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apj (2008/05/16 16:44)
Isshocking (2008/05/17 09:56)
がんのすけ (2008/05/16 02:28)
Re:なぜ「ゲルマニウム(健康グッズ限定)」の効果がまったく期待できないか
柘植 (2006/12/28 14:36)
とりばち (2006/12/28 17:56)
みつを (2006/12/28 19:52)
apj (2006/12/28 20:30)
apj (2006/12/28 21:06)
とりばち (2006/12/28 21:15)
やぎ (2006/12/30 08:39)
apj (2006/12/30 15:00)
柘植 (2007/01/05 08:31)
apj (2007/01/05 12:30)
柘植 (2007/01/09 11:42)
越の国 (2007/01/10 01:29)
越の国 (2007/02/13 04:28)
apj (2007/02/13 12:23)
みつを (2007/02/20 10:11)
寿康堂 (2008/04/15 18:19)
apj (2008/04/15 22:40)
加藤 (2008/05/15 16:12)
zorori (2008/05/15 18:49)
apj (2008/05/15 20:45)
Kei (2008/05/07 21:23)
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こういうことを書くと、「実験もしないで」「試してもみないで」と言い出す人が必ず居る。また、「科学でわかっていないこともある」という定番の反論も出てくるだろう。だから、なぜそう言えるのかを説明してみる。
物質を分析する方法の1つに、赤外吸収分光というのがある。物質は、それぞれある特定の波長の赤外線を吸収する性質がある。だから、その吸収パターンを測定すれば、物質を同定したり、場合によっては定量したりできる。赤外吸収分光は、分析化学の分野では定番の測定方法である。どの大学や検査機関にも、かならず1台以上の赤外吸収測定装置があるし、毎日世界中で使われている。
この赤外吸収を測定する方法の1つにATRというものがある。屈折率の大きいプリズムの上に試料を接触させて、赤外線を当て、プリズム表面付近にくっついている試料の赤外線吸収スペクトルを得る方法である。この実験では、プリズムの材料として、純度の高いゲルマニウムがよく使われている。もちろん、私もゲルマニウムを使って、赤外スペクトルの測定をしている。
さて、健康グッズとしてのゲルマニウムは、ブレスレットやネックレスに加工されて使われている。体に接触させることによる何らかの効果を狙ったものだろう。実際、
ゲルマニュームは、32℃以上の刺激を受けると、マイナス自由電子が飛び出し、乱れた生体の電子バランスを整え、異常電位を正常にして、細胞の活性化に働きかける。のような説明がなされている。
ゲルマニュームは、医療用具として承認されている商品もあることから、そのパワーは科学的に証明されている。
しかし、実は接触による効果はほとんど期待できないし、マイナス電子云々も根拠がない。
もし、ゲルマニウムが32℃以上で電子を出すならば、ゲルマニウムに接触している物質はその影響を受けるはずである。普段使っている赤外分光器は、内部に赤外線源があるから、試料を入れる場所は32℃位にはなっている。ゲルマニウムが試料に電子を与えるとすれば、それはゲルマニウムと試料が接触しているところで主に起きるだろう。ATRでは、光学系の配置から、ゲルマニウムに接触している部分を主に測定している。健康情報として言われているようなことが現実に起これば、それは試料の変化を引き起こし、スペクトルの変化となって見えるはずである。しかし、実際にはそんなことは起きていない。プリズムにゲルマニウムとそれ以外の材料を使ったときで、ゲルマニウム特有の試料の変化が起きたという報告はこれまでに1つもない(ゲルマニウムそのものを腐食させるようなものを測れば別だが、今考えているのはプリズムを変化させない接触である)。世界中で毎日測定に使っていて、どこからも異常が報告されないのだから、言われている現象は起きていないと判断するのが妥当だろう。なお、研究者というのは、鵜の目鷹の目で変わった現象が起きてないか探しているものなので、ゲルマニウムプリズムを使ってちょっとでも普通と変わったことが起きれば、大喜びして「新現象発見」と名乗りを上げるに違いない。それをネタに研究費だって申請するだろう。残念なことに、現実には健康グッズで言われている方向では何も見つかっていないのだけど。
