VanaHに措置命令
Posted on 12月 20th, 2012 by apj
飲料水・VanaH、「国連が評価」とウソ広告
ミネラルウオーターを製造販売する「VanaH」(山梨県富士吉田市)が、「国連から高い評価を受けた」などとうその表示をしたとして、消費者庁は20日、景品表示法違反(優良誤認)で再発防止などを求める措置命令を出した。
同庁によると、マルチ商法(連鎖販売取引)を行う同社は、会員向けのお知らせ文書で「世界で初めて『国連認定証』を取得」「国連のロゴマークの使用許可を得た」などと表示して飲料水「VanaH」について広告。だが、国連が品質について評価したり、ロゴマークの使用許可を出した事実はなかった。
文書は昨年10月と11月の2回、会員約6000人にファクスで送信された。昨年度の売り上げは2リットルのペットボトル(12本入り、6800円)で約62万ケースだったという。同社は「命令を厳粛に受け止め、再発防止に努める」としている。
(2012年12月20日19時18分 読売新聞)
ニセ科学宣伝に引っかからないようにするための注意事項の一つが、有名人のお墨付きは信用するな、というものです。主に、タレント、スポーツ選手、なんちゃって学者によるお墨付きを想定しているのですが、いかにも権威のありそうな名前を無断で使うというのも、お墨付きをもらった体裁を整えている、という意味でこのカテゴリーに入りそうです。
Filed under: ニセ科学
VanaHが「国連認定水」と虚偽宣伝
ペットボトル入り飲料水を「世界初国連認定証取得」などと偽って宣伝したのは景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、消費者庁は20日、山梨県富士吉田市の飲料水製造販売業「VanaH」に再発防止などを求める措置命令を出した。
消費者庁によると、同社は会員があっせんする顧客に飲料水を販売。昨年10~11月、「『世界一の水』の証である国連認定ロゴマーク入りのペットボトルを販売開始する予定」などと記載した文書を会員約6000人にファクス送信した。
国際連合(国連)は営利目的でロゴマークを使用することを禁止しており、同社に使用許可をした事実はなかった。同社は今年8月末現在、約1万4500人の会員がおり、2011年度は約42億円の売り上げがあった。「厳粛に受け止め、再発防止に努めたい」としている。(共同)
[2012年12月20日18時34分]
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20121220-1062155.html
飲料水販売で国連認証と宣伝 消費者庁、業者に再発防止命令
2012/12/20 21:35
「国連認定証を取得」などと事実と異なる宣伝をして飲料水を販売したのは景品表示法違反(優良誤認)にあたるとして、消費者庁は20日、飲料水を製造販売する「VanaH」(山梨県富士吉田市)に対し、再発防止などを求める措置命令を出した。同社は「厳粛に受け止め再発防止に努める」とコメントを出した。
消費者庁によると、同社は2011年10~11月、会員向けにファクスで「世界初めての国連認定証を取得」「世界一の水の証」などと宣伝。だが、同庁が調べたところ、国連が認定証を出した事実はなかった。
同社は全国に約1万4500人の会員を持ち、12年3月期の売上高は42億円。会員は新たな顧客をVanaHに紹介すると手数料が得られる仕組みになっているという。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2002Y_Q2A221C1CR8000/
飲料水・VanaH、「国連が評価」とウソ広告
ミネラルウオーターを製造販売する「VanaH」(山梨県富士吉田市)が、「国連から高い評価を受けた」などとうその表示をしたとして、消費者庁は20日、景品表示法違反(優良誤認)で再発防止などを求める措置命令を出した。
同庁によると、マルチ商法(連鎖販売取引)を行う同社は、会員向けのお知らせ文書で「世界で初めて『国連認定証』を取得」「国連のロゴマークの使用許可を得た」などと表示して飲料水「VanaH」について広告。だが、国連が品質について評価したり、ロゴマークの使用許可を出した事実はなかった。
文書は昨年10月と11月の2回、会員約6000人にファクスで送信された。昨年度の売り上げは2リットルのペットボトル(12本入り、6800円)で約62万ケースだったという。同社は「命令を厳粛に受け止め、再発防止に努める」としている。
(2012年12月20日19時18分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121220-OYT1T01070.htm?from=ylist
「国連認証の水」は虚偽 「VanaH」に表示中止命令
ミネラルウオーターの製造販売会社「VanaH(バナエイチ)」(山梨県富士吉田市)が、飲料水の宣伝で「国連認定証取得」などと虚偽の表示をしたとして、消費者庁は20日、景品表示法違反(優良誤認)で同社に対し、表示をやめるよう命じた。
消費者庁によると、同社は昨年10月末と11月8日、飲料水を購入している会員約6千人にファクスで飲料水の宣伝を送り、「世界で初めての『国連認定証』を取得致しました!」「世界で1社しか使用できない国連認定ロゴマーク」などと表示した。ところがこうした事実はなく、国連が営利目的で商品の認定をすることはないという。国連は、勝手に名前やロゴマークを商品やサービスに使う業者がいるとして昨年8月に注意を呼びかけていた。
同社は多くのイベントでスポンサーになり、消費者庁によると昨年度の売り上げは約42億3500万円。会員は8月時点で1万4582人で、一般顧客に会員が商品をあっせんすることもあるという。調査に対し「認証を受けた中国の機関を国連と関係があると間違えた」と弁明したという。
同社は「厳粛に受け止め、再発防止に努めます」とコメントした。
http://www.asahi.com/national/update/1220/TKY201212200794.html
VanaH社が表示したのが2011年10月と11月ですが、その前に、国連広報センターから、「詐欺にご注意下さい!」という注意喚起が出ています。
http://unic.or.jp/unic/news/2394/
下品な例えですが、交番の前で立ち小便するようなもので、中止命令が出て当然ですね。
今でも、トップページからリンクしているくらいですから、当時もトップにあったと思います。
思いつきで名を騙るにしても、相手のホームページを確認するくらい、手を抜かなければ、気づいたでしょうに。
まさか、その注意喚起を見て、手口を思いついたとか、……。