計測では、A/Dボードを使う場合と、計測用の標準インターフェースであるGP-IB(IEEE-488)を使う場合がある。実験で使う計測器は、標準またはオプションでGP-IBがつくことが多く、これを利用すると簡単に計測器からコンピュータにデータを取り込むことができる。
Mac用のGP-IBインターフェースを入手するとしたらおすすめはここ。他にやっているメーカーがあるかどうか私は知らないので、もし知っている人がいたら教えてほしい。Nu-BUS用、PCI-BUS用、SCSIを介してGPIBで接続するアダプタなどラインナップが豊富である。各種A/D、D/Aボードも取り扱っている。
連絡先は、日本ナショナルインスツルメンツ株式会社
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ここの、PCI-GPIBインターフェースボードを借りて、プログラムの移植などをやったことがあるので、PCI-GPIBについて説明をする。1998年の秋頃に電話できいたところ、Mac版はこれからもサポートしていくし、デバイスなどもOSのバージョンにあわせてバージョンアップしていくとのことだった。ドライバの最新版は、USAの本社のウェブページからダウンロードできる。
ナショナルインスツルメンツ社の製品情報をウェブで検索するとよい。各種のインターフェースカードやソフトウェアを取り扱っている。オンラインでも注文できるが、大学からの注文の場合はディスカウントがあるので営業を通すとよい。1998年の最初に、製造中止になってしまった。NIよりも少し安かったので、私は最初こちらを購入し、仲間にも勧めていたら、製造中止である。正直言ってあわてた。ドライバのバージョンも上がらないということで、この先いつまで使えるんだろうかと不安である。日本の代理店は東陽テクニカだった。ドライバについては、OS8以降も問題なく使えるようである。ユーザが各自の判断でOSのバージョンを上げて試しているが、今の所問題はない(1988年秋の話)そうだ。私の所でもすでにOS8で動かしてみたがちゃんと動いている。
GW InstrumentsとIOTechのものは、外見が多少違うだけでほとんど同じ製品のはずである。GW InstrumentsのはIOTechのOEMのものである。ある時期からOEMを止めて、IOTechのロゴをつけて販売されていた。
私が使っていたのは、SCSIとGPIBを中継するタイプのインターフェース(MacADIOS488s, MacSCSI488)である。購入時はMacの方がまだNuBUSだったので、MacがBUS回りを変更してもSCSIは標準規格なのでもう少し長持ちするだろうと考えて、ボードより少し高かったがこれにした。その判断は正しくて、PCI Macでも問題なく使えるのだが、今度はAppleがMacからSCSIを外しつつあるようである。