「ゲルマニウムを、腐食性のない材料(電解質水溶液、高分子やタンパク質の水溶液、生物の組織など)に接触させたら、健康グッズの説明に出てくるような現象が起きますか」という問いの答えはNoである。
ゲルマニウムが電子を出して人間の体に作用する、といった主張とぶつかることになるのは、これまでに世界中で行われたATRプリズムによる赤外分光測定の結果である。なぜ、人体に触れると電子を与える(電流を流す?)はずのゲルマニウムが普通の試料の測定では何の効果も示さないのかをきちんと説明してくれない限り、ゲルマニウムブレスレットのふれこみを受け入れるわけにはいかない。
「科学的に考える」ためには、新しく提案された証拠の内容と、それが、従来知られている知識をどこまで支持するかあるいは否定するのかを検討することが第一歩である。ゲルマニウムでは、それを人体のような「水を含んだ高分子」に接触させた場合、電子を与えていることが直接観測されていないにもかかわらず、そういう現象があるとされている。一方、ATR測定では、ゲルマニウムプリズムが電子を出せば試料が変化して測定にひっかかるはずだが、そんな現象はこれまでに見つかっていない。電子の移動を測るには、電流を測るか物質の化学変化で見るかが普通行われている方法だから、これまでのところATRの結果の方が圧倒的に確からしいことになる。ゲルマニウムを使ったアクセサリーは、肝心の拠って立つ自然現象に根拠が無い状態で広まっているといえる。
以上が、接触させても無意味だろうと判断した理由である。
ゲルマニウムに限らず、「これまでに知られている事実と真っ向からぶつかる主張があったとき、その主張の根拠は、これまでに知られている事実を軒並み否定するだけの内容があるか?」ということに注意しなければならない。主張する人は往々にして科学っぽい説明をしているが、本人が気付いていないだけで、説明の内容が、これまでに知られている事実の広範囲な否定になっていることがある。この場合は、よほどの証拠がない限り、受け入れられないし、検討もされないだろう。
経口摂取は別に考えなければならないが、「健康食品」の安全性・有害性情報によると、経口摂取は、有機ゲルマニウム・無機ゲルマニウムともに避けたほうが良さそうである。安全性がはっきりせず、効果がある場合は生死に関わる副作用とセットで、しかも他に有効であるという証拠がないものを、健康法としてわざわざ利用する必要がどこにあるのかが謎である。
posted at 2006/12/27 21:04:27
lastupdate at 2006/12/27 21:25:43
便乗商品が大量に出てくる光景はすごいな。と思います。
マイナスイオンでも健康から燃費向上まで
すべてですね。
ゲルマニウム商品が流行ったきっかけはなんだろうと
見るとテレビで占い師が推奨したからのようで
:製品はそれ以前からあるのでしょうが
芸能人やスポーツ選手も広告によくでていますね。
オカルト界 芸能界 スポーツ界 科学界(ニセ)からの
宣伝文句が並ぶというなんか商品ですね。
流行るとそれはおかしいと言えない空気ができてしまう
ことの怖さも感じます。
科学無知な私などが専門家に望むことは
一言いいのでこんなことは聞いたことは無い
とかこれは無いと思うとか程度でいいでもいいですので
言ってもらうことです。
そうすることで結論はでないにしても素人でも
なんだろうと考えるきっかけになる場合もあるかと思います。
毎日FT-IRを使ってますし、IRスペクトルを見てます。ATRも使います。ただ、経験上微量な変化がわかるほどFT-IRは感度がよく無いような気がしますが。
と、ここまで書いて気が付きました。
企業でやってるような分析のやり方と違って、
大学の研究室ではものすごい時間の積算を
やってるってことでしょうか?
