係者に名前が知れ渡っているらしい。意識不明な人はともかく、電話をかけて心の安定を得たい人の相手もしなきゃいけないなんて、仕事とはいえ医者は大変だ。弁護士は気に入らなければ事件を受任しなくてもいいが、医者は本人が酒に酔ってる時以外は受診を拒否してはいけなかったはずだ。まあ、今回かけてきたのはそれとは別の人らしかったが、本人の主張する症状と家族が見た状態が大きく食い違っているらしく、来たら精神科を紹介することになるかも、と説明をしていた。体の病気だって急病があるのだから、心の病気にだって急病があっても不思議はないな、とこれも何となく納得した。
縫合を終わって、痛み止めと抗生剤をもらって帰ろうとしたら、入り口のところで「血圧が下がったので呼ばれました」と言ってる人とすれ違った。多分、夜中の1時頃だったと思う。家族が入院していて、容態が悪化したのだろう。
翌朝受診するように言われたので、午前中に出向いていった。徹夜の当直あけなのに変わらぬ様子の昨日の先生に診てもらい、再度消毒して、薬を出してもらった。やっぱり外科の医者は体力勝負なんだなあ……。
外来の処置室に、注意書きが貼ってあった。体液はすべて感染源だと書いてあるのは当たり前としても、伝票を汚染しないように気をつけるように書いてあったのは、なるほどと思った。伝票が汚染されると、会計などの事務方で感染事故が発生するということになるのだろう。器具の滅菌は後からまとめて何とでもなるが、紙を滅菌したあと使うのは難しいだろう。
まあ、とにかく、妙にいろんな人間模様をかいま見たような夜だった。
posted at 2005/09/02 23:27:00
lastupdate at 2005/09/02 23:31:39
>でも 何でも記録されるよのなかになったら 息が詰まりそうです。医師のなり手が なくなったりしてね。
冗談でなく本当です。以前、医療画像システムの仕事をしていたときに、画像診断をやった医者のコメントの履歴を全部保存するようなシステムを提案したところ、慌てて医者が却下してきました。最初の読影で間違ってることがけっこうあるそうなんです。もちろん、間違いの頻度が多いといけないので、何人かでチェックしたり検討したりして、間違いをできるだけ減らしたものを最終的な診断として出すことで、信頼性を確保しているのだそうです。だから、診断が確定するまでは書き直しが自由にできて、途中の経過は出さないようにしてほしいという要請でした。
まあ、患者の立場になってみれば、最終的に品質の高い情報を出してもらえるのであれば、途中はどうでもいいわけです。システム屋としては、後からさかのぼって変更ログを出せなどと要求されないのであれば、途中を残す仕様にする必用はないわけです。従って、この提案は了承された模様でした。
一般に,魚をおろすときに目隠しするのは,生きた魚をおとなしくさせるためであって,さばく人間の心象とは関係ありません。
魚の目が怖いからというのは,あくまで例外的理由です。
>よく映画でも 銃殺のとき 目隠しするし。
医者は殺すのが仕事じゃありませんよ。
私の通っている病院では、外科を見たことがないので内科系だけの情報ですが、処置の類は診察室とは別の場所で一括して行うようになっています。注射を打つのも内科診察室ではなく特設の注射室です。仮に注射の処方箋が汚染されても、カルテのほうにある控をコピーすればいいという、考えてみれば見事な仕掛けです。
学生の時に習った実験の心得は、
・途中経過の計算も全部書け
・消しゴムで消すな
でした。
島津製作所の記念館には田中耕一さんの〈間違えた時のことが丁寧に書いてある〉実験ノートが展示されているそうです。
災難でしたね。
僕も自転車愛用者なので、自転車ごとコケたことはあります。
その時は膝をざっくりやってしまいましたが・・・。
僕は薬をあつかうので、あまり体液などの汚染物に触れることはありませんが、それでも病院で病棟に出て仕事をしていたときは、患者さんのベッドサイドに行く関係上、多少気は使いました。
おかげで神経質なぐらい手洗いをするようになったというオマケがつきましたが。
記録用の用紙も、基本的には部署(病棟の看護婦詰所)から持ち出さないというのが原則でした。
今はそういうこととはかなり程遠い仕事をやってますけどね。
臨床の風景がちょっと懐かしかったなぁ・・・。
目を隠す件。医者じゃないので 想像ですが。
目隠しするのは 患者を「物」として 扱うからじゃないの?
魚をおろすときに 見つめられては おもいっきりできないかと思うのですが。
よく映画でも 銃殺のとき 目隠しするし。
見られちゃうと、動揺するのでは と思います。
でも 希望者には 手術の様子を録画して ビデオを渡すサービスも はじまるような気がしますね。
航空機の ボイスレコーダーが 事故解明に役立てられるように 医療事故も そうなるようなきがする。
まあ そうなるとしたら 医師会の力の及ばない政権ができたときかもしれませんが。
でも 何でも記録されるよのなかになったら 息が詰まりそうです。医師のなり手が なくなったりしてね。