Babel 1.6 HowTo:分子構造記述ファイルコンバータの移植
ダウンロードのご案内
まだ移植途中でもあり、未完成部分もあるが、基本機能についてはだいぶ動くようになってきたので、ソースごと公開する。以下の注意事項を守っていただきたい。
- プログラムの著作権は、アリゾナ大のPat Walters and Matt Stahlにある。また、Mac版を作るにあたって私が新たに書いた部分の著作権は私にある。
- README.1STを読む限り、作者はかなりフランクに元のプログラムを公開してくれている。Mac版の公開について問い合わしのメールを出したが今のところ返事がきていない。Copyright (C) 1992-1996となっているので、今はそんなに頻繁にメンテナンスをしていないのかもしれない。そこで、私は、あくまでも「元のプログラムをどのようにしてMacで動かすかという情報を公開する」という立場で、改造した元ソース、私が書き下ろした部分、およびそのプロジェクトファイルを公開する。もし、元の作者から何らかのクレームが付いた場合は公開を取りやめることがある。
- babelの配布サイトの本家は、アリゾナ大から移動しているようです。97年の5月頃にMacBabelがPowerMacで動作しないと連絡してみたところ、pwalters@portal.vpharm.comからPowerMacで動作するMacBabel1.3が送られてきたとのことです。また、www..vpharm.comにはbabelは見あたらないとのことでした。
(情報をありがとうございました。>立花@都立大 様)
- 変換プログラムのうち、元のプログラムに関する問題はbabel@mercury.aichem.arizona.eduあてに問い合わせること(この記述は元ファイルのReadmeに従って書いています。実は私もメールを送ったのですがエラーで戻ってきました。どうしたらいいんだろう)。Mac版にしたことによって生じた不具合の問い合わせは私宛にすること。Mac版特有の問題について原作者に問い合わせても対応できない。
- プログラムを展開したら、まずREADME.1STを読むこと。
- もし、利用していて不具合があった場合は、不具合を起こした分子構造のファイルを、その形式および行った操作とともにメールで私宛に送ってほしい。可能な限り対応する。多数の形式のファイルについてすべての組み合わせを試すことは私の環境ではできない(それぞれの形式のファイルを作るツールと読み込むツールが必要だから)。
- 再配布は自由とする。
- 開発環境はCodeWarrior Pro3である。アプリケーションはPPC debugバージョンのみが含まれている。OS version 7以降で動作する。もちろん再コンパイルもソースの修正も自由である。debugバージョンは、実行コード中にデバッガにかけるための情報が埋め込まれているため、少しサイズが大きくなっているが、プログラムは普通に使用できる。
- このプログラムは私がすぐに使いたいから移植作業をしたので、Macプログラムの作法に反していたり、確信犯で手抜きして美しくない部分があったりする。このプログラムのソースを見て、私のプログラムの技術を推測する事を禁止する(^^)。
- 現在のバージョンでは、*.lisファイルおよび*.hdrファイルは、アプリケーションと同じフォルダに置く必要がある。
- 移植に際して、Codewarrior MLの皆様やK仲川さんのウェブページのお世話になった。ここにお礼申し上げる。
利用法方
ファイルを1つ変換する場合
- Babelのアイコンをダブルクリックする。
- Fileメニューからopenを選ぶ。変換したいファイルと形式を選んで、openボタンをクリックする。
- Save asダイアログが出るので、変換後のファイル名と形式を選んで、saveボタンをクリックする。
- オプション入力画面が出る。$itype $iname $otype $onameと表示されるので、何もオプションを使わない場合はこのままOKボタンをクリックする。
一括変換する場合
変換前のファイルはすべて単一の形式で、変換後の形式も1種類でなければならない。
- 変換したいファイルを選択し、Babelのアイコンにドラッグ&ドロップする。
- input file type と output file typeを選ぶダイアログがでるので、それぞれ適切なものを選ぶ。
- オプション入力画面が出る。$itype $iname $otype $onameと表示されるので、何もオプションを使わない場合はこのままOKボタンをクリックする。
変換後のファイルは、選んだ形式に対応した拡張子がついたファイル名になる。
オプションの入力方法について
$itype $iname $otype $onameと表示される入力画面で行う。README.1STの266行目の例
babel -ixyz myfile.xyz -renum -omopint myfile.dat "AM1 MMOK T=30000"
と同等なことをするには、
$itype $iname -renum $otype $oname "AM1 MMOK T=30000"
となる。つまり、$で始まる文字列はダイアログから選んだファイル名とファイル形式に実行時に置き換えられるので、$で始まる文字列以外の場所に、README.1STの例のようにキーワードを挿入する。
もし、プログラムで、ここをなおした方がいいとかもっとうまい方法があるとか、気づいた方は私にメールでお教えください。
なお、Fileメニューの下のOption...は、上記のようにかならず変換前にオプション入力画面が出るようにしたためいらなくなってしまった。次回改訂時には、ここをpreferenceか何かにして、*.hdrファイルの位置などを設定できるようにするつもりである。
1999/09/18バージョン(約1MB)
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