確かに、測定原理から来る感度の限界なんて感じるほど
積算して無いですね。
なんか一人で納得してしまいましたが合ってます?
赤外の感度がそれなりなのは知っていますが、
・一番影響しそうな表面附近だけを選択的に見ている
・ちょっとずつの変化であっても、長時間セルに入れておけば変わってしまうことが考えられるが、そういう報告もない。
ということです。あと、ものすごい時間の積算をやる人も中にはいます。そういうのも含めて出てこないということです。
試料の中には、色素が入っていたりするものもあるでしょうから、もし電子云々が本当なら「ゲルマニウムセルに入れて測定した時だけ、赤外は変わらないけど試料の色が変わる」なんてことが起こりそうですよね。一般に赤外による検出よりは色素の変化の方が敏感なことが多いでしょうが、そういったものも含めて無いとうことです。
素人が判断する場合です。
専門家の方には健康にならないと
はっきりいえるのならそういっていただいたほうが
もちろんそのほうがいいです。
元電器屋的感覚からいうと32℃くらいで熱電子を放出するようだと
ゲルマニウムダイオードは、ラジオの検波素子としては、もっとも適さないですね。
検波素子がノイズを乗せちゃいかんでしょ。
ゲルマニウムのアクセサリーをからだに着ける、と聞いたときに
「体で電波受信して、ダイオードで検波して、人間鉱石ラジオ?」
と思ってしまったもんで。
それならば、
「ゲルマニウムのアクセサリーを身につけるようになってから、いつも天の声が聞こえるようになりました」(実は人間鉱石ラジオになっている)なら、よいのでしょうか?それはそれで「アブない人」のレッテルを貼られそうではありますが^^;)。
ゲルマニウムが32℃程度で電子を軌道外に放出するようなほど弱い電子束縛であったら、ゲルマニウムが赤外透過材料で無くなってしまうという事に思い当たるなら、赤外分光器の感度が低いレベルの話では無いわけです。つまり、ゲルマニウムプリズムはATRのプリズムとして使い物にならなくなります。
赤外分光をおやりなら、その方法をよく知らない人から「金属中に入っている有機物の赤外スペクトルをとれないか」という相談を受けられたこともあるかもしれません。金属表面の有機物なら測定出来ますが、金属中の有機物は測定出来ませんね。なぜなら、金属が赤外光を反射してしまい有機物まで光が届かないからです。では、なぜ金属は光を反射するのでしょう。それは金属結合による比較的自由な電子に表面が覆われており、光か当たると電子がそのエネルギーを得て高い軌道に飛び上がり、その後元の軌道に戻る際に同じ波長の光を放射するという現象が起こるからです。これがいわゆる金属光沢の起こる理屈です。ゲルマニウムの電子は金属の表面の電子よりもっと束縛の強い状態にあります。しかし、可視域の光では上の軌道に飛び上がる事ができますから、同じように反射が起こり、金属光沢をもちます。しかし赤外域では電子が上の軌道に飛び上がるだけのエネルギーを与えられませんから反射は起こらずゲルマニウムは赤外透過材料となるわけです。つまり、ゲルマニウムが赤外透過材料として振る舞うという現象そのものが、ゲルマニウムの電子が金属などの導体に比べて強く束縛されているという証拠なのです。
もしも、ゲルマニウムが32℃程度で金属などの比較的自由な電子を持つ材料においてすら起こらない電子放出が起こるとするなら、ゲルマニウムの電子は金属よりも弱い束縛状態にあるという結論となり赤外透過材料であるという事実と真っ向から衝突してしまうわけですね。
確かに仰るとおり赤外線透過の方から議論するとよくわかりますね。
近日中に、まとめページを書こうかと思っているので、この議論も使わせてください。
>近日中に、まとめページを書こうかと思っているので、この議論も使わせてください。
