水商売ウォッチング
アルカリイオン水・還元水・強電解水
電解水は水の電気分解を行うことによってできたpHの異なる水のことである。酸性の強いものは殺菌に、アルカリ性の強いものは洗浄用に用いられている。弱アルカリのものは飲用や調理用、弱酸性のものはスキンケア用としてそれぞれ用いられている。電解質を添加して電気分解すると強酸(アルカリ)性の水をつくることができる。電解質があまり存在しない状態で電気分解すると弱酸(アルカリ)性の水をつくることができる。
強酸性水で医療器具などを滅菌すると院内感染を防ぐ効果があるので、医療への応用を目的として積極的に研究・開発が進んでいる。効果をもたらす物質は次亜塩素酸であることがわかっている。水処理の結果が簡単に何らかの測定値として得られて、効果に再現性があるようなときは、説明するための原理を無理矢理考えなくても済むということらしい。強酸性水の説明で変な話がでてくることはほとんどない。
その一方で、混乱の極みなのが、効果の定量評価と関与している科学種がはっきりしない還元電解水で、諸説入り乱れている。最近になって動物実験や臨床試験が始まっているので、その結果を見守っていきたい。
なお、還元電解水の活性酸素消去効果について、直接測定があったら情報をお寄せください。「活性酸素・フリーラジカルのすべて」という本には、活性酸素の測定はESRや分光測定を使うとされており、酸化還元電位の測定は全く出ていません。ESRや分光測定で消去効果が確認されたら(分析化学者を納得させるだけの精度で測定ができたら)、はっきりすると思います。そのような実験結果をご存じでしたらお教え下さい。電解した水と、圧力をかけて単に水素ガスを溶かした水で差があるかどうかがわかるとなおいいです。
- 電解水のホームページ
- 日本インテック通商
酸化電位水、アルカリ、酸性イオン水生成器の紹介。
しかしこのページはとても重くてじっくり見る気にならない。Java使ってるらしいが。私の環境(MacOSJ1-8.1, Netscape Navigator
4.04)がいけないのだろうか。
- ノフィル
アルカリイオン水、強酸性水等の電解水生成装置の開発請負と家庭用アルカリイオン水、強酸性水生成器の販売。これ以外にも、シャワー用の塩素を除去するフィルターや、スキンケア用の洗浄剤などを販売している。
- よつ葉サービス
強電解水生成装置の販売をしている。なぜ効くかについての詳しい説明はない。
コメントを書くためにアクセスしてみたら、「現在 1999年 3月10日 2時23分です。 そろそろ寝ないと...お肌に悪いです。」と表示されてしまった^^;)。informationを見ると、「機能水生成器紹介」があってクリックすると製品カタログを見ることができる。しかし、その下の「機能水関連ページ」は404
not foundで、どうやらリンクが切れている模様。
- グリーンアメニティー
- コスミックスター
家庭用アルカリイオン水成水器「アクアバイオレット」の販売。装置のウリは、水の電気分解を行った後、電極を自動的に洗浄することで、電極の寿命を延ばし効率よくアルカリイオン水を作るというところにあるらしい。
- サンスイ守谷
- スタータック 株式会社
強酸性水生成装置とアルカリイオン水生成装置の製造販売。試薬付きで強酸性水そのものの販売もしている。
- 日本インテック通商
アルカリ&酸性イオン水生成器」の紹介。
トップページの画像をクリックしても、何も見れない。私の環境がいけないのだろうか。htmlファイルをダウンロードして覗いてみたら、会社概要はannai.htmに、アルカリ&酸性イオン水生成器についてはarukari.htmに、酸化電位水生成機についてはkyoudenkai.htmに、カートリッジについてはranning.htmに書いてあることがわかった。
- ハット・リック
アルカリイオン水をつくるアクアプラザコーポレーション社のレンタル整水器の紹介。浄水器も組み込まれている。しかし販売はしていなくて、レンタルのみである。
- 水の舞普及会
(2000/10/17)コメント追加。
- (株)環境還元研究所
第7回機能水シンポジウム 2000東京大会の講演予稿集。特にセッション初日の「アルカリイオン水の臨床試験」と、「アルカリイオン水の物理化学的性質」は押さえておく必要がある。他の動物実験も、水道水との差が出ているようである。電解水の機能についてはいろいろ言われているが、最終的な効果判定のためには、この臨床試験のようなことをきちんと行わなければならない。また、学会発表だけでは十分ではないので、論文発表を待ちましょう。
電解水資料室
電解水製造装置や宣伝の基準に関する資料を収集する。企業の宣伝は除外。宣伝に登場するお役所の通達を集めているので,ご協力ください。あと,臨床試験の結果や,その他1次資料となる論文を収集してみる。
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