これは、私の学位取得にまつわるお話です。理系では博士号は大学に就職するための免許証のような扱いで、これがないとたとえ助手として就職しても昇進が難しかったりします。また博士号をとると、国立の研究機関へ就職するのに国家1種を受けなくてもよくなります。もっとも公務員の人員削減のおかげで最近は国研にもなかなか入れないので、あんまりメリットはないんですけど。(え、断られてるのは私だけ?;_;)
さて、私も研究を続けたいと思ったので学位を取ることにしました。少し違う技術を身につけたかったので、違う分野の研究室へ行ったのですが、前任者の修士の学生が手をつけていた研究の継続をさせられたあげく、テーマ設定自体の見込み違いで2年半で研究が潰れてしまいました。一応世間にはそれなりに名の通った大学の、これまたマスコミ対策と営業をうまくやったこともあって名前の売れている研究所の研究室へ行ったのですが、まあ何というか........しんどい目にあいました。
で、企画だけは温めていたのだけれど、研究が忙しくてなかなか書く時間もなくて放っておいたら、いきなりこの時の指導教官である軽部教授がサンデー毎日に3週連続スクープされてるし、内容を見てるとどうも私の思ってることとも違うし...ってんで、私の目から見た軽部研ということで、急遽書くことにしました。文章の責任はすべて私にあります。また、登場人物は基本的に実名で書き、書いたことに対する責任は私個人が全て負うものとします。
まあ、私も別分野でそれなりに成果があがってきたので、そろそろ過去の総括をしても良いかなと思っていた頃でもあります。というか、そうなるまでは何を書いても罵倒にしかならないだろうと思って自制していた面も多分にあります。
第0章 |
何か話が違うんだけど |
第1章 |
研究の動機って一体? |
第2章 |
とにかくやってみないことには..... |
第3章 |
再現性と選択性が問題だ |
第4章 |
どうやって撤退するか? |
第5章 |
システムの問題 |
第6章 |
さあ、テーマを変更だ!でもあと1年しかないぞ |
第7章 |
多分、一番長かった一日 |
第8章 |
本審査 |
第9章 |
その後の軽部研(と私) |
第10章 |
軽部研の移転 |
このタイトルは本家の「会社つぶれてしもたがな」の作者に了解を得ております
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All About Japanというサイトの、【社会人のための大学・大学院選び】のところの、【大学院の実態】からリンクを貼られています。
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