どうぞお使いください。ただ、もともとの「半導体」という部分になんだか変な期待が有りすぎるんですよね。「何々は特殊な性質を持つ」と言うとき、全てが特殊な訳ではなくて、注目しているある性質が「特殊」であるわけです。
例えば「柘植は法律や歴史に詳しい研究者にしては変わった奴だ」と言うとき、確かにその部分に注目すると「変わった奴」ではありますが、だからといって「変わった奴だからラテン語もできるだろう」とはなりません。私は英語すら大の苦手です。「変わった奴だから高等数学もできるだろう」も成り立ちませんね。さらには、その「研究者にしては」の特殊部分も研究者だから特殊なのであって、プロの法律家をしのいだり歴史家をしのぐ訳ではありませんね。そういう当然の「特殊さ」の概念が壊れている訳です。
「半導体」というのは「絶縁物」と「導体」の中間の性質を持つので、その部分に着目すると「特殊」です。しかし特殊なのは「特定の条件下で絶縁体になったり導体になったりする」という事であって、何らかの条件で導体となったからといって、金属などが普通に持っている導電体としての性質を越えるものではない訳です。
何となく、練金術の時代の水銀の扱いを思い出してしまうわけです。融点が低く、室温で液体の金属である水銀は、その部分に関すると特殊です。金などと合金を作りやすく、できた合金が柔らかいのも特徴ですね。また沸点も低いのでペースト状になった合金を仏像に塗りつけて加熱すると蒸発して金ぴかの仏像になったりします。そのように特殊だから、「鉛を金に変える力がある」と思った人もいた訳ですが、単に融点沸点が低いというだけの話ですから、鉛を金に変える力は無いわけです。
>科学は宗教に似たところがあります。それはある種の理論体系であり、それを構築するのがあくまでも人間の行うことだからです。
この考え方は間違っています。このような表現で科学と宗教をわざとに曖昧に取り扱うのはやめましょう。
科学は、他人による検証を許すという点で、宗教とは決定的に異なっています。
最近まで僕の話にレスがついていると気づきませんでした。
2ヶ月遅れですが、ありがとうございます。
非常に良く分かりました。
しかし、微妙なのは何を根拠に32℃の話がでているかという点です。暇なときにぐぐってみます。
効果を云々するのであれば、エビデンスを示すべきです。
有名大学云々を持ち出したり、海外を持ち出しても、何の意味もありません。
人名なのか、会社名なのか?意味不明です。
実験でしょっちゅう使っていますが何か?
確かに、赤外線吸収を測定するためのプリズムとして大変に役立つという効果ならありますね。
なんていうか、工業地帯の火事で、一つの機械工場が燃え始めただけなら、消火は単純なのだけど、側の化学工場に燃え移り、その側のマグネシウム工場も燃え上がったりすると、消火は極端に難しくなります。
ゲルマニウムというのは、そういう状況にちょっと似ている訳です。簡単に分類しても「有機ゲルマニウム系健康食品」と「温浴系ゲルマニウム」と「指圧(ピップエレキバン)系ゲルマニウム」と「マイナスイオンを出す装身具系ゲルマニウム」が一斉に「ゲルマニウムは身体良い」と唱えている訳です。全て根拠の曖昧な話なのですが、その馬鹿げた理屈ですら全てが違うことを言っている訳ですね。ところが、あっちでもゲルマニウム、こっちでもゲルマニウムとなるので、世の中に「ゲルマニウムは身体に良いらしい」という概念が蔓延するという構図です。
つくづく思うのは「ニセ科学は蔓延の前に手を打たなくてはならなかったな」という事です。マイナスイオンというニセ科学的なものが蔓延することで、「マイナスイオンを出し続けます」というゲルマニウム装身具というニセ科学の蔓延が食い止めにくくなっている訳ですね。これが縦系列の蔓延要素とすると、ゲルマニウムに刺激されて「温浴系」やら「指圧系」やら「健康食品系」のニセ科学が一斉に蔓延を始める訳です。
まあ、嘆いても仕方ないので、一つずつ鎮圧していくしか無いのでしょうけどね。気が重いです。